昨日、今年の優勝は名電と書きまして、そしてその対抗が判らない、ってな見苦しい言い訳で優勝校予想の発表を一日延ばしましたが、その挙句これっ!! 我ながら情けない。
名電で大恥かいたのはこれで二度目。あれは18年前ですか、仲間と掲示板をやっていて、そこの予想大会で自信満々に名電を本命に挙げて(堂上兄の世代)、いきなり初戦で鳥栖に足許掬われるという、それと同じことをまた今年も繰り返したわけですわ。我ながら成長の無さと観る眼の無さに呆れています。
しかも昨日当たったのは第一試合目だけでその後三連敗。これで都合3勝4敗で負け越し。寺にでも籠りましょうかね、まったく・・・・。
まぁ、これまでの経験でも優勝校を当てたのは12年と18年の大阪桐蔭のみ。でもこれは春の選抜校をそのままスライドさせただけですから当てたことにはならん。やっぱり13年の前橋育英のような大会で当ててみせて、そして思いっきり吠えてみたいものですね、無理だけども。
でもこれだけは言わせて下さい。ここ15年の傾向は去年一年間のブランクで分断され、すべてチャラになったと踏んでいましたが、名電の夏の弱さはコロナごときで洗い流されるような表層的なものではないようです、この弱さホンモノ!
というわけで、優勝予想は諦めます。替わりに準優勝予想に切り替えたいと思うのです、って懲りない奴・・・・。
<本日の合掌>
君は ”ヒール校” を知っているか?
取りあえず何故こうも外れるのか、そこを検証する意味でも、私がどのように予想をするのかってところを良い機会なので公開してみたいと思います。興味のない方はスルーでお願いします。
まず私はおめでたくも出場を決めた各都道府県の代表校の中から、いわゆる ”ヒール校” を識別する作業に取り掛かることにしています。そんな面倒なことするから当たらないのでしょうね、と言われそうだけどさ。でっ、そもそも ”ヒール校” ってなに? となる。でも当ブログにわざわざお越しいただくような皆さんならば、物判りが良いので恐らく何となくご理解いただけるのではないでしょうか。
あえて ”ヒール校” を簡単に整理すると、以下の二つの概念に分類されるかと、
○ 甲類:地元で嫌われている高校
○ 乙類:嫌な奴が監督をしていたり、指導に問題のある高校
Ex・・・智辯和歌山高校(元監督高嶋某)、常総学院高校(故木内某)etc
まぁこんなところです。
私は信条として ”ヒール校” は優勝してはならない、常々そう考えております。しかし、上の四校って結構優勝しているじゃん、という突っ込みが入るでしょうね。ええ、しています、しやがるわけですよ・・・・。去年当ブログのアイドル原辰徳氏について物した中で、平成に入って名勝負が減って高校野球がつまらなくなった、というようなことを書きました、
その要因、というか責任の一端は、上の四校が甲子園で勝ち続けて、あまつさえ優勝するという暴挙に及んだからなのです・・・・。
主な戦績を記しておきますね。
・明徳 02年夏優勝
・帝京 89夏優勝、92春優勝、95夏優勝
・智辯和歌山 94春優勝、96春準優勝、97夏優勝、00春準優勝、00夏優勝、02夏準優勝、18春準優勝
・常総 87夏準優勝、94春準優勝、03夏優勝
書いてて胸焼けがするのですが、傾向としては常総の87年と智辯和歌山の三年前のそれぞれの準優勝を除けば、すべて平成元年から15年までの15年の間に集中しています。まさに甲子園暗黒時代、そう申し上げて宜しいのではないかと。
この期間で甲子園が世間を騒がせたのは、98年の松坂による横高の連覇のみ。実はあの年の夏も、開会式に人が集まらなくてジャニタレを呼ばざるを得ないほど高野連は追い込まれていたのです、嗚呼恐ろしい。
そういう時代を繰り返さないためにも、 ”ヒール校” は優勝すべきではないのです。なので優勝校の予想は、まず ”ヒール校” を識別し、それを除外する作業から始めるのです。
今年の ”ヒール校” はどこだ!
では、今年の ”ヒール校” はというと、以下の高校となります。
まず甲類(北から順)。
盛岡大付(岩手)、明桜(秋田)、東海大菅生(西東京)、日本航空(山梨)、京都国際(京都)、神戸国際(兵庫)、石見智翠館(島根)、明徳(高知)明豊(大分)
以上9校です。
続いて乙類(北から順)
以上の2校です。
異論は認めます。ので、あまり説明はしたくないのですが、少し補足すると、地元の選手が少ないからではありません。それをいえば、今年の大阪桐蔭は立派な ”ヒール校” ですから。
それと個人的な好き嫌いでもありません。春に書きましたが、京都国際は決して嫌いな高校ではないですし、
大阪偕星も応援しています。ですが、仮にこの高校が甲子園に出た場合、やはり”ヒール校” 扱いになってしまうのでしょうね・・・・。
次に乙類ですが、県岐阜については説明は不要かと。NHKの解説の時から腹黒さが垣間見えたものです。
智辯和歌山について、監督は替わったのに何故、という声が上がるのでしょうが、高嶋は決して諦めてはいません。木内が八十まで指揮を執ったのを方便に、中谷が歯向かったり隙を見せたらすかさず戻るでしょ。自分が呼んできた監督をクビにするなんて朝メシ前の輩ですから。
それと高嶋が院政を敷いてはいなくて、中谷が部の一切を自分で回していたとしても、それでも智辯和歌山は ”ヒール校” です。理由はあの高校の在り方。はっきり申し上げれば、あそこは予備校。勉強は受験のノウハウを熱心に教えているだけの塾のようなもので、体育系の部活は野球部のみ、その野球部も甲子園に出るテクニックだけ延々と指導する、いわば専門学校。
毎年一学年10~13人だけ選手を集めて、寮もなく、上下関係も薄く、一年の時からひたすら野球だけをやらせている。あの部の運営方針では控え選手への ”労り” や、逆に控え選手が中心となって自然と部内に伝播する ”献身の心” を育てることはできない。部活の意義って大会における成績はもちろんだけど、決してそれだけではない。それ以外の部分の方が本当は大きいし重要だと、この年になって改めて思う今日この頃です。
選手の数を一学年スペア込みで12、3人に絞り込むのを高嶋は、「選手のために進路を用意したり細かいフォローのことを考慮すると、その人数が限界なのです」、と詭弁を弄するが、ならば明徳馬淵が年間どれだけの時間を、引退する選手一人ひとりの卒業後のために割いているかを教えて諭すべきではなかっただろうか、もういいけど。
中谷が監督として一学年二十人以上の生徒を受け入れる覚悟でもしたら考えるが、そうでもない限り、私の中で智辯和歌山は ”ヒール校” のままだろう。
ありがとう森監督 モリシ The Final !
上の甲乙類の代表校の一覧をご覧になられて、あそこは違うだろ、ここもそうだろ、そういうご意見あるかと存じます。例えば、敦賀気比からは地元感がしないぞ、とか、浦和学院の森監督は十分に嫌な奴だろ、とか・・・・。
この際なので解説すると、敦賀気比は故渡辺孝一前監督就任の経緯や当初からの京都ボーイズとの関係、そして何より敦賀市は関電の原発がたくさんあって、琵琶湖と並ぶ近畿のインフラの拠点なので、関西の人間にとっては京都の一部という感覚であることから、選手の構成が京都に偏ることに違和感は感じない。また敦賀の方も福井市と京都市では距離的にどっこいどっこいなので特に問題視していない、私はそう勝手に解釈しているため甲類の対象とはなりません。
森士監督は最近でもタブロイド夕刊紙などにあれこれ書かれており、その大半は事実でしょうが、同じ埼玉や千葉で監督をしていた松本某の数々の悪行と比べると可愛いものなのでそれほど問題性を感じないのと、何よりその個性的な采配はネットを中心に毎年必ず話題となることから生まれる、モシシが甲子園にいないとオモシロくない、むしろさびしい、といった存在感や逆安定感というオーラに包まれているという実績、また本当に嫌な奴なら球界の酸いも甘いも知り尽くした某スカウトが、わざわざ有望だった息子(後プロ入り、そこそこ活躍、阪神でも)を預けたりはしないことなどから鑑みても乙類には該当しないという判断です。
シンデレラを探せ!
ヒール校はもうええと、本題である準優勝校はどこなんや早くせい、ということで今大会の行く先であるが、コロナで大会は残念ながら去年途絶えたが、名電の初戦敗退を観る限りにおいて、この数年来の流れは綿々と引き継がれていたことが判った。そうである以上、まずは安直ではあるが過去五大会の決勝の組み合わせを振り返ることとしたい。
上の表で見て取れる傾向は以下の二点。
・優勝チームは関東か大阪の高校であること
・準優勝チームは過去10年以上優勝校を出していない地区の高校であること
この二つだろ。
更に強引にこじつけるならば、15年の仙台育英以外は、大会前の下馬評では決勝に進むとは言い難かったことから、準優勝チームにもう一つ共通するものとして、勢いを背に勝ち進み決勝に臨んだ高校である、となるのではないか。それを敢えてくだけた言い回しで表すならば、ガラスのスパイクを履いたシンデレラ校と言えないだろうか? ああ書いていてツライ・・・
たとえば18年の金足農業などはいかにもそうだし、16年の北海のエース大西は魔法に掛けられたようなナイスガイだった。19年の奥川も北陸の好投手から、たった十日で大会の顔にまで変身昇華を遂げた。17年の広陵は優勝候補の一つであったかもしれないが、主砲中村のまるで魔法のバットとボールで連発した本塁打がなければ決勝進出はなかっただろう。
つまり準優勝チームは、この10年間優勝チームを輩出していない、北海道、東北、北陸、中国、四国のチームで、魔法に掛かる可能性のある高校を探せばいいのではないのか、ホンマにツラくなってきた・・・・
とういうことで続きは明日だ! 恐らく土曜まで順延だろうから二日ほど考えます!
あっ、もし強行開催したら困るので、勝敗予想だけ。
勝つのは明桜、明徳、北海、高川、以上、では、サイナラー♫