昨日は阪神は負けませんでした。やれやれです・・・・。当面心穏やかに過ごせるのは月曜だけになりそうです。
さて、昨日から定点チェックと称して、これまで書いた内容の点検作業をしているのですが、今日はその二回目ということで、主にコロナネタについての振り返りをしておきたいと思います。
<本日の妄想>
コロナ第一波検証
まず今月の初めに、コロナ第一波については上手く凌いだ、というようなことを書きました。まぁ、どこまでが第一波だったのかというのもあるわけですが、こういった結果が出たということは、一つの節目を迎えたと言えるのではないでしょうか。
東京の人口をざっくり1,000万人として、その0.1%が陽性反応を示す感染者であると仮定した場合、その数約1万人。先週時点での都内の感染者累計が5,800人弱なので、おおよそ半分以上は把握できていたということになります。日本最大の過密都市において、国は計画的で十分なPCR検査をしていたと言えるのでは? ワイドショーやニュースショー的に言えばどうなるかは知る限りではありませんが。
それと、都内の感染死者数をちょろまかしているという噂もありましたが、ここでは共産党系の病院が網の目のように張り巡らされているのでそれはありえない、というかできっこないと書きました。どうやら海外発ですが、日本のコロナによる亡くなられた方の数が妥当というような記事が出たようです。でも、これが果たしてどこまで正確なものなのか、ちょっと私には判りませんので、あくまで参考に、
次に、コロナだろうとジタバタすんなっ、という男前な対応を貫いたブラジルとスウェーデンの二つの国がどうなったかです。でっ、まずブラジルについてなのですが、もうやめといたほうが良いかと。前も散々その惨状については紹介したので、そっちではなく、なんだかんだで先月の中旬頃まで上手くいっていたはずのスウェーデンについての最新状況です、
先月末から感染の勢いは増しているとのこと。
スウェーデンの強みとは、エビデンスに支えられていること、強くブレないリーダーシップが存在すること、さらには情報の透明性、国全体としての協力体制があること、だそうです。ので、きっとこの難局もこともなく乗り切るのでしょう。ぜひ在住の日本人医師や翻訳者兼エッセイストの方のコメントが欲しいところですね。続報をお待ちしております。
でっ、思うのは、日本だけなのか世界的な傾向なのかは判りませんが、よくある北欧押しについてはしっかり見極めたほうが良いのでは。一時あったスローライフ押しもなんだかよく判らないうちに収束したように感じる昨今、先進国とはどこか一線を画すような姿勢がカッコ良いのは確かです。それ故北欧に対する憧れについては昔からあるのですが、まぁ、好き好んで移り住んだ方が褒めそやすのは当たり前の話ですから、そこを割り引いて考えといた方が良いと思うのです。先日も書きましたが、治安もそんなに良くはないですし。
それとスウェーデンといえば、今や時代の寵児であるところのグレタさんですが、彼女の場合も北欧の女の子であることが、何んというか妙な説得力を育み、それを増殖させているように思えてならないのですよね・・・・。
ロンドンで感じた一抹の寂しさと安倍再選について
ここから思いっきり脱線して余談になるのですが、去年の12月の頭にロンドンにたまたまいまして、ピカデリーサーカスを歩いていたら、年の頃は高校生でしょうか、自然環境保護を訴えるデモをやっていました。結構な人数で、こりゃ動員もかかっているなぁ、グレタちゃん効果恐るべし、などと思いながら眺めていたのです。でっ、その日の夜になってTVのニュースで知ったのですが、ちょうどNATO70周年の首脳会合があり、各国のトップがロンドンに集まっていたのでした。つまり、彼らVIPに対するアピールだったわけです。おかげで地下鉄が止まったりしましたが・・・・。
何でもメルケル、マクロンはもちろん、トランプやトルドーもバッキンガム宮殿での晩餐会に出席したとか。それを知った時、不覚にも日本人としてこう感じてしまったのですよ、G7で蚊帳の外はうちらだけってこと・・・・。何か妙に寂しかったのです。
翌日から首脳会議が行われてロンドン宣言が出されました。戻ってから日本のメディアがどの程度これについて取り上げたのか確認したところ、正直それほど大きくはなかった。まぁ、NATOについては関係ないっちゃないわけですし、しゃしゃり出て大袈裟に取り上げること自体がおかしい。実際、会議の内容は惨憺たるものだったようなので、そこだけは胸を撫で下ろしましたが、それでも妙に心細かったですね・・・・。
そこで思い出したのが、これはサラリーマンを経験したことがある方ならば判ると思うのですが、この三十年で分煙が進んだ関係で、どのオフィスにもそれなりの設備の喫煙室が用意されています。それであそこには、それこそヒラから上は役員クラスまで集まる場になっているようなケースもあるのですよ。それで、ネットワークというかコミュニティがそこで出来上がっていて、結構重要な話もしているのですわ。”例の件、あの線でいくか”、みたいな。これはゴルフや飲みも同じです。でっ、私はといえば、タバコも酒もゴルフもしません。だから会議が、ある時点から急に違う方向に進み出して、こっちにすれば意外なところで落ち着いた、という経験を何度かしました。つまり、会議以外の場で根回しが済んでいたというわけ。まぁ、冷や飯喰うのは慣れているので仕方ないかって諦めるのですが、それと同じような悲哀をBBCのニュースを眺めながら日本人として感じていたのですよ。
私は休みの日にゴルフ行くのも、仕事終わってから飲みに行くのも、タバコも喫いたくはありませんので、これはこれで良いのですが、国のトップにはそういったコミュニケーションはしっかりと抑えられる人になって欲しいものだな、というのは確実にあります。なので、安倍総理がトランプとゴルフをするような関係というのは、日本人として申し上げるなら絶対に続けて欲しいのですよ。
もし、同じ職場に韓国の文大統領のような方と、安倍さんのような方がいたなら、私が親しくなるのは前者だと思います。シンパシーを感じ合うのも恐らく前者でしょうし。でも、一国を任せるトップには、後者でなければならないと個人的に思うのです。
何もトランプのような絶対的な権力者に阿れば、美味しい目に預かれるからというのではありません。情報を共有する場があれば、どういう場であれ必ずそこに行ける人間であって欲しいということです。そこで得た情報を元に選択肢を増やして欲しいのです。それが国益に適うと思うからです。
ここのところ支持率も落ちている安倍総理ですが、今、コロナで全世界が不安定な状態に陥っているのです。できれば後三年はお願いしたい、と個人的には思っています。
メルケルがEUの女王に君臨できるのも、結局は長いことやっているからです。言うまでもなく、中国はその幸運を最大限に活かしたわけです。またプーチンの力が隠然とあるのも同様。じゃあ一方、日本はどうだったかと言えば、バブルの弾け切った92年から、東日本大震災の復興に明け暮れた12年までの二十年間で、実に14人もの総理が入れ替わり立ち替わり来ては去り、その間には小泉氏のように四年半やった方もいましたが、それでも均すと一人あたり平均在籍期間はわずか一年半。ということは小泉氏を抜くと一人あたり一年とちょっとってこと。これでは国力落ちますよ。舐められます。周りから大丈夫かって思われます。あの時期日本は機能不全というか、明らかにおかしかったのです。
今、オーストラリアが中国にNOを伝え始め、カナダにもその動きは見られる。NZは微妙ですが、香港や台湾も世界に向かって情報を発信し存在感を示し始め、新しい世界秩序というか枠組みが生まれようとしています。
イギリスが抜けたEUも、第二波、第三波があるでしょう。メルケルの後を誰が継ごうとも、マクロンと上手くやるのは無理。ドイツとフランスは早晩袂を分かちます。メルケルさんがフランスと上手くやれたのは、彼女が色んな意味でドイツ的ではなかったからです。西ドイツで生まれ東ドイツで育った彼女は、結局、西ドイツの人でも東ドイツの人でもなかった。それがフランスと向き合う際に上手く嵌った。あの二国に亀裂が走れば、イタリアはシレっと中国やロシアと手を組もうとする可能性も大いにあります。もう、コロナ後の世界は何が起こるか判りません。何せどの国もコロナで火の車。そんな難局だからこそ、日本だけではなくコロナ後の世界を安倍さんに引っ張って欲しいと思っています。経験豊かな安倍総理であれば、トランプを宥めながら上手くやるのではないかと。
北欧と日本の不思議な関係
最後に北欧ネタをもう一つ。
日本人というのが果たして何処から来て、日々話している日本語というのはどのように成り立ったのか、極東の孤島に住む我々にとって興味のあるところではないでしょうか。
実はそこを解き明かそうと精力的に動かれている方がおられます。
基本、ブログを中心に活動されている方のようですが、どうやら我々の言葉、日本語というのはフィンランド語と徒ならぬ関係なのでは、という仮説を立てておられます。興味のある方はぜひ覗いてみてください。