Till Eternity

どこよりも遅く、どこよりも曖昧に・・・・

24秋~冬 シーズン総括

 野球界は球春一色である。というのにこのタイトル・・・・。

 どこよりも遅くを掲げる当極北のブログであるが、我ながら情けなく思っています。反省しなきゃね。

 去年のアマ野球秋シーズンで最も活躍して見せたのは、文句なく創価大の立石であろう。

 手前味噌になりますがここでも取り上げています。

tilleternity.hatenablog.jp

 直後の横浜市長杯で狼煙を上げ、神宮大会でも爆発。

 恐らく今年のドラフト関連の雑誌の表紙は彼で決まり。特集もバンバン組まれると思う。つまりもう私の出る幕はない。直接取材できるわけもないからね。恐らくここで立石について取り上げるのはドラフト直前までないでしょう。

 とはいうものの最後に、ということで彼の進路についてふれておきます。

 個人的な希望ですが、来年バンテリンドームがテラスを付けるのだそうですから、ぜひとも中日に入って欲しい。

 底堅い人気を誇りながらも、ここ十年迷走する名門中日の復活には、打のスターが必要。怪我持ちの石川や外様の細川では心許ない。立石は特に華があるタイプの選手ではないのですが、常に野球に真剣な漢なので、中日にも合うと思うのです。

 それとなにより今回の中日の英断は、球場というものの役割について改めて考えるきっかけになりました。球場はただの箱ではなくて、舞台ですからね。そこを整えると、絶対に役者は輝くし舞います。客はそれを観に来ているのだから、その相乗効果は無限大。

 札幌ドームでジメジメとやっていた選手たち、いったいどれだけ変わったことか!?

 自ら動いたことで中日は運を掴むと思う。監督は嫌な奴だけど。

 

 だというのに阪神のこのつれない対応・・・・。

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 完全に流れに乗り遅れています。

 輝に続き大山まで言ってるというのに。

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 まったく、中日を見習ってほしいものです。

 

 

 それではこの秋~冬のアマ野球の動向をば、思いつくままに書いて参ります。

 一番驚いたのがこの記事。

full-count.jp

 法政が一番のリクをしてみせたのは何年ぶりでしょうか?

 以前、法政は巻き返せる、ってなことをやんわり書いた。

tilleternity.hatenablog.jp

 

 ではここで近年の法大野球部についておさらいしてみます。

 昔から大物OBがわんさかいるので、アマ野球界とのパイプはどこよりも太く、事実90年代前半までのリクは圧勝。文句なしのNO.1でした。

 ところが、である。

 金光教授? が監督の座に就いて状況は一変。

 やかましくて権力も持つOBたちの排除に乗り出す。ならばと自分たちのパイプを締めて有力選手を送り出すのを拒否。しかし金光は悠然と構え動じない。

 慌てた主流派たちは当然のように仕掛ける。

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www.shikoku-np.co.jp

www.nikkei.com

そして、

www.nikkansports.com

 

 これが13年の春の開幕直前。

 ところが、実は金光のケツ持ちはその翌年に総長の座に就く元全共闘の田中学部長で、バックアップは万全。売られた喧嘩は買うとばかりに動く。

 まず、主流派の顔であった山本浩二を、金光が名誉段損で告訴するなどしジャブを繰り出します。

 主流派はそれに怯んだのか、四年後の17年に金光はOB会の副会長に選任され見事に復活! 翌年から早速野球部副部長へ。

 

 負けちゃおれんと今度は主流派が、19年に当時の監督の暴力事件をリーク。いったん金光は責任を問われてOB会の役職を解かれます。

 しかし野球部副部長としてはまさかの留任で、そのまんま監督が謹慎になったことを受けて、何と監督代行に就任・・・・。まさに驚愕の展開。

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 つまり主流派の画策は裏目に出ました。

 さらにその四年後、金光は部長に正式に返り咲く。そして大島に監督の座を禅譲させ、院政を目論んでいるのでしょうか?

 とはいうものの、肝心の後ろ盾であった田中は21年で総長を下りてもういません。

 ってことは当然主流派の反撃に遭います。

www.nikkan-gendai.com

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 金光は今もって部長をされているようですが、それも後数か月ではないでしょうか。

 戦いは虚しさを伴うものですが、法大のケースはその典型ですね。

 

 実はここに及ぶであろうことは、五年前に書いています。

tilleternity.hatenablog.jp

 

 勝手に総括するのなら、この内ゲバ学生運動全盛時の全共闘と、野球部というか体育連盟との確執を引き摺っていて、その弟子たちが世代を超えて遺恨を晴らそうと金光を使って画策した、とみています。

 

 誰が悪いかははっきりしているが、もうここでは書かない。

 そもそも広島商業高校野球部出身の金光が、理工学部機械工学科教授の座に収まること自体が変な話だと思う。普通であれば教授会なんか通らんでしょ。法政大学ってそこいらの大学と同じってことなのかい?

 その一方で、江川も言っていますが、人間的に金光を悪く言う人は皆無。野球どアホウ水島新司だけではなく、十勝花子も彼にぞっこんでした。

 そもそも金光が、そこまでして野球部の監督や部長の座に固執したとは思えない。年齢ももう七十。周りの監督や部長も一回りは下。

 問題は、彼の後ろに回って操っている連中の筋が悪過ぎた。

 誰が金光にそれをやらせているのか、ってこと。



 とにもかくにも金光が就任した03年以降、名門法大野球部は疲弊し続けた。

 関係者やOBにはさぞ辛かったことでしょう。まぁ野次馬として眺めている分には、こんな泥沼の戦いはそうないでしょうから、滅多に見られないものを見てしまった、そんな気がいたします。嗚呼虚しい。

 

 しかし、である。野球オタとしては、法政のリクルートが細ったことで、リクの王者が明治にすり替わった点がどうにも残念で・・・・。

 明治はかれこれ15年近くドラフト指名選手を輩出し続けている、そこは立派。法政や早稲田にもできなかった偉業。

 でも、その頭目がピッチャーなら森下、柳、野村。一方、打者では佐野に島内なのか。佐野は去年の日本シリーズでスタメン落ちするような選手だし、島内も限度額いっぱいの減俸を喰らうなど共にタイトルホルダーながら、誰もが認める超一流選手とは言い難い。

 また右打者に限るなら出世頭は岡になるのか、いや、年俸的には坂本?

 

 明治はここ二十年に渡って高校球児から一番人気で、あれだけ有望な選手を毎年掻き集めておきながら、結果このレベルというのがオタとしては大いに不満というわけ。

 百歩譲って今年の宗山は良い感じのスタートを切ったようなので、仮に彼が名球会に入るぐらい安打を重ねてさえ、それでも明治には選手を育てるメソッドはない、そう判断されても仕方ないでしょうね。

 では、法政にそれがあるのか?

 そこは判らない。

 がっ、とにもかくにもようやく法政が明治以上のリクを果たした。

 金光が身を引けば、学内の紛争にも一区切りがつくでしょう。

 これ以上大学で伸び悩む球児たちの姿を見なくて済むかも、そう期待したいものである。

 

 それでは去年の秋の終わりから順繰りに発表された、各大学の新入学生の情報をもとに、個人的に注目していた球児の進路について表にまとめてみましたのでどうぞ。

 

 因みにセンバツ後、私が最も注目していたのは健大高崎の田中であった。

 ヤクルトへの入団が残念でならない。

 指名された瞬間、悲鳴を上げましたよ、ええ。実に残念である。

 

 それでは思わせぶりに後述とさせていただいた、岩井と山根について。

 この二人の打者、タイミングの取り方が大谷なのです。

 実はこれも去年の夏に書いたか。

tilleternity.hatenablog.jp

 

 前脚を踏み込んでから引き付けて、そこからノーステップで打つ。まだぎこちないのだが、果たして二人とも大学でもこれを続けるのだろうか?

 恐らくこのトレンド、今年のセンバツでも続く。悪い言い方をするなら、大谷気取りの打者が増えるということ。そして二人はその先駆けなのです。

 それはそれで楽しみなのだが、あえてこの二人を挙げたのは、岩井は大谷同様に右投げ左打ちで、山根は左投げ左打ちなところ。

 私は大谷のあの打法は、彼が右投げ左打ちで、器用で柔軟で強い右半身でそれができるから、あれだけの大成功を成し遂げたと見ている。

 それだけに、山根があのフォームのまま大学野球で打てるのだろうか、また、岩井が大谷のタイミングの取り方、体重移動にどこまで迫れるのだろうか、そこへの興味は尽きない。

 いやはやこの二人、実にウォッチしがいのある物件だと思う。

 ただし法政はショートの大型選手をすぐにセンターに回して一発狙わせたりするし、中大は熊谷に投手をやらせるような異空間。特に山根については、投手専任とかありそうでコワヒ。

 

 最後に中大の話題をしたので、高校時代から注目し続けている二人の選手についても触れておきたい。

 まずは松嶋(浦和学院)。

 春に満票でベスト9に選出されたものの、とにかくこのままスイングスピードを上げることに専念して欲しかった。しかし秋の彼に成長の跡は見えず。しかも結果が欲しくてボールを迎えに行くため、まったく精彩を欠いた。

 外野はレフトしかできないので、もう即プロは無理というところまで来ている。

 退路を断て!ギリギリまで引き付けて、ボールを長く見て、短く持ったバットで来た球をシンプルにしばき倒せ。

 内野ゴロよりも空振り三振の方がなんぼかマシ。春は四割、ホームラン3本が最低ラインだ。

 次に伊藤擢人(大阪桐蔭)。

 一応、今最も私が気合を入れてウォッチしているアマ野球の選手であるところの彼も、同様に秋は成績を落とした。正直言えば物足りないのであるが、最後の青学との二試合は良かった。

 フォームも高三の夏の頃のものに戻してスッとした立ち姿に。四番に据えられ覚悟を決めた感が伝わって来た。

 彼に言いたいのは、インコースなんか投げてはこない。外だけを待って踏み込んで、軽打するのではなく、ライトに引っ張るぐらいの感覚でフルスイングすべし。君ならインコースは反応で打てるはず!

 まぁ簡単にはいかんのでしょうが、立石はそれができているのでね・・・・。

 剛の立石、柔の伊藤。

 持ってるものは立石と変わらないレベルだけに期待したくなるのですよ。

 確か高校まではウェートをやってなかったはず。つまり身体作りは大学から。継続して自己研鑽に励んでください。

 

 

 今年はファームの試合よりも、大学野球を眺める方が楽しい、そんな一年になりそうです。

 まずはその幕開けとなる「薩摩おいどんリーグ」、楽しみにしています!

oidon-league.com

 

 本日は以上です。

 

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