Till Eternity

どこよりも遅く、どこよりも曖昧に・・・・

綾と意図

 昨日久方ぶりに更新したのですが、時間があるうちにということで本日も書いておきたいと思います。

 まずはやはり懲りずにプロ野球について。今年は開幕からあまり真剣に観れてはいないのですが、ここまで投高打低のイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか、何を隠そう私がそうです。この二か月の間で既に参考含めれば完全試合が二試合、ノーヒットノーランが一試合。まぁこれをどう取るのかは分かれるところでしょうが、個人的には球場の環境が一因ではないか、そう疑っています。結論を申し上げれば照明です。

 この十年で大半の球場の照明がLEDに代わりました。今も水銀灯に白熱灯、ハロゲン灯などを組み合わせた所謂「カクテル光線」なのはマツダスタジアムぐらいか・・・・? 因みに甲子園も今年からLED照明を導入しています。

kaden.watch.impress.co.jp

 東京ドームも16年から段階的に導入済。今年からメインビジョンもLED化したそうです。

lm-tokyo.co.jp

 何が言いたいかといえば、LEDはすぐに明るくなるので、試合中であっても照明を点けたり消したり自由自在だそうで。それ故、最近つとに目立ち始めたのが勝利の後のセレモニーやヒーローインタビュー時の照明による演出。

 また現実的な問題として省エネが声高に叫ばれる昨今ですから、例えばイニングの合間はグラウンドの照明の輝度を落とし節電に励んだり、逆に試合中は映画館のように観客席を暗めに調節するようなことも可能。前者は私が球団関係者ならするでしょうね。何故ならばそれをすれば経費削減だけではなく、きっと攻守が入れ替わる間、観客の視線はメインビジョンに自然集まります。なのでそこで流れるであろうCMの単価アップの交渉が可能になるのでは、まぁ詳しくは知らんけど。

 でっ、怪しんでいるのは後者。このところの逼迫する電力事情に、ウクライナ危機が拍車を掛けるであろうことは容易に想像できます。仮にインプレー中に観客席を暗めにしても、グラウンドを少しばかり明るくすればプレーに支障がないと試算できたとしましょう。そしてその状態なら電力の数%の削減が可能になるのであれば果たしてどうか。更に国からNPBに対して節電の協力の申し入れが内々にあったとすれば・・・・。

 まぁ妄想に過ぎませんが、実際二か月前の開幕時に関東の電力需給状況はかなりのところまで来ていました。

www.tepco.co.jp

 でっ、先の仮説を続けるのですが、国というか世の風潮としての節電やむを得ずな空気に各球団が忖度して、理論上はプレーに差し障りないレベルで観客席の輝度を落としていたとする。そこにここ一月ほど比較的肌寒い日が続いたので、ナイター観戦に一枚冬物を羽織って行くか、そんな観客が多かったとしましょう。当然そのお召し物の色は黒や紺がメイン。それらに覆われたスタンドが、グラウンド上の照明をも吸ってしまうようなことはないだろうか・・・・?

 実際、今年の甲子園に訪れた常連組からは、球場が暗くなったという意見をよく耳にするのも事実。それはLEDの灯りに慣れていないことによるものかもしれませんが一考には値するかも。

 佐々木朗希の快投はデーゲームなので関係ないのでしょうが、大野と東浜のはナイトゲーム。また平日でも昼間に開催する楽天の首位快走と、非LED故に節電には協力できない広島の想定外の好調との因果関係も気になるところ。  

 今後、季節は夏に向かい気温は上昇し続けるでしょうから、節電への配慮をNPBに対してそれ相応に求めてくるんじゃない。各球団の打者の成績にどのような変化が見られるのか注目したいと思います。

 

 次に今年の球界の話題を独り占めにしている感のある我が阪神の低迷。もう矢野や矢野一派についての不満はいったん矛を収め、これ以上ここであれこれ言うのはやめますが、この数字に注目願いたい。

 昨日、一昨日と阪神は巨人相手に連勝し、ゲーム差は9.5まで縮まりました。がっ、実は得失点差は阪神が上になったという・・・・。よっぽど野球が下手なのねっ。

 因みにエラーの数は巨人37に対して阪神は22。この数字、意味ねーっ! 

 

 それでは昨日のラグビーの続き。
 おさらいの意味で時系列を再掲します。

 結論を急ぐと、今回の件はドコモが悪い、そう書きました。

 でっ、改めて上の時系列を読んでも、”なんで四日間に三度もPCR検査受けるのか?” とか、”都合よく陽性者数が減り過ぎだろ!”とか、”試合当日まで開催中止の発表を遅らせた協会の対応こそ信じられない!” とか、まぁ突っ込みどころは満載なのですが、まず普通の会社の場合、PCRの検査結果が陽性と出たと連絡してきた社員に対して、「信憑性が疑わしいので、明日他の医療機関でもう一回PCR検査を受けてから再連絡をくれたまえ!」などと指示を出すか? そんな上司のいる会社なんてないやろ。たとえGW期間中でバタバタしていたとしても。

 どうやらドコモには今シーズンの最終戦、アウェイの秩父宮ではあるが、どうしても開催を強行しなければならない秘められた裏事情があったと見る向きが正しいのでは。もちろん表向きには現体制での最終試合というのもありますし、来期は再編されるので一部での最後の試合というのも理解できる。でも普通であれば、地元大阪で開催される前節こそが最終試合じゃないのですか、と個人的には問い詰めたくなる。ファンあっての LEAGUE ONE だし・・・・。

 ところが前節はといえば、同様にコロナの陽性者が2人出て、それであっさりギブアップ。一方最終節は試合の五日前に13人もの陽性者を出しておきながら、上記のように開催に向けて粘りに粘った。そこにどうしても違和感を感じてしまう。

 恐らくですが、その理由は親会社にあるのでしょう。レッドハリケーンズは大阪のチームですが、言うまでもなくドコモの本社は東京。きっと秩父宮での最終戦には社長は無理としても、役員や本部長クラスは招待してたんじゃない。つまり東京での最終節、どうしても試合を強行開催したかったのはチーム関係者、即ちスタッフとかフロントの面々ではなかったのかと。

 来期は三部に落ちる以上、体制は大幅に縮小される。よくて三分の一。残りの関係者はチームを離れる選手同様社業に専念したり、関連会社に出向したりするのでしょう。そんな自分たちの姿を、秩父宮の最終試合にお招きしたお偉いさん方になんとか見届けてもらい、今後のキャリアプランに向けたアピールをしたかったのではないか。そして最後に「お疲れ様、君たちの頑張り、覚えておくよ」 ぐらいの労いの一言も欲しかったのでしょうな。

 まぁサラリーマンとして判らんでもない。判らんでもないけど、もしそうなら、正直それってどうなのでしょう・・・・・?

 結局は新リーグになっても、ファンは置き去りにされ、選手は裏切られるだけなのですよね、トホホ・・・・。

 続きは明日以降で。