Till Eternity

どこよりも遅く、どこよりも曖昧に・・・・

Rの時代 Ⅳ

 本日、後数時間で日本代表の試合がキックオフ。新ジャージのお披露目も兼ねて大分での開催。おかげで別府のホテルはどこも賑わっているのだとか。われらの Brave Blossoms が閉塞続く地方経済の起爆剤として貢献します、って感じでしょうか。でもチケットの売れ行きはイマイチのような。お寒いバックスタンドが画面に映り込まないことを、猛暑の中震えながら祈っています。

 そういえばこんな告知があったな。

www.rugby-japan.jp

 地方が好きなのか、はたまた都内の競技場を抑えられないからなのかは判りませんが、この度の国内の五連戦のチケットの売れ行きを眺める限り、秩父宮、花園以外はボロボロなのに・・・・。つまりラグビー人気の首都圏頼りは明確。国立、横国の規模は無理にしても、代表戦で味スタあたりをコンスタントに埋められるようになる、そこを目指して努力するところから考えればと思うのですけどね。この唐突とも思しきお知らせからは、むしろ地方に舵を切り直したように取れる。一体どういうマーケティングをしているのか、そう首を傾げたくなります。

 私ならTier1のチームが、秋と初夏に2チームずつ来てくれるよう頑張ろう、まずはそこに全力投球だ、となるのですけどね。もちろん開催は首都圏限定で。地方は切り捨てることになりますが、単価は一万近くでも売れると思いますよ。安定した収益になるのではないでしょうか。

 代表としても、各二試合 × 四カ国で年に八試合、そこそこ強度の高い試合をできればサンウルブスなき今、良い経験を積めるとも思う。もちろん年に強豪国を四つというのが難しのは理解します・・・・。ただ、今回のお知らせを眺める限り、来年のイングランドオールブラックス戦も公募の対象。そこは国立や横国で埋まるやろと。地方に流してどうするねんと。どうにも奴らが何を目指しているのか判りません。

 貴族気取りのIOCの連中を真似て、公募に応じて下さった各地で協会の糞野郎どもが美味しい思いをしたいから、という不純な動機でなければいいのですが。新秩父宮の訳の分からんコンセプトといい、どうにもホスピタリティの方向性が外に向いてない点を憂慮する次第です。

 

 さてさて今日の代表戦、果たしてどんな試合になるのやら。50点以上取られて惨殺か、もしくはノートライに抑えられての完敗か。おまえの絞首刑、木綿がええかそれとも麻か? 切腹ならコの字か一文字か? そう迫られているような気がしてなりません、ええ。