Till Eternity

どこよりも遅く、どこよりも曖昧に・・・・

W杯 日本開催を検証しよう Ⅱ

 昨夜も仕事終がわってからキャンプ中継を片っ端から観ましたが、真っ先にお伝えするのは何と言っても阪神の佐藤でしょうね。

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 天性の角度、それに尽きますな。最終打席に左腕から空振り三振に終わったのですが、それほどお尻に重心が乗ることもなく体の回転ができているので、今のまま行けば、80試合ぐらいの出場でも二桁打てるかもしれません、楽しみです。
 昨日が阪神の佐藤ならば、一昨日は巨人の秋広でした。

 2mの長身が、不思議とそれほど大きく見えないところもいい。きっとバランスが良いのでしょう。高卒野手が春の紅白戦で初球から変化球を振りに行けるだけでも凄いのに、芯に当ててヒットにするのだからただものではありません。球種ではなくコースで反応できるのでしょう。こちらも楽しみ。それと何より名前が良い。”秋広” って、ねぇ? 何か抜けるような晩秋の青空を思い浮かべるのは私だけでしょうか? ぜひポストシーズンで大爆発して、Mr. October ならぬ Mr. Autumn の襲名を目指してください。
 最後は例のチームのこれ、

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  T岡田とは同じお寺の檀家でして。まず彼自身は驚くほど物静かな方なのですが、 
「見る感じ、おとなしい選手が多い。悪く言えばですけど、覇気がない。」
 ですって・・・・。
 彼がこんな台詞を口にするってことは、きっとよっぽどしらけ切っているのでしょう、檻の2軍。そりゃそうやろ。しっかし、確か例の選手は ”やんちゃキャラ” ってことで指名したんじゃなかったっけか・・・・? ”試合に出なくてもベンチで声を枯らす”、って言われてもなかったか、何をしてるんやろね。”世渡り上手” とか ”相手の懐に入っていく” っていうのもあったな。今はそっちで忙しいのかもしれませんが、岡田の懐には入っていないようですな、まぁどうでもええわ。

 オリックスにも待望の打のスター誕生か!

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 こちらも楽しみ!

 

<本日の悪く言えばですけど> 

 東京五輪波高し

 前回ご紹介した高橋氏の記事というのは、WSJ誌上でバッハ会長をディスったことで海外メディアを怒らせてしまい、それに対する言い訳だったのです。でっ、これがその顛末を報じた記事、

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 実際に東京五輪を仕切っているのは俺様だ、そう言わんばかりでしょ。国内海外、色んな方々を二人で敵に回して困ったもんです。

 ますます東京五輪の漂流感は色濃くなるばかりですが、もしまた延期となった場合、森元にしてもこの方にしても、自分が生きている時のことにしか興味がないような御仁なので、将来的にこの国が望む、もしくは発展に繋がる形でのコミットはIOCに求めないような気がする。さてさてどうなるのか、なんか昨日あたりからまた寒くなって来て、背筋が、うぅっ寒っ、まさに寒風って感じ。

 でっ、タイトルにある通り、日本で開催された二つのW杯の検証なのですが、何がしたいかというと、まず日韓共催に落ち着いた02年のサッカーW杯のその過程における高橋氏の動きを検証することで、目の前に迫った東京五輪がどうなるのか、実際にそれを仕切っていると思しき氏が繰り出す次の一手を予想すること。

 最悪のシナリオだけ先出しすると、まず今回見送りとなる、これは了解。そして32年の開催権がスライドしてなんとか日本がそれを得ることになる、ここまでも納得。問題はここから、それが単独開催ではなく、半島との共同開催になりはしないかということ。しかも南北という眩暈がするようなやつ・・・・。つまり32年五輪開催の付帯条件が、近隣諸国との融和や、極東におけるスポーツによる平和の実現とか・・・・こわひっ!

 いやいや、そもそも五輪って一つの国、それも一都市での単独開催だろって思うでしょ? ところがどっこい、28年のロス開催以降、費用負担の大きさから手を挙げる都市が減っているのです。

 32年開催には今のところ、ジャカルタ(インドネシア)、ブリスベン(オーストリア)、ムンバイ(インド)の三都市が名乗りを上げてはいる。しかしこれすら枯れ木も山の賑わい。恐らく本気なのは今のところムンバイ、それと水面下で蠢く半島だけでは?

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 冬を迎えたIOCと悪夢のシナリオ

 一昔前までは落選した都市は続々次回に並び直したものですが、24年に立候補した5都市のうち、ハンブルク、ローマ、ブタペストは早々に辞退し招致活動から手を引きました。20年開催を東京と競ったマドリードイスタンブールのように二度と帰っては来ない気配。それでIOCが取った禁じ手が、24年と28年の開催都市を一度に決めるという荒業。理由はロスに逃げられたくなかったからでしょうね。

 立候補する都市が減っているというより細って来ている、というのが適切な表現かもしれません。特にビックネームが費用対効果からアホらしくなって避け始めた。そして熱心なのが、南アジアから極東にかけての一部だけという片寄りも目立ちだした。その狭い範囲で盥回しにするわけにもいかない。こうなってくると、いよいよFIFAW杯のような共同開催を容認するフェーズがすぐそこまで来ている、そう思った方が良いのでは。

 84年のロスオリンピック大繁盛によるバブルは一回りして奇麗に弾けました。もともと70年代もなり手は少なかったのですが、当時はまだ大都市が必ず手を挙げていましたから、まさに今、IOCは初めてガチな冬の時代を迎えているのです。

 もし平壌、東京の二都市による悪夢のような共催が実現したら、まずは平壌に日本の税金で競技場や競泳施設、サッカー場を建設しろ、ほんで開会式と主要な競技はこっちでやってやる、まぁ、マイナーな競技と閉会式だけは東京でやらせてやるぜ、そんな感じの仕切になるのかも。これはエクストリームなまでに最悪なシナリオですが、高橋氏が実権を握ったら、電通社員を前線に配し、TVや新聞を使って何をしでかすかわからんので要注意です。それこそBTSやTWICEなどのK-POPアイドルスターを東京に常駐させ目眩ましを浴びせ、その裏でやりたい放題狼藉三昧なんて平気でしますから、ええ。もちろん韓国に対する法外な額のプロデュースフィーも、電通を経由して皆さまの税金から支払われることになります。

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 五年ほど前でしたか、ローマが五輪招致を断念した当時の市長はこう語っています、

「オリンピックはある種の夢だが、それはある時点で悪夢に変わる」

 今こそこの言葉から我々は学ぶべきでしょうね。

 日本ラグビーのための検証

 日本開催のW杯の検証にはもう一つの目的があります。それは日本ラグビーの未来のためです。まさに新リーグを立ち上げようというこの国のラグビーファンの一人として申し上げれば、平成初期のJリーグ創設からドーハの悲劇ジョホールバルの歓喜を経て2002 日韓共催W杯に至る一連の流れは、非常に示唆に富む教材です。次から次に山あり谷あり、途中横浜フリューゲルスの消滅などもありましたし、これなどはまさに今TLで起きても不思議ではありません。それに4年単位で迎えるW杯との向き合い方などもこれまた参考になる。そもそもサッカーとラグビー、根っこは同じ競技。野球やバスケより共通点も多い。公式戦が基本週に一度しかできないところや、共に本拠地を大都市に依存しない点も同じ。ただそれだけに市場もバッティングし商売敵という側面もあります。ただし、言うまでもなく勝負にはなっていません。

 国内の競技人口だけを見ても、方や500万人、こっちはたった10万人弱、1/50。まさにワンサイド。これだけ裾野が狭いのに、Jリーグの向こうを張って3部25チームに協会が拘るのはどうなのか・・・・?
 本日はこのあたりにして、続きは明日以降で。

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