Till Eternity

どこよりも遅く、どこよりも曖昧に・・・・

巨人ドラ1西舘勇 そして台湾

 台湾の総統選挙までいよいよ一週間を切りました。日本の未来をも左右するだけに気が気ではありません。中国からの干渉がどこまで及ぶのか。世論調査の捏造やフェイクニュースに経済的な揺さぶり、そして選挙結果も捻じ曲げる気満々でしょうから、中国によるフルコースの攻撃をわれわれは目の当たりにするのでしょう。

jp.reuters.com

 できれば力ナダにいる彼女から、台湾や日本に向けてメッセージが欲しいところ。

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 自由の持つ意味の重さを考えさせられる一年になりそうです。

 

 さて今回は、いただいたご意見の二つ目である西舘勇について。確かに西舘については悪く書き過ぎたかもしれない。

tilleternity.hatenablog.jp

 しかし、私は森下がめでたく阪神に入団の運びとなり、森下ウオッチャーを返上した後、伊藤櫂人ウオッチャーを続けている都合上、この五年間ほぼ中大の試合は全て観ている。恐らく巨人のスカウトよりも見ていると思う。もちろん中大サイドに立って、肩入れしながら見ていたってことである。なので西舘についてはああ言うしかないってところ、ご理解願います。

 勘違いしてほしくはないのであるが、西舘を評価はしている。才能のある投手だと思っているし、今年一番人気であった武内か西舘かという選択なら、間違いなく西舘だと言うし、ストレートの威力ならば椎葉か西舘が双璧。ただ性格がプロ向きではないというか、メンタルの弱さを目の当たりにすることが多かっただけに評価は厳しくなる。

 私が思うに、この三年間で中大には三度優勝のチャンスがあった。だがそのすべてを西舘が踏ん張り切れずに逃がした、というと言い過ぎだろうか・・・・。

 二年の春はほぼ手中に収めていた優勝を、どの試合だったかは忘れたが、西舘の不用意な四球から崩れていった、そんな記憶がある。去年の春はオープン戦、おいどんリーグと大学生相手にはほぼ無敗で、優勝候補として名古屋での開幕戦を迎えるわけであったが、そこであっさり投げ負けて、あれでチームに芽生え始めていた自我が一気に崩壊してしまった。秋も青学との三試合目、終盤に逆転しチームのムードは最高潮。ここを抑えればという場面にリリーフで出て行って、あっという間に再逆転を許し勝ち点を失った。

 

 入れ替え戦で踏ん張ったり、それを寸前で回避するという快投も何度か見せてはいる。巨人のスカウトはそこを評価したらしいが、私に言わせるなら、そこまでに勝つべき試合をことごとく落としているからそれらのマウンドに立ったのだろと。少なくとも常広や下村、武内はそこを迎えるまでの節目の試合はどこかで勝っているのだから。

 だが西舘一人に責任を押し付けるというのは酷かもしれない。大栄の不在も大きかったからだ。しかし仮にそうであっても彼がエースの器ではない、というのは偽らざる心境。たかだか大学チームのエースにも怪しい投手への期待は、ほどほどにすべきであろう。特に巨人のドラ1だけに、余計そう言って保険を掛けておきたくなるのだ。

 しかしその一方で、先発四番手以降の札読みに西舘の名を挙げるのならありだとも思う。特に二位の森田がキャンプから注目を集めれば、案外スイスイ開幕を迎え先発ローテの一角に食い込むかもしれない。そしていきなり目の覚めるようなピッチングを披露することもないわけではない。ただ接戦の、特に点を取ってもらった後、また勝ち星のかかった5イニング目などは、突如乱れる可能性があると申し添えておこう。

 何だか西舘のことを上げたり下げたりと、判り難い文章になって反省している。あえて言うなら、西舘は尻に火がつかないと本領を発揮しない男なのである。今年はのんびりとプロの生活に馴染むところから始めるのが本人のためだと思います。