Till Eternity

どこよりも遅く、どこよりも曖昧に・・・・

第104回選手権大会 三日目

 まだ二日目ですが、今年は東北勢が強いですね。三戦三勝、勝率10割。関東は二戦二敗で近畿も一勝一敗だけに際立ちます。このまま旋風を巻き起こしてほしいものです。

 因みに昨日快勝した鶴岡東をヒール認定するか微妙なのですよね。山形は一時期県が特別に予算を組んで少年野球強化をしていたぐらいで、指導者も県外から積極的に受け入れてもいましたね、四半世紀も前の話ですが。そうなると当然選手もついて来るわけで、なので酒田南なんかも個人的にはヒール認定はしていなかったのです。

 ただ結局思ったような結果は出ないまま有耶無耶に・・・・。そしたらあくまでも純血を貫いたお隣の秋田の金足が、四年前にまた奇跡を起こしてしまったので、たぶん山形の関係者たちはあのお祭り騒ぎをとても正視できないだろうな、そんな風に思ったものです、ええ。

 まぁ私はと言えば、当時違った意味で歯噛みしていたのですけどね。それは遠藤が秋田に残っていれば、と。少なくとも吉田があそこまで疲労困憊することはなかったでしょうし、バッティングは一つ下ですが、それでもあの面子の中でも抜けてたと思う。だから大阪桐蔭ともう少しマシな第100回の決勝戦ができたのではないかと。恐らく金足農野球部OBのお父さんも同じ思いだったろうな・・・・。

 話は山形から秋田に大きくそれてしまいましたが、昨日の一試合三発は県勢初だそうです、

hochi.news

 課題であったパワーもついたのでしょう。きっと佐竹さんも目を細めておられると思います。あっ、勘違いがあるかもしれないので断っておきますが、佐竹さんはまだまだお元気にされていると思いますよ、ええ。

 というわけで、鶴岡東は地元の選手がほとんどいませんがヒール認定はしません。八戸学院光星も同様です。

 

 でっ、昨日も予想を二つも落としました。ちょっと本気出しますわ。一応目利きを自認しているだけに、これでは沽券に関わります。いやまじで気合い入れ直します。

 

□ 海星-日本文理

 田中は大会NO.1投手ではないでしょうか? というわけで海星にハンディ1

 

□ 天理-山梨学院

 吉田マジックに期待!

 天理にハンディ1

 

敦賀気比高岡商

 どう考えても高岡にハンディ5

 

興南市船

 ここは難しいが、あえて興南にハンディ1

第104回選手権大会 二日目

 

 いきなり二試合外しましたが気分は良いっすな。ヒール校が初日で二校も姿を消すなんて幸先良いことこの上ない。上出来です。

 日大三島の永田監督は、所謂上がりのポジと言われていたU18の監督をやらせてもらえるほど高野連との関係は良好だったのに、そのムラとの関係を断ち切るかのように静岡へ。そう簡単に結果は出ないと踏んでいましたが、早速甲子園に出てくるあたりは流石。しかしこの春夏連続での初戦負けは痛い・・・・。

 思ったほど兵庫のボーイズやシニアの子が静岡までついてはいかなかった、という話もあるようです。元々大阪ほど強くないしね、軟式も盛んだし。

 正直永田氏については良い評判は聞いたことありません。そのあたりは鍛治舎に似てる。就任早々頭髪を自由にさせたあたりも一緒。外向けのアピールは上手い。でもそれだけ。だから日大三島は”乙類のヒール校”とさせていただいていたのですが、早々に消えてくれてやれやれですわ。

 ヒール校の分類については下記の記事を参照願います。

tilleternity.hatenablog.jp

 

 三試合目は良いゲームでした。こんな試合は少なくとも去年はなかった。だから三年ぶりです、文字通り試合に見惚れたのは。

 敗れた京都国際はその校歌からも判る通り、”甲類のヒール校”。とはいうものの大阪桐蔭の対抗馬として挙げられる文字通りの実力校。それをここのところレベルの上がり続ける岩手県勢が、少ないチャンスを確実に物にしてサヨナラで仕留めました。言うことなし!

 今年優勝校の発表をまだやっていないのですが、正直大阪桐蔭に勝てるチームって、まったく見当たらないので、やるだけ無駄な気がするのですよね・・・・・。

 弱点がないわけではないのですが、それを確実に突けるチームなんてないよ。浦和学院と二回戦で当たればあるかも、と思ってましたが、聖望に化ける始末。今年は優勝校予想はやるだけ無駄!

 

 というわけで、今日の予想。

創志学園八戸学院光星

 よく似たチーム。八戸にハンディ2

愛工大名電-星稜

 去年も騙されたし、名電にハンディ1

鶴岡東-盈進

 どっちが勝っても大会に影響はないので、盈進にハンディ1

近江-鳴門

 今や大会一のベビーフェースとなった近江。実力は互角も鳴門にハンディ1

祝 第104回選手権大会開幕!

 今年も夏の甲子園が始まる。

 コロナ第七波や大幅なチケット代の値上げもあって結構ケチがついた感もあるが、それでもなんだかんだ言って胸躍る日々になりそうな気配だ。それは大会前についても同様で、この時期だけは嫌な仕事もそれなりにサクサクとこなせるような気がする。仕上げた仕事の質は知らんけど、そんなこのー週間だった。
 これまでも高校野球についてはここであれこれ書いた。読み返してみると、私は高校野球において、どうも監督に興味があるようだ、というのが判る。今更ながら自分のことを分析しても仕方がないのだけど、選手や勝敗やその予想よりも、この時期監督たちのことがどうにも気になるのだ。それについてはこのあたりを読み返してもらえればご理解いただけるだろうか。お暇な方はぜひどうぞ。

tilleternity.hatenablog.jp

tilleternity.hatenablog.jp

tilleternity.hatenablog.jp

tilleternity.hatenablog.jp

tilleternity.hatenablog.jp

 

 これまで故原貢氏を皮切りに、明徳馬淵、元智弁和歌山高島、二松市原、近江多賀などなど、錚々たる面々をかなりイジってきました。 あっ、故蔦さんも書いたかな。
 なぜ彼らについて書くのか? そう問われると上手くは答えられないが、書かざるをえないから、と開き直ろう。白状すると、どうしようもなく私は彼らに惹かれるのだ・・・・。
 ではどこに惹かれるのだろう? おそらくそれは彼らが野球しかできない男たちだからだ。
 ひたすら甲子園を目指し、人生を賭して毎年懲りもせず戦う彼らにとって、甲子園は聖地でありエベレストであり大海でもある、と同時に麻薬なのだ、きっと。
 大阪や神奈川のような激戦区なら、ベスト4に入っただけでも立派、甲子園に出たも同然、よくやった、そんな言葉を掛けたとしても、それが労いになるはずなどなく、彼らの胸に響くこともない。彼らの目指すところは至極簡単、甲子園以外にはないのだ。
 なぜ甲子園にそこまで拘るのか? きっと100人いれば100種類の理由があるのだろう、多分どれも大したことないのだけど。
 私に言わせれば、まるでそれは律義にも、産まれた川に舞い戻ろうとする鮭のようで、好きなように海原を泳ぎ回っておけば良いものを、わざわざ戻ってきてそれも川上を目指すという。背びれがボロボロになるまで流れに逆い、コンクリで固められた堰を飛び越え、なんとかそれらをクリアしても釣り人や熊が手薬煉引いて待っている。
 鮭の生き方においてそれしかできないように、彼らも野球しかできない。なぜそうなったかを知るのはかろうじて持ち主の本能だけ。つまりどうしようもないバカなのだ。  

 だから負けたら終わりの一発勝負が続く夏の大会は、いわばバカの品評会であり博覧会だ。そこを勝ち上がったバカどもが集う甲子園は見世物小屋かもしれない。
 毎年開会式、選手たちの行進の後、彼らバカどもも一列に並べてパレードさせたらどうか? 自らプラカードを持ってええおっさんたちが照れながらも時折嬉々として行進、というか練り歩くその姿は、まさしくチンドン屋さながらで笛や太鼓や花吹雪が似合うと思う。

 私はそんな野球しかできないバカどもが、圧倒的に野球をする姿を見たいと願う。できればその姿だけを眺めていたい、そう熱望する。甲子園で幸せそうに采配を振るう彼らの姿のなんと妬ましいことかっ!
 きっと彼らは保険なんかも適当にしか入ってないだろうから、NISAやiDecoも知らんだろう。彼らのような人たちにこそ必要にも思うのだが、そんなの甲子園に比べたらなんとちっぽけなことか。
 試合前のシートノック、最後のキャッチャーフライが気になって気もそぞろに真顔で内野ゴロを打つバカの姿を傍からニタニタ笑いながら観るのは楽しい。
 大事な場面でバント失敗した選手に向かって、うんうんと頷きながら薄っぺらい作り笑顔を浮かべ、肩をほぐせと大袈裟なゼスチャーをしてみせる選手以上に日焼けしたバカを観るたびに、「嘘つけ、本当は胸倉掴んでドヤしつけたい癖によっ!」そう問い詰めたくなる。

 プレーはしてないのにベンチに腰掛けるだけで大汗をかくバカ。その半分が冷や汗であることを私は見逃さない。
 甲子園は毎試合、そんなバカの姿で溢れている。嗚呼甲子園に行きたい、そう心底思う!


 しかし、である。近年、そのバカっぷりが足りなくなっているのも事実だ。

 初戦、敗色濃厚の九回、チャンスに主力の場面であっても、下手糞な控えの三年生を思い出代打として送らなくなったのは寂しい。

 三カ年計画だとか言って、下級生ばかりをスタメンに抜擢するのは哀しい。

 たくさんの選手の面倒を見るのは無理だと、毎年ほんの十人ほどの入部しか認めないのは、たとえ進路への配慮がそこに込められていたとしても虚しい。

 そんな時、私は声を大にして問いたい、高校野球の監督が、そんなに賢くなってどうするんだ!と。
 高校野球の監督はバカであって欲しいのだ、それも底抜けの。

 なぜなら選手の中には、そんなバカの物真似が飛び抜けて上手いのが必ずいて、練習後、部室でそれを眺めながらみんなで疲れを忘れるほど涙が出るまで大笑いする、その瞬間のためにも、監督はバカであって欲しい、そう願うばかりである。

 

 取り急ぎ初日の予想とハンディです。


日大三島国学院栃木

 国学院栃木にハンディ3

 作新戦の勝利の余韻を断ち切れないとみる。

 

明豊-樹徳

 樹徳にハンディ3

 前橋育英桐生第一健大高崎を次々になぎ倒しての凱旋も、今年の群馬のレベルに疑問・・・・。

 

京都国際-一関学院

 一関にハンディ5

 森下にとっては良いウオーミングアップになるだろう。たとえ5イニングでも。 

 

 本日は以上です。

その手が血塗られる前に(一部修正 加筆)

 三週間ぶりの更新となります。その間、更新のタイミングは何度もあったのですが叶いませんでした。お察し願います。特に安部元総理の訃報については、気持ちの整理がつくまでお時間をいただければ・・・・・。

 ただ、どうしても予てより皆さんにお伝えしたい内容がございました、本日はそちらを更新させていただきます。

 というわけで少し趣を変えて、個人的に親しくしていただいている知り合いの方から伺った話について書いてみたいと思う。

 知人A氏は、関西のとある街にある海外の主に個人向けの輸送代行会社Bに勤務しています。仕事柄、担当する商品群については、どの商品がどの国にどれぐらい輸出されているかは自然と頭に入っているとのこと。アメリカやヨーロッパはもちろん、ロシア向けのものも多く扱っており、なんでも地域による趣向の差異は商品になって明確に表れるのだそうです。 

 でっ、今年の2月、ウクライナ侵攻が勃発、日本も西側の経済制裁に与した関係でロシア向けの輸出は事実上ストップ。仕事は少し楽になったけど、そろそろ売り上げへの影響が出てくるかな、そうA氏は思い始めた・・・・。

 この流れ、恐らく皆さまに置かれましても想像に難くはないと思います。問題はここから。

 と申しますのは、制裁後、すぐに個人的に気になる動きをする商品が出てきたのだとか。仮にその商品をZとしましよう。Zは口シア向けの特定商材のなかで、もともと際立って多く感じる商品だったそうで、それはA氏だけでなく同僚の方々も一様に感じていた。

 具体的にいえば、Zは制裁前、口シアに対し毎月約3,000 台がB社から個人向けで輸出されていた。言うまでもなく制裁でそれは急転直下ゼ口に。

 ところが、である。制裁の翌週から不思議な動きが・・・・。キルギスタン、力ザフスタンから突如Zに対する発注が不自然なまでに大量に発生し始めたのだそうです。さらにオー ストラリア、力ナダからも。しかも依頼主の名前の中には中国姓らしき名前が・・・・。とどめとばかりにアメリ力からもそれまでになかった発注がくる始末。こちらのお客さまのお名前もなぜか中国姓・・・・。

 今となっては制裁前より多くの商品ZがB社を経由して、それら各国に向けて輸出されるまでになったそうです。

 この極北の当ブログにわざわざ足を運ぶ、そんな物好きで野次馬根性旺盛にして勘の良い皆さまですから、もうすでにこのお話のキナ臭さ、お察しでしょうね。つまりは商品Zが、制裁後もそれぞれの国の個人を迂回して、結果として口シアに辿り着いている、そういうことなのだろ、と。

 まあ多分そうなんでしょうね、ええ・・・・・。

 でっ、じゃあその商品Zってー体なんやねん、もったいぶらずに教えろよとなると思うので、ご紹介します、これです、

fish.shimano.com

 

 いやぁー、釣り好きの口シア人、多くて困りますわ。まあ実際、ソ連時代、何度もそこを訪れた経験から言わせていただくと、ハバロフスクアムール川はまるで海のようで、本格的な釣りを楽しむ方が多かったですね、ええ。一方、レニングラードの街を緩やかに流れるネヴァ川では、日がな釣り糸を垂らすシルバー層で賑わってましたよ、ええ、ええ・・・・・。などと呑気にボケをかますところではありません。がっ、一応ロシアにも釣り好きが多い、その事実だけは伝えておきます。

 今回の問題はそこではなくて、このZという商品、釣り具のリールらしいのですが、どういった商品であるのかってところ。詳しくはこんな感じらしいっす。

 

 

 とりわけこの部品たち、優秀そうだし、仕事しそう・・・・。

 

 これなんかまずくねぇ? というか、これ、あかんやつや・・・・。

 

 まぁ確かに、日本の製品というのは釣り具に限らず良く出来ています。完成品だけではなく、特にそれらを構成する部品の精度は世界一だとも思う。

 これは想像なのですが、巡航ミサイル等の精密兵器でロシアの技術では製作できない超硬度のギアは、クリミア併合以降、西側の輸出規制で輸入できないところに、転用可能と思われる日本の民生品を見つけ出し、個人輸入を装い密かに手に入れていたのではないか?

 そして今回の戦争が始まり、リールの個人輸入が出来なくなると、今度は一転第三国を経由して入手しているのではないか?

 実際に発送依頼する商社には、第三国を経由を示唆するメールも来るとのこと・・・・、うーんこれは怪しい。

 きっとどんな製品であってもこの国のものは、あちらさんが輸入してそれらを分解すれば、普通に兵器へ再利用できそうなもので溢れている、そういうものなのかもしれません。

 ただですよ、そうだとしても相応のお値段というものがある。たとえば車なら新車は¥200万以上するし、中古でも¥50万は下らない。空調機でも¥数十万はする。あちらのお眼鏡に適う部品が、それらからどれだけ捻出できるのかは定かではありませんが、おのずと費用対効果が問われてくるのだろうなと。ロシアも経済制裁の真っ只中でルーブルは値を崩していますし。

 ここでーつ言えること、それはこのリールの単価が約¥5万也という事実。そしてこの部品たちがいくつも文字通り重なり合うようにしてこの製品は出来上がっている・・・・。

 つまりコストパフォーマンスが良いのです、きっと。

 

 今、ロシアはウクライナの普通の人々を巻き込む攻撃を強めています。

www.sankei.com

 彼ら罪なき人々を標的にした武器に、日本で造られたものがその一部であっても、組み込まれている可能性はないだろうか・・・・?

 もしかするとわれわれは、あの忌まわしき戦争の片棒を担ごうとしていることになりはしないか・・・・・?

 今、われわれの手は血塗られようとしているのかもしれない。

 考えすぎやただの妄想でしかない、そう切り捨て杞憂で終わるのならそれで結構。

 しかし、仮にA氏や私が疑うところのウラが取れ信憑性が伴ったとして、それでさえも、「今に始まった話じゃないだろ」 そう冷静に切り返されたとする、まぁ、そこも甘んじて事実として受け止めよう。でも、それを聞き流すことはもうできない!

 亡くなったウクライナの人々の中には幼い子供もいる。一命は取り留めたが重傷を負い、手足を失った、そんな子供たちもいる。親を失った子だってたくさんいるではないか。

 われわれいい大人が、他国で起きていることとはいえ、手をこまねいて見ているだけで良いのだろうか・・・・?

 

 誤解していただきたくないのですが、この記事を通じて、ロシアの武器に転用されている、そんな可能性のある製品や企業をあぶり出し晒し物にしようというのではない。そもそも優れた完成品や部品を創ること、それこそが企業の使命だからだ。しかしそれらが実際にウクライナの人々の日常を、幕間もなく地獄絵図へと一変させる文字通り奈落の歯車の一つになっているのならどうか?

 この国も、ようやく経済安全保障について語り始めた。経済安保担当の窓口を設立する企業も増えた。経済安保とは、つまるところ、儲かればなんでもええ、ってところの正反対のものだと思うのだ。 

 恐らく今回引き合いに出した例は氷山の一角に過ぎない。手ごろな値段で、精緻で堅牢な部品が組み合わされることで成り立つ、そんな製品はこの国にはいくらでも転がっているからだ。

 それらがロシアに渡ることを止めるために、われわれにだってできることがあるはずだ。それはそういった製品や部品についての情報を持ち寄り意見を交わすこと。怪しげな動きや流れは表に出し光を当て点検し、その情報をできるだけ多くの人々の間で共有する。そして何度も検証のサイクルを回し確度を高める。それぐらいのことならできるだろう。

 そこで出された結論は速やかに企業に伝え、自らの手で公表することを促そう。販売代理店や輸送代行会社と連携していただき、怪しい流れはできるだけ川上で断つべきだ。経済安保の観点で申し上げれば、それは教科書通りの動きであり、決して公表した企業が責められるものではない。むしろ逆に製品や部品のスペックの高さを証明することになるだろう。

 今からでも遅くはない、それを始めてみようと思う。もしかするとそれがウクライナの被害を小さくすることに、そしてこの戦争を終わらせることに、ささやかながら役に立つことを祈って。

 彼らのために、きっとわれわれにだってやれることはある、そう思うのです。

ラグビーの醍醐味について

 気が付けば今年も半分が過ぎました。ここまでラグビーについて、下がる話ばっかりしてきました。一ファンとして、少し反省の意志も添えて前向きな話題をできれば良いのに、そう思うこともしばしばあります。ただ私もこういう性格ですから、ここでは計らずも日本協会や新リーグを巡って悪態をついてしまう。自分でもうんざりしています。でも提灯記事ならそこら中に転がっていますもんね。それらと競い合う気はないのです。

 そんな中去年ですか、ラグビーはスポーツベッティングを取り込むべきじゃないか、みたいなことを書いたのを思い出しました、確かこのあたり、

tilleternity.hatenablog.jp

 今年の頭にも書いてました、

tilleternity.hatenablog.jp

 というのは、今月に入ってスポーツベッティング解禁の動きが全国紙を賑わせたようなのです。

www.yomiuri.co.jp

 読売が独自で抜いて、するとすかさず産経が打ち消し・・・・。

www.sankei.com

 何だかなぁ、って感じ。まぁ電通が裏で動いているのなら嫌な予感がします。解禁に安易に踏み切れないのも判る。しかしながら個人的にはやるべきではないかと。力ジノなんかよりはよっぽど良いとも思う。
 では、仮にラグビーくじが導入されたらどうなるのでしょうか? まあネガティブな面では記事中にあるように依存症懸念など。確かにその側面が無いとは言いません。がっ、それならまずはパチンコを早く一掃するなり、会員制にするなりしろと。

 八百長の件も、表の競艇や裏の大相撲よりも、都合30人でやるラグビーは難易度か高いので、その心配は薄いでしょう。
 因みに、ヨーロッパのサッカー賭博市場は、サッカー産業の売り上げと同じ規模だそうですから、今後もW杯に向けて盛り上がること間違いなし。あやかりたいものですね。
 というわけで、もしかしたら身近な話になるかもしれないスポーツくじ。今更ながらですがどんな風にサッカーファンが楽しんでいるのか、この機会に国内も含めてチェックしたいと思っています。
 さらに突っ込んでいうと、できれば Live betting をお願いできないかと・・・・。理由はラグビーとの親和性が高いのでは、そう睨んでいるからです。

 

 

 最近サッカーの試合自体観てないので何とも言えないのですが、サッ力一とラグビーって、根っこは同じスポーツなのに、割と異質だと思うことがあります。
 上手く表現できないのですが、観る側の醍醐味を感じる部分が本質的に違う、そう感じるのですよ。
 例えばサッ力ー観戦中よく、
そこヘパス出すの?

 そんな声を耳にしたことがありませんか・・・・。
 更に辛辣になると、

俺でも出せるんだよ、そんなパス!

 といった台詞を溜め息交じりに聴いたこともあります、今は知らんけど・・・・。

 その裏には、”わかりきった” 、もしくは ”見え透いた” プレーをするな、というのがあるのではないか。
 そこで思う、おそらくはサッカーファンが望んでいるのは、

よくぞそのパス通したっ!
 とか
あの角度、スペースもなかっただろ!
 そう思わず叫んでしまう、そんなシーンではないのか。
 つまり観る側のイマジネーションを超えたプレーが飛び出した時に、ファンとして痺れるのではないかと。確かにそういうプレーを間近で観た際、サッカーの虜になる人の気持ちが判るし、ファンタジスタという言葉の意味も理解できます。恐らくバスケ、特にNBAのファンの方も同じようなところがあるのではないでしょうか。

 ラグビー場合はどちらかといえば逆。試合開始キックオフからの7、8フェーズぐらいまでなら楽勝で予想できる。大袈裟に言うのではなく、セットプレーどころかモールやラックからの数プレーについても大概は想像がつきます。
 なのでむしろ、贔屓チームのプレーでストレスを感じるケースは、
おいこら、そこ一人で行くなっ!

 とか
そんな簡単に蹴るなよ!
 など、想定外のプレーをされた場合が多い。
 実際代表の例でいえば、少し古い話にはなりますが、エディーがヘッドセットを叩きつけるケースというのは、選手が自分の思い通りのプレーをしてくれない場合ばかりでした。

 まとめると、サッカーは

俺の想像の範囲のプレーじゃダメなんだぞ!

 であり、

 ラグビーの場合は

俺の思う通りにプレーしろ!”、

 ではないか?

 そう思ってみると、ラグビーはプレーではなく、ある種演技なのかもしれない。
 たとえば7年前のブライトンの奇跡後半28分の五郎丸のトライは ”府中12内” という演目を、囮を入れれば都合11人の選手(ラインアウトでリフティングをしてた選手とフォローの山田込み)で完璧に演じ切った、そう言えるのかもしれない。
 なんかフィギュアスケートに似てないか?
「トリプルトゥループから、3回転フリップ ー 2回転ループのコンビネーションを挟んで、行けっ、トリプルアクセルっ!決まったーっ!」みたいな。

 それを15人でやろうとするから堪らん・・・・。

 改めて整理するならば、

 ”ゴールが、想像もしない展開で訪れることを楽しむのがサッカー

 ”トライを、期待した通りの流れで奪うのを待つのがラグビー

 勝敗を予想する分には違いは無いが、Live betting のように、 例えば後半最初にトライを奪うのは誰か、これが賭けの対象となるのならどうか?

 ラグビーは試合の流れの読めるスポーツ、裏を返せばそれは予測や予想と言ってもいい。特にこの国のラグビーオタどもはそういうのが好きな気がするんだよね。
 「まずはあそこでああなって、その次はこっちでこうなって、ほんでなんとか持ちこたえたら、あっちは仕方なしに蹴りよるからその次こそがチャーンス!

 花園のバックスタンド中央、近鉄ライナーズのコアなファンたちが、グラウンドを指差しながらダミ声でよくやってる会話。聞いているとまぁ外す時もあるが、結構な確率で当たる。
 ラグビーが好きになり熱心に見始めれば、やがて試合の流れが読み込めるようになる。Live betting が導入されると、花園のおっちゃんたちのように自慢げに大声で展開を語るのではなく、
・・・・来い来い・・・・」、
 小声で両手を握りしめ、ゴールポスト裏でそう呟くファンが出てくるかもしれない。それもまた一興だと思う.
 実際、先のワールドカップアイルランド戦後半、福岡の逆転トライのケース、廣瀬の解説はこうだった、

「(レメキは)囮でですね、中村亮土選手が突っ込んで、攻撃の方向を変えるっていう、ここの、いつもやってますね、はいそうですね、この後ですね、これ史(田中)が逆側行くんすね、はい、はい・・・・
 次にどんなプレーが来るのか、それを俺は知っている。否、選手も含めてこっちは判っている。まるで劇画なら矢吹丈のクロスカウンター、プロレスなら猪木の延髄斬り、K1ならフグの踵落とし、新しいところでは井上尚也のダイナマイトブ口ーのように、それが飛び出すのをファンは今か今かと待ちわびる。恐らく敵も判っているのだろう。それでも決めてくれる、決めてみせる、それこそがラグビーの醍醐味かと。
 ちょっと誉め過ぎか・・・・。フランス戦、ほどほどに期待はしておく。俺も甘いなw

嘆きの日本ラグビー

 先月ドタバタのうちに幕を閉じたラグビーLEAGUE ONE」。ここで散々綾を付けました。フアンを置き去りにし、選手は裏切られるだけだと。結局のところラグビー日本協会もチーム関係者も親会社しか見てない、とも。書いていてホント虚しくなりました。

 ですが、これってラグビーに限った話ではありません。実はプロスポーツ界ではよくあることなのです。

 たとえば一昔前のプ口野球。平成の最初の頃ですか、当時近鉄のエースだった野茂が、地元藤井寺での開幕戦、先発投手として球場にやって来て車を球場にある駐車場に停めようとしたら、係の人が両手を振って飛んできて、そこに勝手に停めるな、おまえは一体何様なんだとまさかの説教。「いや、俺、開幕投手の野茂なんだけど!」、と言ってみるも、今日は近畿日本鉄道の役員がたくさんお見えになるので、ここはその方々の専用の駐車場なんだぞ、だから停めるのは罷りならんと譲らない。野茂は怒りを通り越して、もうアホらしいやら哀しいやらで、帰らせてもらいます、って車に乗って球場を出ようとしたところを仰木監督やチームメイトが必死になって押しとどめたという、嘘のような本当のお話。

 結局、野茂はその日マウンドに上がったのでフアンを置き去りにせずに済みましたが、当時のプロ野球は「LEAGUE ONE」の現状と似たようなものだったと思ったりします。

 

 そういえば最近、Jリーグでもこんなことがありましたね。

www.kobe-np.co.jp

 神戸をサッ力一の聖地に、そのためにイニエスタ銅像を建てるのだとか。しかもクラウドファンディングって、ファンから金を集めるの・・・・・? せこっ、眩量がするわ。

 まぁ確かに神戸を聖地にしたいと思ってるファンは一定数いるのでしょうよ。百歩譲ってイニエスタ銅像のために金出すって奇特な方もいるかもしれません。でもね、一番それをしたかった輩、それはヴィッセル神戸の中の人じゃねぇの? しかも三木谷が喜びそうなことだけは率先してやる、所謂イエスマンのいかにもやりそうなこと。

 そしたら、

hochi.news

 速攻で見透かされてやんの、バ力じゃね。てめえの出世の道具として選手やフアンを利用するなっ、力スが!

 

 レッドハリケーンズヴィッセル神戸の件は、選手とファンを蔑ろ感がそっくり。先月書いたものと読み比べてみてください。

tilleternity.hatenablog.jp

 なおレッドハリケーンズについては哀しい後日談があって、地元大阪のファンが新幹線に乗って秩父宮まで行ったのだとか、しかも何十人も。そして彼らは現地で試合中止を知るというまさかのエンディング・・・・。この人たちってある意味、何周にも渡って置き去りにされてる。扱いが軽すぎ。これがファンに対する仕打ちか?

 ファンが置き去りにされ、選手が裏切られた最たるケースと言えば、15年のW杯 ブライトンの奇跡直後のトッブリーグ開幕戦。詰め掛けたファンは長蛇の列を成してチケットを買い求めるもあえなくソールドアウト。だというのに秩父宮のスタンドは何故か空席だらけ・・・・。一体裏では何が起きていたのか? 本当のところは試合を主催する協会の人間以外は判りますまい。しかし事の真相は深読みをするまでもなく恐らくこうでしょ。

 つまりは、チームの親会社が社員の名目上は福利厚生として「スポーツ友の会チケット」だかなんだか名称は忘れましたが、会員特典としてシーズン中にお好きな試合を二試合に限り観戦できる、みたいなのがあって、協会はそれらのための席を確保していたのですわ、きっと。裏を返せば、トップリーグ時代にスタンドを埋めていたのは大半が企業からの動員だったってこと。まるで都市対抗野球やで。

 しかも肝心の会員はといえば、お付き合い、もしくは半強制的に友の会に入っているので、特にラグビーなんか興味のない人ばっかりだったという。だから開幕戦だろうとプラチナチケットだろうと観に行く義理などあるわけない。更に言えば、会員費は大概の場合給与からの天引きなので、もしかするとチケットの権利を有していたことすら気付いていなかった社員もいたんじゃないか。

 空席を見た選手は激怒。田中がまた泣いたというのはもはや伝説。

www.nikkansports.com

 協会もチームも7年前の大失態から何にも学んでない。学ぼうともしない・・・・。

 そういえば稲垣がええこと言ってましたな、

friday.kodansha.co.jp

 ホンマ、協会はどうするんっすかね? フランスW杯ではーつ勝つ程度と踏んでいます。

 協会がチーム強化を怠り、選手の足ばっかり引っ張って、フアンの姿はといえば、親会社の向こうに少し見えるかな、って程度なんやろ。なんせ親会社様から頂いたお情けが彼らの固定給やからね。餌くれる人の言うことしか聞かないって、ホンマ番犬やで。

 因みにそのお情けというのは、先に述べたように社員の給与から厚生年金とか団体保険とか組合費なんかと一緒になってこっそり引き落とされているというもの、そこを見逃してはならない!

 何を言いたいかといえば、ラグビーの魅力を訴えて回ったり、球場に脚を運んでくださいと頭を下げてお願いしたり、つまり地道な営業努力を積み重ねたものでは決してないってこと。つまるところはただの”仕組み”。お金が脇に逸れてこっちに向かって流れてくる仕掛けを作ったに過ぎません。電通の大好きなやつ・・・・。そんなの商売じゃないし、稼いだものでもない! だからその 有難みを理解できないのでしょうね。

 日本ラグビー協会の面々は日本代表や新リーグからは潔く身を引いて、社会人ラグビー協会って名前を変えて、そこの主に収まった方がええと思うで。大好きな早慶明同の伝統校もそこへ持っていって管轄すれば。結局ラグビーの未来の足を引っ張っているのは既得権益なのですよ。伝統とか、過去からの堆積とか継承とか、そういうのを全部ひっくるめて ”” っていうんですわ。でもそういうのに命懸けてる中尾亘孝みたいなのがいるのも事実。だからそこに集めてしまえ。でっ、その中で対抗戦とか思う存分やればいい。きっと藤島大も大喜びするんじゃね。そこに神鋼とかも絡めば盛り上がるやろ、それなりに、俺は見ないけど。

 だいたい協会のトップにプロとしての経験の持ち主が岩淵以外いないってところがなんとも。それが、自分よりはるかにデカい海外の選手相手に体張ってるプ口選手を束ねて、その上に立とうなんて虫が良すぎるわ。それならラグビーは素人でも、プロの企業人がやった方がええ。

妄想という名の迷路

 

 関東は梅雨入りしたそうですが、大阪は何とか持ちこたえています。

そのまま、そのまま!

 心の中でそう叫んでいる私です。

 

 というわけで前回の続き。ロシアが今後この泥沼の状況から抜け出すために何をしでかすのか・・・・、そうさなぁ、おそらくはアメリカに嫌がらせをするしかないんじゃない、私がプーチンならそうする、ってなことを書きました。
 まず、アメリ力ほど味方も多いが敵も多い国はない、というのが前提としてあります。
 中東やアジアやアフリ力どころか、足元の中米にもアメリ力を嫌う国はたまさかある。特に中国に秋波を送る国などは、金に飽かしてでも根回ししてもらい根こそぎロシア指示を取り付けられれば、案外簡単に数の上ではアメリカの孤立化を図れるのではないかと思いますね。イメージ的には上手くいけば、G7のイタリアぐらいは切り離す、このあたりを最終目標にするというのはどうでしょうか?
 じゃぁそれを実現するには何をすればええのかってところが今回のお話なのですが、具体的に申し上げますれば、まず金正恩をモスクワに呼ぶ。そして次に文在寅もお招きする、うーん肩書は元大統領よりも元老とかに勝手に決めちゃえ。
 中国からは適当に序列で言えば二桁前半あたりを連れてくる。習近平はオンライン参加で十分。
 ほんでそこでプーチン朝鮮戦争終戦の一方的な宣言を画策するわけです。もちろん半島の恒久の平和のために、知らんけど。
 北朝鮮が本当に恩義に感じているのは三代前から口シアなので、金正恩はほぼ言いなりになるんじゃないっすか。
 文在寅は下手すりゃ死ぬまで冷や飯どころか、臭い飯すら喰う可能性があるので、亡命せんばかりの勢いでモスクワに飛んで行くでしょ。そもそもライフワークだし。
 役者が揃ったところですかさずプーチンはこう吠える。
極東の、そして何よりも世界の平和と安定を心より望む者として、今このモスクワで高らかに朝鮮戦争終戦を宣言する。そして同時にこうアメリカに問う、 この終戦宣言を受諾せよと!
 みたいな感じ。
 アメリ力というか、我々としてはこの物騒な時に非核化抜きの北朝鮮と韓国が手打ちするのを認めるなんてあり得んわけで、そこのところを百も承知のうえで言うわけですよ、ウクライナ攻撃の正当化を繰り返すようにね。
 ほんでこっちが口あんぐりで呆れてる隙に、更にこう畳み掛けてみる、「見ろ、平和の足並みを乱すのはいつもアメリ力なのだ!」と。どっちが善玉でどっちがヒールとかではなくて、マイクパフォーマンスしたもんが勝ちという、まさにWWEの世界。これできっとアメリカの身勝手さは世界に刷り込めるでしょう、ええ。
 その後はダメ押しとばかりに北朝鮮国営放送が、”アメリ力は屑!” だの、 ”バイデンは地獄に落ちろ!” だのと嵐の如く罵る。もちろんピンクの服着たあのおばちゃんが例の節回しで。


 だがここで問題がある。終戦宣言のもう一方の当事者の韓国がそれでええのか、ってところ。政権交代以降、北とは更に仲が悪くなってるからね。

 こんなことがあったり、

www3.nhk.or.jp

 お返しとばかりにこんなことしたり、

www.asahi.com

 そしたら今度は、

www3.nhk.or.jp

 それにいくら中国が後ろで支えてくれるとはいえ、このタイミングでロシアと組むのは悪手ではないのか、というのもあるでしょう。でも、それってあくまでも普通の国ならばね、ってこと。心配はご無用! あの国は一つにまとまりますとも。そう日本を、日本さえ出しに使えば!

 つまり文在寅はこう宣言する。
 「われわれ韓国国民は、日本のようであってはならない。アメリ力との隷属的な関係に満足し、阿るだけの国に貶められてはならない。世界で最も優秀たる我が韓国国民が、そして我が韓国の国格が、日本のごとき低い地位に甘んじることを許しはしない。今こそ韓国は北朝鮮とーつになり日本を飛び越えアメリ力と対等な関係で並び立ち、共に敬意を払い対話を重ね、かってないまでの友好な関係を築くと共に、隣国である中国や口シアとも地域性を重視し、しっかりと手を携え繁栄を共にするだろう。
 これぐらい言えば、”そりゃそうだよな、だって俺たちってもともと日本より上だし道徳的にも優位なわけで、それが証拠にBTSも全米で大人気、しかも核も勝手に手に入って、これで本当に大国になるわ、メデタシメデタシ!” 、みたいな感じで国中がホルホルしてまとまるでしょ。さぁー、木村幹も日本を捨てて亡命待ったなしやっ!

 更に大願成就を果たした文在寅は吠える、

保有国となり、アメリカと対等となった以上、日本のように卑屈にアメリカの核の傘に頼ることはない、今こそ米軍には半島から出て行ってもらおう!

 ほんで一気に反米運動が巻き起こり、それが第二次ろうそく革命へと勝手に昇華。そして革命は再び平和裏に完遂。保守政権はあえなく転覆。曹国大統領にキングメー力一文在寅爆誕。めでたしめでたし。
 裏ではめざとく北朝鮮と一緒になって日本海ICBMを毎日のように打ち込み、そのドサクサに紛れてせこく竹島に上陸したうえで実効支配を宣言するというやりたい放題。そこに至っても岸田政権は情報発信が下手なのでやられっぱなし。
 もちろん韓国国内の革命はそれだけに留まらない。さらに反米そして反日を工スカレートさせ、米軍を今すぐにでも朝鮮半島から叩き出せ、日本はあらためて韓国に土下座しろ、そして南北統一のために北朝鮮に対する未払い賠償金を今こそ払えすぐ払え、まさに市民運動から国民を総動員した民衆蜂起となって半島は大揺れ。

 その様は、アメリカの呪縛から逃れ、見事に自立を果たす朝鮮半島の姿として、日本とのコントラストを交えながら映像に認め、秀でたエンタメ力を駆使しSNSを通じて世界に向けて発信。これでインドは無理にしてもブラジルあたりなら間違いなく靡くでしょう。イタリアも参っちゃうかもよ。
 折しもウクライナ侵攻は夏を過ぎても出口は見えず、人々はすっかりその刺激に慣れて飽きてしまい、関心はやがて自然とサッカーW杯に。そしてトロフィーをネイマールが高く掲げる頃、気が付けばヨーロッパは冬本番。特にドイツ国民には数倍に跳ね上がった光熱費が重くのしかかり、そしてついに承認手続きを一時停止していた天然ガスパイプライン「ノルド・ストリーム2」に・・・・・。

 妄想はこのあたりにしたいと思います。