暑い日が続いています。
八月の盆明けぐらいに盛りは過ぎたかと思ったものですが、騙されました・・・・、まんまと。当極北のブログに訪れる奇特なみなさんも、どうかご自愛くださいませ。
さて、久しぶりの更新ですが、ブロガー(死語)としての近況は最低・・・・。まだまだ気軽に更新できる状態ではありません。仕事も家庭もイベント続きで大わらわです・・・・、いやいや、ホンマにホンマでっせぇ。十月に入ってようやく落ち着くかもです。
そんななか今日更新したのには訳があります。やっぱりこの秋のドラフトについて、ここらでなんか書いとかないとね。食いつきが一番ええし。

今年の甲子園は、ホント夏枯れって感じでした。なんでそうなるかといえば、やっぱスラッガーがいないから。さっそく広岡が噛みついています。
しっかし、クレイマーやで、この爺さん。
これを受けて、5chでも議論されているようで・・・・、がっ、読んでないっす。
5chさぁ、なんとかならんのかあのエロ広告! 読んでる際に、嫁や娘に後ろに回られたらどうすんねん! まぁええけど。
この夏、甲子園で一番感じたのはこれ!

スタンドにはそんな雰囲気、確かにあった。塩試合が多いんだよね。
ホームランはアマ野球であっても、やっぱり華なんです。ラッキーゾーン復活待ったなし、真剣にそう思うよ。
でっ、この秋の候補者を眺めていても、大物打ちという観点で大社に枠を広げても、 出物はいないですね・・・・。
そんななか四年前、森下が阪神に入団したのを機に、森下ウォッチャーを卒業する、そしてここからの四年、こいつを追い続ける、そう宣言した。それがこの男ですわ。

あれから四年・・・・、どうしたもんかー皮むけんね・・・・。
この春はそこそこやったけど、ありゃ東都が飛ぶボールを使いだしたからです。それまで三割打者は四、五人しか出なかったのが、一気に倍以上。
ただこの子のホームランを眺めている限り、飛距離はどれも115m以上飛んでいるので、まぁ良いっかな。ただし音は普通。それでもそこそこは飛ぶので、最大の売りは打ち出しの角度ということになる。谷端、佐々木泰、西川にそれはなかった。
今シーズン、立石、松下の両スラッガー候補がケガなどで出遅れるなか、一人気を吐いているのが宮下。やっぱ東都で揉まれた子は、四年間たいして結果を出せなくても、プロに入ってから伸びるね。
来年は立石、松下が一気に宮下を捲り上げる活躍をする可能性は十分にあります。それでも宮下がこの一年示した対応力を見過ごしたらいかんと思う。もちろん私が腐した小島がしっかりバットで魅せている事実も、ちゃんと直視したうえでね・・・・。

ちょっと回りくどくなったけれども、結論を言えば、伊藤櫂人も案外評価されているんじゃないか、そんな風に感じている。ドラフトサイトやネットスカウトのyouTuberたちからは、ガン無視されていますが・・・・・。スカウトは見てると思いたいもんです。
ということで、この四年、ほぼ彼の打席はすべてチェックしましたので、私なりにどんな打者なのか書いてみます。ウォッチし甲斐があったかといえば、残念ながらそこは違う。でも森下の時もそうでしたよ。
今年、盟友である輝と堂々ホームラン王を競ってますが東都の四年間、彼のホームラン数はたったの9本。ベストナインも二度。伊藤は一応11本まで持ってきているし、ベストナインも同じく二度。まぁだからどうってことではないのですが。
技術的な話をする前に、まず伊藤の内面。
かなりの困ったちゃんです・・・・。
おそらく、ホームランを打った時、彼ほどゆっくりダイヤモンドを回る学生はいないでしょう。審判や相手ベンチだけではなく、味方ベンチからも、
「速く戻ってこいっ!!」
そんな怒号が飛んでるんじゃないですか。
去年チャンスで打席に立って、走者が盗塁を仕掛けて憤死。直後、あからさまにむくれたことがありました。ベンチでも吠えたと思われます。翔太もよくやってました。まだ子供やから、そこはしゃあない。
翔太の時は上に牧がいたので諌めてやれたのですが、繁永や皆川にそれができたか? 結局以降の試合、わかりやすく干されてました。
去年の冬には髪を伸ばすだけではなく、髭まで生やす有様・・・・。こいつ大丈夫かよ、真剣にそう思いました。
実際この春も最初八番でした。清水さんも手を焼いているようです。
問題の多い選手ですが、打席では比較的ノーマルなタイプ。先制ダメ押し型か、起死回生型かといえば前者です。ただ打点が少ないのは気になる。走者がいると小さくまとまるようなところが伺える。西谷さんはそこを感じ取っていたからこそ、何も考えずに打席に立てる一番に据えたのかもしれません。
この四年間で体格もすっかりと変わりました。がっしりと厚みが加わった。急にビルドアップしたので、瞬発力はなくなった。もう少し絞った方がいいかな。ただお母さまが結構骨太な方なので、体がこなれたらスピードが戻ってくる可能性はあります。
伊藤櫂人を語るとき、特筆すべき点はバット操作です。
リードする左腕の無駄のない動き、柔らかさは見事。だからゆっくりしたスイングでもヘッドが走ります。
しかし、である。伊藤の中大入学からの四年間とは、必ずや通じると思われたこのスキルが、まったく大学野球レベルでも火を噴かないことへの不信と不安と焦りが複雑に入り交ざった時間の堆積であった。悪く言えば時代遅れなんだよね。比較的重めのバットを持って踏み込んで、前さばきの良さで柔らかくボールを運ぶというのは・・・・。
今はプロが持つバットは800g台の軽めのものが主流。高校生がみんな、900g以上のものを振っているのにです。この逆転現象は定着。おそらく大学も同様に軽め。なので、バット操作の巧拙が打者の成績には表れにくくなってきている。
伊藤が脚の速い左打者なら今でもあのバット操作はありです。でもそうじゃない、右打者。そして脚は普通。守備も肩も上では売りにできない。ならばプロで活きていくうえで長打が必要。悩ましい・・・・。
中途半端な右打者って、ほんと微妙なのですよ。去年、阪神は谷端を吉野が母校から引き取った。今年、彼は大物で苦しんでいます。いやぁ・・・・マジ苦しみ続けると思う。百崎もそうだけど、この手の打者は、やっぱり一発がないと生き残れない。
じゃあそれを叶えようとすれば、道のりは果てしなく遠く、そして険しい。簡単にそれができたなら、北條は今でも現役でやってるって。

たぶん、NPBではここ二、三年のうちに、フロントレッグヒッターの長距離打者が駆逐されると思っています。たとえば中村剛。彼は紛れもなく前で回って打ちたがるタイプでした、利き足が左っていうのもあるのですが。大山や山川も比較的そのタイプだし、中田翔もそうでした。
二十年前にはたくさんいました。ノリ、小久保、村田・・・・。
彼らが今、NPBにいたらどうなっただろう。案外後ろに残して上手くやっていったような、そんな気もします。それは村田の薫陶を受けた岡本が、ブルージェーズで十分に通じていることでもわかる。ただ、打席の位置は後ろに変えたのですよね。
後ろだの前だのフロントレッグヒッターだのと言いましたが、要は突っ込まずに、いかに重心を後ろに残してそこで回るか、バットを振るか。だから、ポイントは前でも良いんですよ、これ重要!
後ろに残すのとボールを引き付ける動作は、ほぼ同じ体の動き。いずれか一つできれば両方クリア。繰り返しになりますが重要なのは、打つポイントではなく、体が打ちに行こうと前に流れるのを軸脚でこらえること。
伊藤がこの四年間苦しんだのは、前でさばけるので、後ろ脚を引いて、軸をズラして、 前に出てショートの頭から右へ打つような打席が増えがちだったこと。そこそこ結果は出るのだけど、これでは上でまったく通じない。せっかく角度を持っているのだから、後ろに残して引っ張らなければ意味がない。でも結果も必要なので前に出ちゃう、この繰り返し。
この春までの伊藤の通算三振率はほぼ三割。これだけみれば荒っぽくて外の変化球に対する感受性の低い打者のように見受けられますが、そことは線を引ける。あれは投手やバッテリーではなく、後ろに残すこととの闘いの中の空振りだったから。
その証拠というわけではないですが、伊藤の出塁率を確認して欲しい。打率より一割高い。ボールはしっかりと見えている、でもそれ以上に打席の中のその気配が、 バッテリーに伝わるからこそ出塁率が高くなるのです。東都時代の翔太も同じでした。
この秋、彼はどんな成長を見せてくれるのでしょうか? 正直、結果はどうでも良いと思っている。スカウトもそこはー緒かと。
四年間悪戦苦闘の末、ようやく辿りついた自分のスイングを徹底して欲しい。
後ろに残して振り切る!
打席でそれを見たい、見せて欲しい。ウォッチャーとしての願いはそれだけなのですよ、ええ。

本日は以上です。
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