Till Eternity

どこよりも遅く、どこよりも曖昧に・・・・

夏の甲子園二日目予想

f:id:TailEnder:20210811020948p:plain

 二年ぶりの夏の甲子園が無事開幕しました。昨日から勝敗の予想を始めましたが、早速第二試合は外してしまいました、残念・・・・・。同時に調子に乗ってオリンピックの注目競技の視聴率まで予想してみたのですが、こちらも上手くはいかなかったようです。ではその答え合わせから。

www.sponichi.co.jp

 視聴率はやはり難しい。野球は予想よりも高く、サッカーは予想の半分という結果。捻くれたことはせず、感じたままに予想すれば良かったのかもしれません。ただそれをしたとしても、サッカーは当たらなかったと思います。Eテレの18:00キックオフというのは想像以上に敷居が高かったようです。3決というのも、思ったよりライト層の触手が伸びなかったのか、妄想通り電通の操作が入ったのは良いが逆方向に動いたか?むしろ、 スポンサーの無いEテレの数字を伸ばすことに意味を見出せるわけないところに気付くべきだったか。裏の数字を高めに出した方が、スポンサーのためにはなるということを忘れていました・・・・。

 それと閉会式の数字が、開会式同様高すぎる気がします。女子バスケの数字も、快挙の割にが伸びないなぁ。まぁこれ以上はやめにしておきます。捲土重来、また何かのタイミングでやろうと思います。

 次に夏の甲子園初日ですが、二試合目を外しました。静高の監督が変わったことが気になる、ってなことを昨日書きましたが、経験の浅い新人監督の下した継投が見事に裏目に出ましたね。静高は伝統校なのでこの采配、禍根を残すことになるかもしれません。

 外したお詫びではないのですが、勝った新田の愛媛県の現状と、敗れた静高について少し書いてみます。

 

f:id:TailEnder:20210811021525p:plain


 これまた昨日も触れましたが、愛媛は済美の登場以降、すっかり勢力図が書き換わってしまいました。元々は四国四商の中でも最も格が高いとされてきたのが松山商、その牙城が崩れることに相成った、ということで大方の説明がつくと思います。二校は松山市の中心街を挟んで、自転車で15分ほどの距離。商圏は完全に重なっています。ゆえに一方が頭一つ抜ければ、もう一方は凹むという構図。

 私は旧くから野球どころとされる四国の中でも、松山商業は別格と常々思っており、四国へ高校野球を観に行く場合、それは即ち松山に行くのであり、白状すれば松商こそがお目当てでありました。まぁ黎明期の我が阪神球団の基礎を創って下さったのは松山商業OBの方々なのですから、そりゃリスペクトしますわな。

 松山商業のコアなファンは通称 ”まつきち” と言われており、まぁそれはそれは熱心で、昔はグラウンドの入ったところに箱が置かれていて寺銭を取っていたこともあったほど。ところが最近は松商の周囲にもマンションが建ち、練習自体が騒音扱いで、すっかり肩身が狭くなってしまいました。

 しかも済美は上甲監督を擁して04年の選抜初出場初優勝の衝撃デビュー(あの校歌込み)でしたから、以降の松山商業は低迷期に入った格好。地元の良い選手が松商よりも済美を選ぶ傾向も顕著になり、ここ数年の低迷はすっかり安定期の段階を迎えてしまいました。

 もちろん済美も上甲監督亡き後、常勝というわけではないのですが、そのおこぼれに預かるのは、もっぱら松山聖陵であったり名門松山東のこともありました。それにそもそも東予には今治西が鎮座しているし西条もある、南予には宇和島東ということで、松商の出番は減る一方。そしてまさに昨日新田まで夏の一勝目を挙げたわけで・・・・。

 さらにいえば、あれは四年前でしたか、松山市内のボーイズリーグの主軸の子が今治西に進学する、という悪夢のような出来事があったり、まさにこの夏の明徳のエースの代木も愛媛川之江出身で、一昔前はこの辺りの子もわんさか松山商を目指していたというのに口惜しい、ということで知り合いの ”まつきち” の面々も来る時が来たかと腹を括っていたら、去年、今治西の監督の大野氏が松山商の監督に就任するという、まさにお釈迦様でもという大どんでん返しの展開を迎えて今日に至っている、というわけなのです。

 でっ、ここで部会者である私が口を開くのはなんですが、松商が低迷する直接のきっかけは何度も申し上げているように済美の台頭でありますが、それと並行するように、裏ではお家騒動というか、関係者の脚の引っ張り合いのようなことが繰り返され、その結果、監督の成り手がすっかりいなくなってしまったことこそが元凶なのだ、と申し添えたいと思います。

 でっ翻って、昨日の静岡高校池田新監督の采配はいかにも拙かった。大事に至らなければ良いのにと、私のようなものでさえハラハラしてしまう。

 幸い、愛媛県内の松山商業の立ち位置とは違って、静岡県内における静岡高校のステータスは盤石。今大会のエース高須は磐田出身ですし、掛川富士宮、果ては都内は文京区の筑波大付属の子もいるので、今後も多子多彩、県外からも我こそはという球児が静岡高校の門を叩くと思いますので、どうか長い目で池田監督のこれからを見守っていただければ、そう願う次第でございます。

 ではでは取り急ぎ二日目の予想を、

第一試合

智弁学園(奈良)- 倉敷商(岡山)

 二日目にして優勝候補の一角、智弁学園登場。即プロの子はいないが高校級の選手が居揃う布陣は優勝を狙うには相応しい。

 倉敷商は去年の交流戦の経験をどう活かせるかが鍵。しかし修学旅行に毛の生えた大会だったとの声がもっぱら。であれば県予選での激闘の経験値こそが智弁を崩す手懸りになるのであろう。

 接戦は必至も倉敷にハンディ2

 

第二試合

横浜(神奈川) - 広島新庄(広島)

 実は案外似ているこのチーム。広島新庄の元監督の迫田さんは生粋の左腕フェチで、地元のシニアチームを巡回する際、常に左腕だけを物色していると言って良い。それは田口、堀をみればご理解いただけるかと。そしてその流れを汲むのがエース花田ではなく、奈良から獲ってきた西井であり福岡から奪ってきた秋山。つまり左腕を一年の夏から試し手塩にかけて育て、そこから逆算して二年後の夏を狙うという寸法。

 そして今年の横浜もその予定であったのが、相模の辞退もあり花が早く開きすぎた関係で即甲子園となった。

 両左腕の息を飲む対決が今から楽しみ? 乾坤一擲、横浜にハンディ1

 

第三試合

高岡商(富山)- 松商学園(長野)

 松商学園は好きなチームであるが、この十年間の富山の、そして高岡商の経験が上回る。長野県勢に残念ながらその経験値はない。

 松商学園にハンディ2

 

第四試合

愛工大名電(愛知)- 東北学院(宮城)

 東北学院にハンディ5以上

 以上になります。

 昨日、優勝チーム予想の発表をと書きましたが、もう一日頂きたい。実は今のところ優勝候補は今日の四試合目が初戦となる愛工大名電でほぼ固まっているのですが、対抗馬となるチームを見極めるところで頭の中がフリーズしています。もう一日待ってください!

 ではでは・・・・。