いよいよ5時間後である。まさに日本のラグビーの ”現在” が問われようとしている。
その前に少し今大会の ”流れ” をおさらいしたい。
記事によれば南半球の三強に翳りが見えるのは、コロナによる実戦不足と結論付けている。さもありなんである。
翻って日本代表はどうなのだ? ご存じのようにコロナの間、しっかりと巣籠していましたよと。オータムネーションのお誘いも丁寧に断って、国内リーグを優先させたと。さてさてその結果どうなるか、答え合わせは5時間後に迫っている。
7月の中旬にこう書いた。
良い勝負になるとは思うが、やはり厳しい。主審がヤコさんというのもどうか。
ニ大会連続同一カードの主審というのは結構ある。前回、ベスト4を賭けたボクス戦、ガルゼスさんが笛を吹いた。ブライトンの奇跡の際も実は同様であった。最初は勝って、二度目は完敗。さてさて今回のヤコさんはどうする?
すでにこういう危険なフラグも立っている。
人情としてはサモア寄りの笛を吹くのではないか。まったくまな板の上の鯉の気分だ。
イングランド戦同様、スクラムを互角に組めるか、そこが鍵となろう。また前戦絶不調のリアリーファノも意地をみせるに違いない。
それとサモアのスタメンには2mクラスが三人いる。ラインアウトの精度も勝敗を分けることになるだろう。そしてモールディフェンスとレッドカードも・・・・、言ってたら切りないわな、ここまでにしておく。
とにかく自分の予想が外れることを祈っている。スクラムさえいければ、少なくとも前半圧倒されることはないと思うのだがって、くどいっ!
運命の一戦と言えばわが阪神も、CS以降それが待ち受けている。でも、ここはもうええやろ。たとえ負けようとも、この国のスポーツ界における阪神の存在は盤石。吹けば飛ぶよなラグビーとは訳が違う。たとえ負けてもダメージは少ない。それだけに余裕を持って構えていられる。それがええのんか悪いのんかはわからん。球界や球団にとってはダメなのかもしれない。まぁ個人的にはそれでええとは思っている。
しかし、ラグビーの場合は違う。明日の未明負けたら、日本ラグビーは本当に終わる・・・・。
今夜は気持ちが荒れている。正直言えば、ラグビーから逃げたい気持ちでいっぱいだ。試合中、画面を果たして正視できるのか自信はない。なので突然であるが、別の話題にしたい。
気が付けばドラフトまで一ヶ月を切っているじゃないか。ということで今年のドラフトについて少し書いておこう。
大学生投手を中心に豊作といわれる今年のドラフトであるが、正直、それほど食指が伸びない。どうしてもこの選手が欲しい、そういう存在がいないのだ。
まぁ、佐藤輝の時も同じようなことを書いているな。なので三年に一度はこうかな。
思い返せば佐藤輝も森下同様、巨人に行けばいいのに、そう思ってドラフトを眺めていた。贔屓チームよりも球界を思えばこその判断だ。才能があり、キャラも立っている選手にこそ、巨人に入って欲しい、そう常々願っている。
今、その二人が縦縞のユニフォームで普通に甲子園にいる。強くならないわけがないのである。
いかんいかん、話が逸れた。元に戻ろう。
今年のー番人気は東洋の細野であろうか。155㌔以上投げる左腕というのはそうはいない。そのうち詳しく書くが、オーソドックスな本格派に見えて、案外そうではない。結構なクセ持ちである。
まずプレートの踏む位置。一番一塁寄りを踏む。まぁここまではたくさんいる。細野はここからかなりのインステップで踏み込む。極端に言えば、一塁ベンチに向かって投げる感じ。
右肩の壁を意識させようとしているうちに、今のフォームに辿り着いたと想像する。そしてフォームが落ち着いたので普通に真っすぐ踏み込むか、となったが、独自のアングルが威力抜群なのでそのままにした、そんなところか。なので真上やや横から投げ下ろすが、左打者からすればスライダーも背中から曲がって来るし、右打者へのクロスファイアも独自の角度で懐をえぐる。良いことだらけである。
がっ、問題はそれでプロの長いシーズンを乗り切れるか、だろう。右膝と腰への負担が気になるフォームともいえる。絶対に直さない方が良いと思うだけに、良いコーチに巡り合うことを祈る。
次に来るのが春の王者青学のエースである。常広は大分が生んだ正統派右腕ってことで森下と何かと被る。マスクが良いのも一緒。ストレートの質は森下だが、スプリットの落ちは常広だろう。
ストレートが何かとシュート回転する癖をどう活かすか。またメンタルの強さは去年の投手も含めてNO.1。伊藤大海以来の肝っ玉の持ち主ではないか。迷ったら常広指名で良いと思う。
実は密かに注目している投手がいる。仙台育英の左腕仁田である。今日現在、プ口指名届を出していない。進路もはっきりと打ち出していない。かなり気になっている。
去年、仁田の投球を目の当たりにして仙台育英の優勝を確信した。その輝きが今も私の胸の中に残っている。
今年の調子は終始良くなかった。伸び悩みが指摘されている。しかし、厳しめの社会人や、そこそこの大学に進めば、3年後、もしくは4年後にはドラ1に仕上がると思う。もし今年中位で指名できるのなら是非、自信を持ってそうお勧めしたい。
投げ込む球のキレはもちろんであるが、フォームが綺麗で、腕が長く見える点に惚れた。実は三年前、山野を同じような感じで評価をし、そして失敗している。我ながら懲りないな、とは思う。左腕の評価が苦手なのだ。
とはいうものの、これだけの左腕、高校レベルではそうは出ない。前田や武田以上に惹かれている。早く進路をはっきりして欲しい。
因みに仁田と、花巻東の北條、大船渡の佐々木朗季の弟が中学の野球部でチームメイトだそうである。びっくりしたわ。坂本と田中マーが中学時代バッテリーを組んでいたとか、山本由伸と頓宮の家が隣とか、世の中って案外狭いものなのかもしれない。
とりあえず気がまぎれました。仮眠をとることにします。