Till Eternity

どこよりも遅く、どこよりも曖昧に・・・・

2024 キャンプ事件簿

 キャンプも佳境に入り、練習試合が竹縄ですね。なのに今年はキャンプウオッチングに力が入りません。もちろん生来の怠け癖ってのもあるのでしょうが、やはり実戦が待ち遠しい、そういうことなのです。

 

 年が改まりここに来てさえも、贔屓チームが優勝する、っていうことの重みをまざまざと思い知らされています。

 例年だとこの時期が間違いなく一番でした。新人選手を観ているだけで満足だったし、今年のチームについて思いを馳せ、そこに色を塗るだけで楽しかった。しかし、である。優勝してしまうとやはりキャンプを眺めていても物足りなくなるのです。たぶん、これが幸せってことなのかも・・・・。しかしオタとしてはどうなのか?

 「早く開幕しないかなぁ♪」 なんて、そのあたりの普通のファンの感覚と一緒。間違いなくプロの阪神ファンとしては失格。気分は文句なしで良いのだけど。

 

 

 そう思ってみると巨人のV9っていうのは凄かった、ってことになるのでしょう。

 常に優勝し続けて、しかも王、長嶋がいる。そういう世界観だと、オタクはいらなくなる、っていうか、存在しなくなる。

 確かに子供の頃、まわりの巨人ファンにオタはいませんでした。私らは何とか阪神が主役の異空間みたいなもの編み出そうと、特にオフは必死にその妄想がこちら側と地続きにならないものかと画策するのですよ。今年は江夏が三十勝で田淵が六十発やとか。それでそんなのを冷ややかに眺めていて、シーズンが始まったら巨人が勝つからええわ、って・・・・。

 確かに春になれば、現実をそのまま飲み込むだけで良いわけですから、そりゃ楽。オタなんていなくなります。仮にいてもオタのマイレージは限りなく下がっていき、詳しめのライトなファンとの境界線があやふやになる、という理屈。

 翻って、この先阪神が勝ち続けて黄金時代を迎えれば、私のような、プロの阪神ファンだなんて調子こいてる輩は用無しになるのでしょうな、しみじみ。

 そういうの、ちょっと覗いてみたい気はしますが、少しコワヒ!

 

 さてさて本題に入りまして、今回は「キャンプ事件簿」ということで、キャンプの中盤を総括します。

 まずはこれですね。

www.sanspo.com

 うーん、椎葉・・・・。確かに出力が上がってこないな。魔法が解けたというか、元同僚の宮澤もここまで冴えない。

 そういえば徳島の選手はみんな変な色のプロテイン飲んでたわ、とかそんなんじゃなければいいのですが。

 

 次はこれ、

www.nikkansports.com

 まだまだってことなのでしょう。達には夏前には一軍、ぐらいの感覚で頑張って欲しいものです。これからも応援しています。

 

 更にはこれ、

www.nikkansports.com

 これは正直堪えた! 肘の炎症・・・・。続報もなくそろそろ十日か。

 苦労人だけに、こういう時期の過ごし方は心得ているはず。それでも今年は彼が新人王だと思っている!

 

  次に、

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 武内の評判が鰻登り、というか、記事を読む限り万全、死角なし、って感じ。早く練習試合なり、オープン戦で投げるところを観てみたいですな。現状、伊藤将の上位互換って位置づけのようです。

 

 そしてこれ、

www.chunichi.co.jp

  ついでというか、

www.sanspo.com

 

 田村と前川は属性が被っていて、お互いに意識しているのではないかと。

 虎党としてはもちろん前川、なのですが、実は高校時代から田村を推していました。

tilleternity.hatenablog.jp

tilleternity.hatenablog.jp

 なので、ブレずに野球ファンとして田村の成長を見守りたいと思います。

 逆に前川の打撃についてはドラフト前に綾を付けています。

tilleternity.hatenablog.jp

 ただし、彼の打撃フォームをツイスト打法とするのかどうかで見方は変わってくる? ポイントはそこか。

 ツイストの本家である阿部監督の打撃については大学時代からじっくりと観察しています。東京ドームでの彼の打撃練習方法も特殊で、示唆に富むものでした。早めに一塁に回しておけば、一度ぐらい三冠王を獲ったかも、そう思うほどに。

 阿部の打撃をツイスト打法だとするのなら、やはり前川の右膝の向きは違うとしか言いようがないのですよ。インサイドをストレートで攻められた場合、右膝がロックして上半身が回りきらないと思うのだが・・・・。

 因みに田村の打撃フォーム、

 どっちが阿部に近いかといえば一目瞭然。前川は右膝の向きに尽きますな。ツイストだから上半身が回れば良い、そういう判断なのでしょうが、今のままだとそれも苦しくなると思うな・・・・。

 いずれにしてもこの同期高卒の両選手が、これから打者として歩んでいく足跡を楽しみにしたい。

 

 最後にキャンプ前半戦大賞の横浜石上。

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 この選手、ストレートに強いのと、低めのフォークを見送れるので敵からすれば厄介な打者になっていくと思います。腰高の守備を矯正し、走塁技術を磨けば、リーグを代表するショートになる、そんな可能性を秘めている物件だと思います。楽しみですね♪

 

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