Till Eternity

どこよりも遅く、どこよりも曖昧に・・・・

Rの時代 Ⅱ

 本日、対 All Blacks XV 戦、 17:00キックオフである。9月からのW杯における日本代表の活躍を占うー戦、そう言われている。まぁ昨日、そうはならないよ、と書いたわけなので、個人的には冷えた目線で眺めることになると思う。ただ注目ポイントがないわけではない。特にラックへの寄り、セカンドマン、サードマンがどういう動きをするのか、彼らの役割分担はできているのか、そこはしっかりと見ておきたい。

 ありゃりゃ、というターンオーバーがあったりしたら、ラックに持ち込んだ選手に責任はない、そう割り切って見ようと思う。ラックに人数を掛けないチームは確かにある。そういう対戦相手の方が日本は相性がいいようにも思う。しかし、もしAll Blacks XV がこちらのボールのリサイクルに淡白であったなら、日本に攻めさせても大丈夫、というシグナルであろう。

 スーパーラグビー上位チーム同士の対戦を眺めていると、ラックへの寄りとそこからの攻防には目を見張るものを感じた。しかも常に組織的にボールの争奪戦を仕掛けるという動き。それが見られるのかどうかで、All Blacks XV の今回の日本代表への評価も判るのではないか。

 ブラウンいわく、All Blacks XV はW杯準決勝レベルのチーム。そうであることを祈り、勝敗以上に日本代表が良い経験を積むことに期待する。



 今回の代表選手の選考に綾をつけるつもりはないが、さすがにもう少し捻って欲しかった。恐らくはブラウンや藤井さんあたりで選んだのだろう。思うに観点はディフェンス。ここはわれわれ素人には判らない部分。前回の代表チームからの一貫した流れであろう組織ディフェンスへの理解、それができている、そうでない、できそう、できそうにない、 というフィルターに掛けた結果であるのだろう。ただ、若手がいないのが残念でならない・・・・(震声)

 ティア1の各チームには生きの良い二十代前半の選手が結構いる。羨ましくないと言えば噓になる。まぁ、よその国はあくまでよそなので置いておくとして、国内の他のスポーツはどうか?

 まずはサッカー、

web.gekisaka.jp

 続いてバスケ、

sportiva.shueisha.co.jp

 次に野球、

www.nikkansports.com

 最後にバレー

www.nippon.com

 

 ”鮮烈デビュー” に、”八村級”、”最年少”、そして ”期待の21歳”・・・・。直近の事例ばかりではなくて申し訳ないのだが、何故わが国のラグビー界には、こういった存在がいないのだろう・・・・。四年前とコアメンバーにそれほど変化がないのは、これといった選手を探し出し、鍛え、そして試す、そういう場がなかったからではないのか?

 まぁこれを無理くりサンウルブス喪失に結び付けるつもりはないのだが、結局、そういう次世代の選手を育成する、もしくは代表クラスの選手層を厚くする、そのための場を作るといった役割を、日本協会が自分たちの仕事だとどこまで捉えているかに掛かっているのだろう。

 今日は暑いし眠いしで、これ以上は書けないのですが、上の記事の最後の男子バレーなどは、協会の酷さ加減でいえば、ラグビー日本協会とタメを張るんだけどね。ところが今回は破竹の勢いで勝ち進んでいます。決勝Rに入ればまた違ってくるのでしょうけど。

 とにかく、ラグビー日本協会はしっかりと仕事をするように。ホント、書いていてストレスが溜まります。あーっ蒸し暑い!!

 さてさて今日の試合が果たしてどうなるかは判りません。がっ、このどうにもむしゃくしゃする気持ちを晴らしてくれる、そんな闘いをお願いします!