Till Eternity

どこよりも遅く、どこよりも曖昧に・・・・

アマ野球総括 25春 前編

 なんとか五月中に書きたかった、がっ、書けなかった。そして季節は夏へと変わった・・・・。 

 というわけで、後ろめたくもこの春のアマ野球について書いてみたい。この後ろめたさ、重要だと思う。

 しかし、である。まぢで今更センバツのことを書こうとする俺って、果たしてどうなんだろう? 毎度のことながら自分がイヤになる。ましてそれを読まされる側からすれば・・・・。極北に位置する当ブログならでは、というわけでご容赦願いたい。

 

 まずセンバツで無事に春の王者に横浜が帰り咲いたこと、素直に嬉しかったです。

 

 特に番狂わせがなかった点も大会が無難に仕上がったー助となりました。個人的には楽しめた大会であった。

 一方、ドラフトオタとしては寂しい大会でもあった。特にこの秋のことを考えると、果たして上位で指名されるような野手がいたのだろうかと。

 去年の今頃は健大高崎の田中の進路が楽しみであった。がっ、今年はそういう野手がいないのだ、まったく・・・・。

 とうぶん高校野球と言えば投高打低が定着するのであろう。寒い日に貧打戦見せられるとキツイんだよね。ますます三月の甲子園から足が遠のきそうです。

 投高を物語る現象として、このセンバツで 140㌔超を投げた投手が四十人以上に上ったらしい。去年は二十人ぐらいだったのに、一気に倍。このインフレ感、どうなのだろう?

 あえてここで吠えさせていただく、

 高野連、マウンド硬くし過ぎっ!

 おどれら何かにつけて投手の負担軽減だのと、もっともらしく言い腐る癖に、それならまず一丁目一番地でマウンドを柔らかくせいやっ!

 七回制だのタイブレイクだの球趣を削ぐことばっかりしやがって。そんなことする前に、ちゃっちゃとマウンドを元の硬さに戻せっ! 地方球場もこぞってマウンドに粘土を混ぜ始めているやないかい?

 このままだと織田(横浜)と末吉沖縄尚学)、丹羽(市和歌山)、菰田(山梨学院)の二年の四天王の二人ぐらいは肘が飛ぶぞ・・・・。

 

 次に大学野球であるが、立石についてはすでに述べたのでスルー。

tilleternity.hatenablog.jp

 

 この記事の中で、今年のドラフトは立石ドラフトになると書いたが、当時は誰も信じてくれなかったと思う。それが今では・・・・。ねっ、だから言ったでしょ、と。

 では立石を追う逸材は誰であろうか?まずは話題性でこの物件か。

www.waseda.jp

 

 一気にドラ1候補へとランクアップしたと思う。

 あの試合、アウトコースが東都並みにガバガバだったので、眺めていて少し食傷気味であったが、投球フォームも良いし何と言っても早稲田ブランド、一本釣りするチームは間違いなく出てくるのではないか。

 伊藤はシュート回転するストレートの球筋を逆手にとって、一塁側のプレートを踏む西勇ばりの投球スタイルがここに来て花開いたようにも感じる。二年前の下村の足跡を辿るのではなかろうか。

 では三番手以降はどうか? 気になった選手について、現段階の感想を記しておきたい。

 まずは明治の高須、東洋の島田、日大の市川の三人は外せないのであろう。この名門三チームのエースには、なんといってもスケールがある。積んでいるエンジンがデカい。そして奇しくも共通する要素がもう一つある。それはテイクバックが変わっている点だ。

 高須は腕を後ろで降ろしてから引く方向がおかしい、気がする。

 島田のそれは小さすぎる。打者に腕を見せないショートアームを志向しているとしてもだ。あれでは逆に、肩の可動範囲を最小に抑えるためのフォームに見える。怪我を抱えてそうで心配。

 市川は高校の頃から、テイクバックで降ろした腕を引き上げる際に、手首から先がまるで皿を運ぶような形になる。なんだかふた昔前のアメリカのC級コメディ映画に出てくるパイ投げみたいな感じ。これではボールを押すだけで、切ることも叩くこともできないような気がするのだが・・・・。

 

 私は投手のテイクバックの形が気になるタイプだ。そこに投手の才能を決める何かが埋まっていると感じているから。たとえば ”逆W” などもティクバックなわけだし。やっぱりなんかある。

 二年前の亜細亜草加が良い例。まぁ、あの年は結果的に下村も西舘もTJだったが。

 あの三人の中で一番怪我の心配がない、そういわれてたのが実は草加であった。しかしテイクバックの形は草加が一番変んだった。そして肘が悲鳴を上げるのが一番早かったのも彼であった。

 

 翻って高須は指に引っかかったストレートの球筋に、島田は馬力に、市川はフォークと、三人とも見どころがあるだけに気になる。果たして一位や二位の頭で行くチームが出るのだろうか? 三位に残ってたら特攻すべき物件だとは思っているが、この秋が楽しみですね。

 

 この春注目度が上がった投手が伊藤なら、打者で株を騰げたのがその伊藤からストレートをホームランにした松下だろうか。去年までは変化球しか打てない東大専用機のように思われていた。良いように言えば、変化球や半速球に強く失投を見逃さないとも。課題であった好投手のストレートを打って評価を上げたと思う。

 逆に春ドツボに嵌った感のある谷端。こちらは当然の如く評価を落としたように見える。がっ、同じ前裁きの良い衝突打ち渡部が西武で活躍していることから、これはシメシメとしている組もあるのではないか。バット、というかヘッドの使い方に汎用性を感じさせるからだ。

 松下と谷端についてはもう少し詳しく後編でふれたいと思う。

 

 先ほど高須の名を挙げたが、大学球界随一の才能集団である明治。今年もドラフト候補はたくさんいる。ドラフトオタどもの眼が釘付け。いわく、

 小島の捕手評は?

 怪我明けの久野は?

 この春覚醒した毛利は?

 速球王大川はホンモノか?

 果たして彼らはこの秋どのように評価されるのだろう? 全員上位で指名されてもおかしくないが、反面、半分は指名がないかもしれない。

 私は明治の選手育成手法に懐疑的だ。大学の安打記録を作った高山や、高校時代はドラ1もあるのではと噂された星が、結局プロで評判通りの活躍が叶わなかった原因は明治経由だからと思っている。まぁ世間では阪神やヤクルトが悪いというのが定説なのであろうが。

 明大野球部に何かがあるのかも・・・・?

 最も優秀な高校生が集まるリクの王者なだけに、引き続き注目していきたい。

 

 次に二月頃に触れた新戦力について。

tilleternity.hatenablog.jp

 

 やはり法政の新人は優秀であった。

 の躍動はいうまでもなく、槙野も大車輪の活躍。後は岩井小川がセンターに回されず内野でレギュラーになることを祈るばかりである。彼らを無事にプロへと送り出さない限り、やっぱ法政は明治とどっこいどっこい、という扱いに留まるのであろう。

 

 立正の福田は、去年高校生打者の左でNO.1と評したが、東都ニ部ながら三割五分を打ってみせた。椎木仁田も頑張っているようだ。早く一部で見てみたい。

 

 それでは春のアマ野球界を締めくくる全日本大学選手権も本日をもって終わることだし、現時点の当ブログ一推しの選手たちを紹介したい。

 まず、投手。あえてこう言おう。”150㌔超えを記録した投手”みなさまと。

 この春甲子園で140㌔以上を計測した投手が次々に現れた、と上の方で書いた。このムーブに乗っかるように、恐らく大学選手権では二十人以上が球速150㌔超を記録したであろう。たとえば中京大の控えは全員、だそうですよお客さん。

www.hb-nippon.com

 

 8強以上に勝ち上がった代表校はどこも似たようなもの。そのうち半数以上は最上級生だとも思う。そして社会人に目を移せば、同じく150㌔投手が十人以上候補として控えている。つまりそれらの投手は全員お薦めです。

 私がスカウトなら、防御率だのK/BBだのWHIPだの逆球率だのと小難しいことは言わずに、数多いる快速球投手の中から一番投球フォームが理に適っている、そう思った投手を指名すればええと思う。成績はもちろん変に指標や数値に拘るから、去年の秋の某チームのようなインシデントを発生させてしまうのではなかろうか・・・・。

 

 というわけで、打者のお薦め選手などは追って後編でお伝えしたいと思ふ。

 

 本日は以上です。

 

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