Till Eternity

どこよりも遅く、どこよりも曖昧に・・・・

定点チェック ③ 神々の黄昏

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 昨日の東京のコロナ感染者、250人に迫る勢いで過去最高を更新。もういつになったら終息するのか、さっぱり判らなくなってきました。コロナに対する ”諦め” と ”飽き” が混ざり合って、この報を受けてさえ世間に漂う空気は実に微妙です。

 今、日本人が心を一つにして感じていること、それはコロナ感染の得体のしれない恐怖というよりも、案外現実問題として、マスクをしたまま真夏を迎えたくはない、これに尽きるのではないでしょうか。女性は化粧とかどうするんっすかね? 大変だぁ。それでもガッツリ決めるのでしょうか・・・・?

 実はマスクするようになってから、ヘアワックス使うのやめてます。少々髪が乱れても、マスクしてるとなんも言われなくなったからね。

 仮に髪型キメても女性の化粧同様、マスクしてたのではあまり意味ないっていうか、そんな感じがするのと同時に、髪の毛や服装の少々の乱れについては赦されるような風潮が出来上がりつつあるように思うのですよ。何ででしょう?

 個人的に申し上げれば、マスクのヒモの都合で必然的に耳上の髪の毛がどうしても微妙に乱れるので、それが髪型どころか全身、というか上半身全般に及んだのではないかと。マスクやし、まっええか、って感じでどんどんその範囲が広がっていく・・・・。なので女性のメイクやお洒落も少しユルくなるんじゃないか、なんて勝手に想像しています。

 

<本日のチェック>

  

来たよコロナ第二波

 前にコロナについて、どうもこの国には何かがありそう、ってな話をしました。今日はその件についての定点チェック、というのは、第二波がこの規模でいきなりやって来て一気に感染者が増えた。でも重篤者や死亡者は抑えている、というかコントロールできているようだけど、それって医療面だけではないだろうと。そもそもずっと検査をやたらめったらしない割には、世界的にみれば感染死者数が少ないのは何故なんだと。でっ、二、三か月前から、最近少し微妙な山中教授なんかが ”ファクターX” とか言っているやつ。あれをいろんな角度から仮説を立てて検証できんもんか、ってなことを5月の終わりごろ書いたのですよ。そしたら最近になってBBCがそれらしき特集をした模様。 

www.bbc.com

 結局、この国にはマスクをつける習慣が100年も前から定着していたこととか、何より絶妙なタイミングで緊急事態宣言(緩いロックダウン)を出し、それを国民がしっかりと守ったことが良かった、っていうような落としどころになってます。

 つまり国や地域によって感染被害に差が出ているのは、その土地の生活習慣の影響を新型コロナウイルス自体が強く受ける傾向にあるのではないかと。そして「X因子」は存在しないのだとも。実は、個人的によく勉強させてもらっている、新宿会計士さんのブログのなかで、コロナについてのコラムを寄稿された伊江太氏(元微生物関係研究室勤務者)と少しだけやりとりしたことがあるのですが、その際に教えていただいた内容とほぼ同じですね。二か月近く前です。つくづくネット上には慧眼を備えた方がいるのだと痛感した次第です。

 それとこのオチ、オールドメディアは絶対に無視を決め込みたくなる内容ですね。そういえばNHK特集でも取り上げられたようですが、どうせ結論はいつものようにボンヤリさせて終わらせたのでしょ。このBBCの示唆するところが正しければ、もうちょっと政府を誉めたれよと思うな。それとワイドショーやニュースショーが相変わらず糞、というか万死に値することも改めてよくわかりました。

 コロナについては、私にしては珍しく、オールドメディアは今こそ治療薬やワクチンの開発がこの国においてどこまで進んでいるのか、頑張って取材して欲しい、みたいなことを書きました。っていうのは、こういうことに限るとメディアの方が有利でしょ。なんの肩書もないYouTuberが、いきなり大学の研究機関や製薬会社に乗り込めんもんね。記者様ならそのあたり融通効くはず。なので、ここで点数稼がずしてどうするんだと。そしたらこれ、
www.nikkei.com

  おおっ、って思ったら、翌日から同社の株価が下げ止まりません(昨日は騰がったようです)。何か裏があるな・・・・。治験が最初から躓くことが判っていたのか、はたまた公募増資でも待っているのか・・・・。

 こういうのも出てます、 

www.sankeibiz.jp

 ”重症患者11人に、併用して投与” って、真面目に訊くけどこれ記事にするほどのものか・・・・? どおりで富士フイルム日医工も株価はまったく無反応。

 前に小保方さんの件で新聞やテレビで取り上げる記事のレベルがあまりにも酷かったということを書きましたが、やっぱりこの分野についての取材力の無さは当時とあまり変わってはいないのか・・・・。こうなったらSTAPの際の教訓を活かすべく、逆に表立っては動かず、いかに目利きを抑えるかに傾注するのはどうか。あの時も、早めに難波紘二先生を囲っておけばその新聞社なりTV局は無敵だったはず。まぁ、自力で目利きを探し出す力すらないのかもしれませんが・・・・。

 日の丸ワクチンや治療薬が少しでも早く、少なくとも中国より早く開発に成功することを、八百万の神に皆さんと一緒に祈りたいと思います。

 

神と闘う男たち

 以前、王全璋弁護士について書きました。半月以上前の記事になりますが彼についての続報です。 

www.tokyo-np.co.jp

  ただ取材したのはあの共同通信、しかも単独なのですよ。中国と握って出せる内容を予め決めて、それを本人には伏せた上で取材しているように見えるんだよな・・・・。なので、他社の記事が出るまで待ったのですが、大紀元も含めてなし。うーん、いけませんな。彼と家族の身に何も起こっていなければよいのですが。

 

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 先日、一人の大学教授が中国国内で当局に拘束されました。その男の名は許章潤・清華大学法学部教授です。

 今月6日、彼は北京郊外の自宅にいたところを、十数台の警察車両で包囲され、集まった20人超の警官や人々によって連行されたんだそうです。その罪状は”買春”・・・・。

 なぜ彼は拘束されたのか、

gendai.ismedia.jp

 私ごときがこの記事に付け加えられるものはありません。なので記事で紹介されている彼の主張の中で、特に心に響いた部分を引用します。

改革開放後、社会と思想が発展を見せ、権力と権利のバランス意識が官民に広がったが、ここ数年、地方政治のゴロツキ化、国民を階級化する血統論、赤裸々なナショナリズム、大多数の国民の政治参加を排除する専制政治が進むなど、国のガバナンスや現代化の理念が破壊されている

改革開放後の三十数年間で国民の努力によって蓄積された資産が、内政や民生に使われるのではなく、(海外援助や軍拡など)外向型の政策、非効率な国有企業などにより食いつぶされそうになっている

特権階層は今や「天下を取り、政権に居座り、国を食いつぶす」存在・・・・

官僚の財産公開、貧困支援、農村振興と教育の普及、司法の独立に向けた改革、全人代の権限強化、多元的なメディアの容認などであり、これらを進めることで、中国を民族国家から民主国家へと発展させることができる・・・・

 更に許章潤教授は天安門事件についての評価見直しを求める文章を、二年前の7月に発表します。当時彼は日本に滞在していたそうです。そしてこの記事を書いた記者との間で以下のようなやりとりがあったとのこと、

「文章を発表し、賛同者が広がることを期待したが、広がらなかった。処分は覚悟している」と語る許教授に「それならなぜ帰国するのか」とたずねたところ「国外にいても仕方ない。国内で声を上げないといけない。国内にこういう声があるということを示すのが重要だ」と語った

 以下はその文書「私たちの恐れと期待」から、

「根拠のない『スーパー元首』を生み出すものであり、来年の全人代で任期制を復活すべき」、「共産党メディアの『神づくり』は極限に達している。なぜこのような知的レベルの低いことが起きたのか。反省しなければならない・・・・

「自由とは天賦のものであり、中国の人々も例外ではない、自由が花開くために、たとえ火の湖が前にあろうと、どうして恐れるだろうか」「自分もペンを武器として、正義を求め、正しい道を訴える。今回の疫病に、14億の逃げることができない我らが同胞は、自由の太陽を迎えるため、力を合わせて正義のために命を燃やそう」と呼び掛けている

 7月12日に釈放されると伝えるメディアもあることから、続報を待ちたいと思います。

 中国にまた一人、神と闘う男が現れました。

  

昨日のみんなの阪神

 昨日も阪神勝ちましたーっ! これで破竹の四連勝やーっ!

 強い、強すぎる、まさに敵なし、勝因は何かって、青柳? ちゃうちゃう、近本? いいえいいえ、大山? ないない。じゃぁ何って、それは、ラミレスが舐めまくった、これに尽きるでしょ。

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 昨日も書きましたが先発大貫って・・・・オープナーだったんっすか? 中日の新人岡野にコロッと捻られたのをラミレスが見て決めたんちゃいます。まぁ、相手が舐めてくれるほど、こっちは楽になるわけで、大貫も酷かったですが、二番手櫻井に無死一塁で打席に立たせた挙句打たせてゲッツーとか、いくら高校時代スラッガーで鳴らしたとはいえ、普通あんなことせんでしょ。ツキがこっちに来るわけです。極めつけは五回表終了雨でコールド勝ちって、しかも一点差で。もしかしたらこれっていわゆる一つのエコってやつですか、グレタちゃん? しかしこれも普通はないのですよ。田んぼになっても後1イニングはやらせるもんです。明日以降も基本天候が悪くても強行なのが審判団の背中を押したのかもしれません。

 この四連勝はすべて相手の気の緩みで譲って貰ったものばかり。気を良くするのは構わないですけど、自分の力で勝ったなんて夢にも思わないことですね。

 そういう意味では、今日の西勇、気になります、中五日でしょ。四連勝するとは思いもしなかった、先週末に決めたはず。切羽詰まった末の気負いが感じられるのです。少なくとも万全ではないと思いますよ。秋山でええのに、一昨日下で投げさせてしまったのが果たしてどう出る・・・・。神のみぞ知るってところでしょうか。