Till Eternity

どこよりも遅く、どこよりも曖昧に・・・・

こないだ速報 21/ 6/21

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 こないだに速報もなにもございませんが、お付き合いいただければ幸いです。 

 さて、中国の原発に問題があったようですね。

www.jiji.com

 台山市ごと、土に埋めてしまわないか心配です、ええ。奴らならやりかねん・・・・。

 そういえばオリックスが首位になったそうで、絶好調の木村幹の新コラム、

www.newsweekjapan.jp

 威張ってるって、そ、そうなの・・・・? ちょっと頭の中が変になりそうなので、このコラムの内容に沿って書くと、

A:朴大統領は安倍首相との首脳会談の拒否をした

B:朴大統領は併せて、アメリカを始めとする各国に慰安婦問題をはじめとする歴史認識問題において、自らの主張を積極的にアピールする「告げ口外交」を行った

C:朴大統領のアピールが諸国を動かすことはなかった 。それは悪手であり、 日本側に対する圧力として機能しなかった

D:安倍首相は、この朴大統領の姿勢を逆手にとって、韓国との間の対話の扉を開いていることを積極的にアピールした

E:結果、朴大統領は屈辱的な慰安婦合意に応じることを余儀なくされた

F:それから6年を経て、元徴用工問題に関わる判決を契機に、日本政府が韓国政府との対話に消極的な姿勢に転じたことで、今、日韓両国の立場は完全に逆転した

G:だが、安倍首相は2019年12月に文大統領と日中韓首脳会談を行い何とか持ち堪えた

H:しかし、先日のG7の場で文大統領は首脳会談の開催を提案したが、菅首相がそれを拒否、対話の扉を閉ざしたことを国際社会に知らしめることとなり、それは愚かな行動だ

I:菅首相のこの消極的な姿勢は国際儀礼上極めて異例のことである

J:アメリカで、両国の関係改善を求める声が大きく上がっている中、アメリカの批判の矛先を、わざわざ日本に向ける様な行動でもある

K:文在寅大統領は日本に対して対話を求める姿勢を示すことで、国際社会における日本の状況を追い込もうとしていて、それは計算づくのパフォーマンスであり、日本側が対話を渋れば渋るほど、韓国側は対話を望んでいることを大きくアピールしている

L:東京五輪文在寅大統領は訪日し、菅首相との会談を提案するが、それは断れないはず。つまり日本は韓国によって追い込まれたのである

M:対話は決して譲歩ではないのにそれを拒む愚かなニッポン。また韓国は日本に勝ったのである、メデタシメデタシ

 Mは半分以上想像ですが、まぁ、こんな感じか。

 確かに菅首相のやっていることは朴大統領と同じなので、木村幹からすれば、今度は日本の番だ、いずれ屈辱的な目に遭い、そしてその時、国際舞台で日本は間違いなく大恥をかくのだぜ、ざまーみろ! 言外に匂わせているのはそういうことなんでしょ、だけど・・・・・、そうか?

 まず、EとFの間で、文政権が、アメリカ立ち合いの下で執り行われた ”慰安婦合意の事実上破棄” を突きつけて来たことが抜けてる。次にFでしれっと ”元徴用工問題に関わる判決を契機” って書いているが、それだけじゃなくて、慰安婦合意の蒸し返しはもちろん、レーダー照射問題なんかもあったので、さすがにこいつらとはもう話してもあかんわ、ってなったわけで、どうしてこういう一連の所業の数々が僅かニ、三年でゼロクリアされて、いとも簡単にFで立場逆転とかに平気でなるのか?

 Jにおいて、アメリカでは両国の関係改善を求める声が大きく上がっている、と抜け抜けと書いているが、これも嘘だろう。私自身のボンクラな情報収集能力を棚に上げて言うのも何だが、こういう言説のアメリカの記事を読んだことはない。明らかに希望的憶測が入っている。

 木村幹は先の米韓首脳会談においても文大統領が上手く立ち回ったと評価するが、ならばなぜ、韓国が最も欲しがっているはずのワクチンの数が、台湾の半分以下なのか・・・・? 韓国への愛はどこへいった?

 

jp.yna.co.kr

www3.nhk.or.jp

 困った時の友こそが本当の友なのではなかったのか?

www.wowkorea.jp

 こんな話、なかったことになっているんだろうな。何せ文大統領は外交王だからね。

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 対話ぐらいしろという木村幹の言い分は理解できる。しかし繰り返すようだが度重なる嫌がらせの堆積こそが、その扉を閉ざしたというのに、今さらながらここぞとばかりにプロトコルを持ち出すというのはどうだろうか? 仮にそれに違反しているといって、韓国の信義にもとる数々の行為が帳消しになるとは普通の感覚では思えないのだが。

 もう両国の関係は恐らく元には戻らないだろう。というのに、「歴史認識問題に特段の関心を持たない他国にとっては、現在の日韓両国の状況は、日本側が一方的に対話を閉ざしている結果としか映らない。」などとお気楽に書くのですね・・・・。

 日本が韓国との関係構築を諦め始めたのは、”歴史認識問題” ではなく、まさに今、韓国が国と国との約束を守ろうとしないからだろう。珍しく前向きな話が持ち掛けられたと思っても、そのほとんどが ”未来志向” と ”過去の記憶は決して忘れない” というツートラックによる用日ばかり。これではお互いに前を向いてこれからを語ることはできない。

 ”歴史認識問題” という観点で申し上げれば、極東においても中国ですら近年その意識は希薄だというのに、いつまでたっても日韓併合の時間軸で両国の関係を語ろうとする韓国の姿こそ、他国から見れば ”関心がない” 、もしくはズレていると言わざるを得ず、まさに木村幹は自らの先の文脈の中で、期せずしてその ”どこまでも歴史認識と一体化する韓国の異様さ” が国際的な流れから一線を画している、というか浮いてしまっていることを認めるという墓穴を掘っている。

 近年の韓国の日本に対する数々の嫌がらせは、この数年の間にまとめて起きているからこそ他国の知るところであり、何故頑なに対話を閉ざしているかについても一応の理解は得られているのではないのか、というと言い過ぎか・・・・。

 またバイデン、またはアメリカ政府が、中国軍事パレードに韓国の時の大統領が出席したことを忘れているとでも思っているのだろうか? そんな状況にあってさえ、日本が韓国との「対話を恐れている」などという強がりをよくもどの口がと思うが、これこそがまさに ”韓国の理屈” ってやつなのですかね?

 

www.daily.co.jp

 青木理もそうだけど、木村幹も韓国の理屈を語り過ぎだろ。G7にゲストで招かれたってことは、きっと先進国は最近日本との間で起こしたいざこざを不問にしてくれたのだろうな、もちろん日本が戦犯であることは不変だけど、えっへん ♫  ちょっと浮かれてそういう感じなのか・・・・。

 以前木村幹は、”自分は韓国の言い分を伝えているだけなのに、自分が言ったことになっていて辛い” みたいなことを呟いていて、まぁ確かに気の毒だなぁと思っていた時期もあったのですよ。でも今回なんか、自ら嬉々として屁理屈捏ねてるけどね。

 いつも感じているのですが、木村幹の指す ”韓国の言い分” とか、青木理の言う ”韓国の理屈” って、あなたがたが代弁しなくても、ネット上には、中央日報から朝鮮日報ハンギョレ新聞の日本語訳の記事が溢れている (この企業努力は立派。日本の全国紙にはできないと思う、知らんけど) のですよ。まぁ記事の分母が判らんので、その一部でしかないのかもしれませんが、こっちはそれでもお腹一杯。

 でっ、二人の言い分はといえば、これらの記事とほぼ一緒。はっきり言おう、つまりこいつらはいらん!

 木村幹は少なくとも国立大の学者なんだから、韓国の側に立って物事を捉えるんじゃなくて、フラットに両国の問題を語ってください! そうでなければ応援団でしかない・・・・。青木理はもうええ、その芸風を貫いて下さい。

 

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