Till Eternity

どこよりも遅く、どこよりも曖昧に・・・・

2023 ドラフト点検 その他セリーグ編

 風邪ひきまして、熱出して寝てました・・・・。更新間隔が空いてスイマセン。

 しかし、発熱外来って相変わらずテキトーにしか診てもらえませんね。倉庫みたいな場所で、アクリル板越しに喉見せてはいお仕舞、わずか30秒。金だけ取られた、3,500円なり。なんか腹立ちましたわ。

 さてドラフト点検の続きですが、勝ち組の四チーム以外はその他で一括りにしてお届けします。球団経営に熱心でないチームや、親会社が反社とダイレクトに繋がっているようなチームについては去年に引き続き取り上げません!

 本題の前に球界で巻き起こった異変について。

 まずはこれ、

www.sanspo.com

 実は正村さんについては過去に結構取り上げました。このあたり、

tilleternity.hatenablog.jp

tilleternity.hatenablog.jp

 育成下手なチームは、ピッチングコーチで正村さんを招聘しろ、いっそのことドラフトで指名しろ、そこまで書いたか。

 今回、亜細亜は思い切ったことしましたが、しかしてこれOB会は納得したのでしょうか? サンスポの飛ばしじゃなきゃ良いのですが・・・・。

 次にこれ、

www.nikkansports.com

 今回のU18って、相変わらず選手選考は出鱈目でしたが、戦う集団としては機能していたようですね。そして結果も最高。というわけでWBSC期間中にプロ入りに傾いた選手が何人か出たようです。矢野もその一人だった模様。

 同様に東恩納も突然志望届を出してしまって、慌てた大学が出たようですが、SBの永井編成部長が間に入って矛を収めたみたい。”沖縄 - 投手” 、そしてSBとの貸し借り、とくればこの方程式は解けるのではないかと。

 今後、意識の高い子が、矢野のように独立Lに挑むというのは良い傾向だと思います。この流れは太いものになるかもしれませんね。

 

 それでは勝ち組以外から、まずは広島。おいおい、カープって勝ち組やろ、そう思われた方も多いはず。事実、NO.1評価の常廣を獲ったわけですからね。恐らく二桁勝つでしょ、ええ。だったら十分勝ち組の資格はあるはず。しかし、である。何ですか、あのドラフト会議出席メンバー。松田性が二人。百、いや千歩譲ってハジメはいいかもしれないが、オーナー代行って、そんなん連れてくるなよ。顔見世みたいに利用しやがって、ドラフト会議は松田家の冠婚葬祭じゃないぞっ!

 これだけでも基礎点はゼロどころかマイナス300ぐらいかな。いくら常廣が100点満点取ろうともここの評価はマイナスです。

 

 それと去年もそうだが、新井は指名した選手のとこに行くのやめろ。おまえが並ぶとみんなチビに見えるから。

 昔ヤクルトのスカウトの岡林が同じように指名の挨拶に行くと、横で立ってる選手がみんな貧相に見えて、あまつさえ無茶苦茶な指名ばかりだっただけに、それに拍車をかけたというか、先が案じられて仕方なかった。”自分よりもガタイの良い奴をまずは探してこい!”、とか、”こいつ自分よりもデカい奴は指名したくないんじゃないか!”、とか、コアなヤクルトファンがそのように嘆いたものでした。

 広島も挨拶は尾形あたりにさせとけ。

 でっ、一位の常廣については以前取り上げました。

tilleternity.hatenablog.jp

 迷ったら常廣にしとけと書いた。三年に一人の逸材であることに疑いはない。力むとストレートがシュート回転するのが気になるが、スプリットの落ちは絶妙で、また度胸が良い。カープファンには心よりおめでとう、そう伝えたいと思います。

 二位の高は力投型のサウスポー。引くピッチングをできるのかが鍵。三位の滝田は苦労人だけに息の長い投手として頑張って欲しい。こちらも落ちるボールをどこまで磨けるかでしょう。来年黒原が真剣に中継ぎとして勝負を懸けると思う。今回指名された二人が、その黒原以上のパフォーマンスを即出せるとは思えない。まずはファームで力を蓄えるべきでしょう。

 次に中日の指名ですが、評判悪いですね。ウェーバー最上位の特権を活かせなかったドラフトでした。つまり津田が限りなく一位相当の13番目の選手なのか、というところ。

 噂ではスカウトの小山が惚れ込んで指名に至ったのだとか。それで三位では残っていないと判断し飛びついた。36番目のプレッシャーに負けて、13番目の整理券を手放した恰好。うーん、まさに暗黒期あるある。良くない兆候です。小山はそこまで言うのなら、何故三年前に下位で仕込まなかったのか。直系なのですから、尚のことそうすべきだったかと。

 津田は確かに身体能力の高さは伺えますが、社会人チームでも打順は下位が多かった。スイングも手で捌き、軸回転よりも腕主導。名門校出身でもあり技術は備わっていて合わせるのも上手い。裏を返すとプロからすれば誘い易いタイプ。つまり前に突っ込む安牌に陥らないか心配です。

 三位で同じショートの辻本を獲ったのもどうか・・・・。立浪には同じタイプを追い続けるような癖があるのかもしれませんね。ブライト、鵜飼と来て今回の度会。そして村松、田中、福永で更に津田、辻本。きっとコレクターとはそういうものなのでしょう。

 続いて横浜ですが、三球団競合の末に度会を射止めたのですが、その勢いを二位以降に活かせなかったような気がしました。真鍋を指名する余裕ができたのはここだと思ったのですが・・・・。

 結局三位の武田をどう評価するかで変わってくる。夢のある指名と取ることは可能。しかし二刀流は現実的でしょうか。つまりどちらかに専念しないと芽は出ない。決断は早めが良いと思う。

 四位の石上五位の石田は去年、一昨年指名した選手とこちらも被る。ショートと中継ぎにはいくら選手がいても構わないということなのだろうか。

 こう言うと、中日や横浜のファンから、必要とされる選手像というのは自然と重なるものなのだから、結果として似たような選手を指名してしまってもそれは当たり前のことだろ、そうお叱りの声が飛ぶのであろう。確かにそうである。大谷クラスの二刀流が毎年のように現れたならば、どこの球団も判で押したようにそういった選手を指名し続ける。

 しかし言わんとしているのはそこではない。直近で指名した選手が戦力にならない、もしくはなりそうにないと判断したから、同じような選手を指名しているのではないですか、と問うのである。

 ただし、横浜の場合は毎年中位以降でそれをやっているので、それならありだとも思う。Trial&Error 枠として割り切って続けることに意味はあると。一方、中日のように上位でやられるとファンはたまったものではない、ということ。暗黒期に阪神がよくやっていたので気になるのである。