月曜にドラフト無事終わりました。指名された選手のみなさん、選ばれし者の恍惚と不安を胸に、力の限り野球界で頑張ってくださいね、ええ。
奇麗ごとはここまでで、まぁ、言いたいことはいろいろとあるので、追って書いていきたいと思います。
<本日のキレイごと以外>
今年のドラフトの傾向
打の目玉の佐藤、見事に阪神がクジを引き当てました。本人は巨人の方が良かったんでしょうが、こればっかりはねぇ、しゃぁないしゃぁない。そもそも、顔が阪神やし。
去年に引き続き、今年の阪神の指名選手には満足しています。っていうか、そんなにどうしても来て欲しいって選手いなかったしね。大山、井上と右の和製長距離砲が育ちつつあるので、贅沢言えばやっぱり左は欲しかっただけに、佐藤が獲れただけで大満足です。しかも、巨人、SBのスカウトの保証付きということで、取り敢えず、この物件にそうそう間違いはないでしょう。二年は苦しむけどね。
今回、全体を通じての指名の方針というか、傾向がはっきりとしているように感じました。これは阪神だけではなく、他の球団もそうなのですが、春から公式戦が中止、延期となった以上、再開後の選手の動きというか、プレーぶりを優先させたのかなと。その結果、大学生の場合ですが、1位に選ばれた投手の通算の勝ち星が負け越しなんてのはもちろん、5勝に満たないケースが続出する異例の事態に・・・・。
横浜:入江(明治大) 4勝7敗
ロッテ:鈴木(法政大) 3勝5敗
巨人:平内(亜細亜大) 4勝5敗
ヤクルトの木澤(慶応大)ですら7勝ですからね。さすがに春のリーグがあれば違ってはいたのでしょうが。結局公式戦再開後に冴えた選手から順番に掻っ攫っていった、って感じがします。つまり、正味この一か月の活躍で選手を値踏みして、指名にまで持っていった。まぁ、スカウトとしても、これまで積み重ねてきたものが中断期間でクリアになってしまった以上、致し方ないのでしょうね。
阪神で言えば、3位で指名した佐藤蓮(上武大)に至っては通算で勝ち星なし、っていうか、この秋に初登板。そこで異様に球が速かったから獲ったと。じゃぁ、三年までにこつこつ一年の春から勝ち星を積み重ね、通算12勝の東洋大の村上は、ドラフトのちょうど一月前の秋のリーグ初戦で腕が張って肉離れを起こし途中降板したので5位、ってことで宜しいんでしょうかね。なんか不公平な感じもします。
西武の渡部(桐蔭横浜大)も秋の8戦7発が決め手でしょうし。これはこれで仕方ないのでしょうな。なんかこれまでの野球人生がチャラになってしまった、そんな虚しさを感じています。F1風に言えば、レース中盤に多重事故でイエローフラッグが出て、セーフティーカーを先頭にして何だかんだでコースが元に戻るまで20周ぐらい走らされて、残り5周のところでセーフティーカー引っ込んでレース再開のドッグレース、って感じですわ。
でも、逆に言えば、これまでの伝統的な指名は、せっせと積み重ねてきたものに拘り過ぎて、旬な選手を取り逃がしてきた、っていう言い方もできます。ちょっと古い例で恐縮ですが、西武の西口なんかは東都の二部でドラフト直前の秋のリーグでブレイクしてチームは優勝。ドラフト直後に入れ替え戦があった関係で、どこの球団も事前交渉が思うようにできなかったところを西武がエイヤァで強行指名。そして球界を代表する息の長い名投手になったわけです。つまり、他の球団はもっとも旬な選手を逃したというわけ。
なかには大学や社会人の監督で、選手のこれまでの貢献を盾に、この選手は上位で、こいつは中位以下でもいいからとか、勝手に順位を決めてくるような輩もいたと聞きますし、スカウトもこれからの付き合いもあるので無碍にはできず、結果、変な指名になったのを結構見てきましたよ、ええ。そういうのが無くなる良い機会にして欲しいものです。
ついに変な指名はここまで来たかっ!
ついにやりよったわ、絶句や・・・・。ここまでやるとは・・・・。タヒねやオリックス、おまえらは万死に値する!
もうネットでも結構蒼然としています・・・・。
オリックス 育成ドラフト6位
— 戸島竜大(としま たつひろ) (@tatsuhiro0089) 2020年10月27日
古長拓 内野手
162cm 67kg
・今季独立リーグ成績、33試合で打率.135
・独立リーグには入団テストを受けずに入団
・独立では三塁コーチャー
・sb高田の結婚式に呼ばれる
・今宮の自主トレ仲間
・菊池、大瀬良と友達
・ゴルフの石川遼とも友達
ガチで何者なんや... pic.twitter.com/Cg0TMUC6Cd
しかも、オリックススカウトのコメントがこれ・・・・。
う、上村よ・・・・、嘘ついたらあかんやろ、いくらなんでも。打率.155で独立リーグを代表するんかよ!ええ?
同じチームに指名漏れした鈴木駿輔がいるんやぞ!鈴木に謝れっ、オリックス!
しかも・・・・、ランボルギーニ乗ってはるわ、この人・・・・。
あのなぁ、野球選手はアイドルじゃないんだから、入団に際してはちゃんとしたフィルター掛けろや。AKBじゃないんだぞ。
こいつ高校の時も実力も怪しいのに、なぜか二年の春に控えで甲子園にベンチ入りを勝ち取って、独立リーグにはテストは受けずに特別枠で入団してって・・・・。ただズルはそこまでだ。
しかも去年、実力ないのを痛感したから辞めたいと監督の岩村に申し出たら、もう一年頑張れって言われて、今年それでも打率1割台で低迷してるのにNPBのドラフト育成指名って・・・・。
そりゃ金積めば月にも行ける時代になったかもしれんが、プロ野球だけは勘弁してください。
まぁ、結局、オリックスもプロなので練習はそれなりにキツいはずですから、結局入団は一身上の都合で辞退するんかもね。っていうか、こいつが入ったら、真面目にオリックス、日本一雰囲気の悪いチームになると思うのだが。
今日はここまでです。明日以降で続きを書ければ書きます。