こないだのことに速報もございませんが、お付き合いいただければ幸いです。
さてさて、台湾へワクチンが届いたようです、ヨカッタ。
アストラゼネカ製じゃなければなお良かったのでしょうが、そこはお許しください。
さらにアメリカからのワクチン支援も決まったようです。
こういうことがあったらしいのでそれだけに意味がありますね。
しっかし、ドイツもさぁ・・・・。あの国、よっぽど中国に色んな所を握られているようです。ちゃんとG7の一員として機能するんすかね?
日本との大規模な共同訓練を行う前に、ドイツ政府が艦艇を中国に寄港させることも検討って・・・・。意味不明。どっかの国が、こういう振る舞いを真似るので、そこははっきりして欲しいですね。
ただ東シナ海や日本海で何が起ころうと、ヨーロッパの方々からしたら、特にどうでもええわ、ってところは判らんでもないけどさ。彼等からしたら、それどこの海、って感じでしょうから、ええ。
一方でイギリスが最近いろいろ日本に近づいてくれてはいます、
これらイギリスのアジア回帰政策は心強いところですが、背景には香港問題の意趣返しといった面があること。それと彼等はAIIBに西側として真っ先に参加を表明したことも忘れてはなりません。
そして冒頭の台湾にしたところで、蔡英文総統の支持率はここのところ下がり続けていることも、
もちろん、急激に拡大したコロナの影響もあるのでしょうが、元々、半分は親中の国であることをお忘れなく。だから仮に民進党政権が倒れて国民党が巻き返したとしても、先のワクチンの件を持ち出したりして恩着せがましいことはしないこと。我々が考えているほど台湾が進むべき方向性というのは簡単ではないのです。まして香港などもっと難しく険しい。でもだからといって諦めずに、我々と同じ価値観を持った方がたくさんいることを忘れず、粘り強く謙虚に、そして温かく見守りましょう。そしてできることがあれば、具体的な何か、お手伝いできれば良いですね。
お隣では、相も変わらず日本の事が憎くて仕方ないご様子。
韓国内の接種スピードのおかげで韓国はアメリカのワクチン支援の対象国となったそうです、メデタシメデタシ♪
ちなみに日本はアメリカの支援対象から除外されたとのこと、知らんかった。もし仮にそうなら日本中で大ニュースになってるはずですが・・・・。
日本がすでに他国へワクチンを支援できる側ということは、あちらの国ではあってはならないことだし当然なかったことにしています、ええ。
さらに、韓国のワクチン接種スピードの高さを裏付けるグラフつきの記事もありまっせ、
韓国大勝利! また日本に勝っちゃったーっ!
さぞかし日本国内の韓国応援団長もお喜びのことかと思っていたら、そうでもないご様子。一部の韓国に対する心無い記事にご立腹、まったくもって恥を知れ、ニッポン!
けっしからん! 恐らくこのあたりの記事を指すのでしょう、
特に鈴置氏についてはツイッター上でも、まったく取材してないと腐していましたね。そして恐らく年配の元外交官というのは間違いなくこの人のことかな、
武藤氏は結構会談後褒めてますが、それでも彼の怒りは収まらなかったようですな。
まぁ、韓国国家の滅亡なんて、デフォルトも含めて誰も思ってませんて。木村幹が判ってない、というか専門家のくせに見ようとしないのは、氏はツイッター上で憤っていますが、「韓国がレッドチーム入りしようとしている!」というのと「韓国がアメリカに見捨てられようとしている!」という二つの事象が併存するのはおかしい、としているところ。そして続けて、韓国がレッドチームに入りたいのなら、アメリカに見捨てられることはグッドニュースだろ、と開き直っている点に集約されるでしょう。
まず木村幹は二年前の輸出規制問題の際、アメリカは韓国を駒として日本と同レベル、もしくは日本以上の扱いをするはずとして、必ず日本を諫める形で仲裁に入るだろうと勘違いしていた、あの段階からすでにアメリカは韓国を見捨てていたことに気づいていない、というかそうは理解したくないのでしょうね。残念ながらその傾向が続いていることは、今回のワクチンの量にも現れています。が、そこにも目を瞑っている。
さらに言えば、明らかに中国に擦り寄っている今の韓国の状況の肝にあるのは、韓国が、今度は中国にとっての一つの駒に、もしくは舎弟として扱われ始めていることであり、それはすでに”3不の誓い” や経済制裁や文大統領訪中の際の軽い扱いという屈辱的な形で実現していて、多くの韓国国民がそれらを不愉快に思い、事実、日本並みに中国のことを嫌っているってところでしょ。そりゃ中国のことを好きな人々なんてそうはないでしょうから。
というのに、北朝鮮との統一しか見えない文大統領にとっては、金正恩のケツ持ちが習近平である以上、中国への傾斜をやむを得ないとしている。つまり、朝鮮半島の統一が中国という後見人抜きでは成立しない以上、多くの韓国国民にとって、”中国は相容れいない国である”、けれど、民族の悲願である ”南北の統一” のためにはその影響を受け入れなければならない、という矛盾は成立する。
遠回りをしましたが木村幹の発言に基づいて整理すると、「韓国がレッドチーム入りしようとしている!」は、すなわち韓国と北朝鮮が一つになることであり、「韓国がアメリカに見捨てられようとしている!」とは、韓国が民主主義を手放すことを意味する。つまり、悲願の朝鮮半島統一が実現すればそれは同時に出て来る、というか並立するのです。
なのでわれわれ野次馬から見た場合、どうやら韓国の人々は日本のことぐらい中国を嫌っているらしいですねと。そりゃさんざん民主主義を謳歌しているのだから、今さらレッドチーム入りなど望んではいないこともお見通しですよと。ので、それをするとしたらバッドニュースでしかない。けれども、南北統一はみなさんが名誉革命で選んだ大統領様の最大の公約である以上、その方向で国としては進んで行くようですぞ、というこの状況こそが、まさに一つの民主国家の終わりなのでは、ってことになるわけ。それをもって韓国の滅亡と呼んでいるのではないでしょうか。
そもそも木村幹の一連のツイッター上の発言からは、北朝鮮と中国が抜け落ちているのですよね。レッドチーム自体をないことにしてるし。今の米韓をそのフレームワークで語るというのはあまりにも無理がある。ハノイであんなエンディングを迎え、その三か月後には習近平の訪朝があったというのに豪快に無視っすか? 少なくとも北朝鮮を落とすだけでも文在寅の韓国は語れないとも思うし、中長期的に眺めようとしても、金王朝のような変数を持たないフィリピンなど東南アジア諸国と、韓国を同列に扱うのもどうかと。やっぱり木村幹は所詮応援団長なんだよな。