Till Eternity

どこよりも遅く、どこよりも曖昧に・・・・

W杯 日本開催を検証しよう Ⅲ

 昨日の沖縄は終日雨だったようで、練習試合や屋外練習は軒並み中止。というわけで宮崎勢のキャンプ中継を眺めていたのですが、やっぱりこの男、凄いですね。

hochi.news 

 ルーキー秋広、紅白戦二試合で7の5。とにかく柔らかいし体の回転がスムーズ。長い腕が邪魔にならないよう、上手く肘を畳んでというか抜いてスイングできるので、まるでバットが鞭のように撓って体に巻き付くという、これは教えてできるもんではない。世代トップクラスと言われた同期の中山や、去年度のドラ3菊田あたりと比べてもその差は歴然。当ブログのアイドル原監督も絶賛。しかもまだ高校生・・・・。これで沖縄行きのチケットゲットでしょ!コロナ世代の最高傑作かもしれませんな。

 何せ2mですから、筋肉の量が並ではないのですよ。鍛えてボールが上がりだしたら恐ろしい打者になるでしょうね。いやはや阪神ファンから観ても楽しみな逸材です。なんでもまだ伸びるらしいし。福家なら自殺してます。

 一方先発のドラ1平内・・・・。ここのガンは辛いので、日テレが用意したのではMAX142、球場の備え付けは148でしょうか。まだよくわかりませんな。個人的には本日の報知の一面に注目してます。秋広、平内、どっちで来るのでしょうね? 悪いこと言わんから、秋広で行った方が良いと思うよ。

<本日の注目の一面>

 どうなる東京五輪 !!

 辞任だそうです。

www.sankei.com

 後任は川淵氏。高橋氏の繰り上がりじゃない分良かったと思ってはいますが、これで前回冗談半分で申し上げた最悪のシナリオが現実のものとなる確率が、コンマ何%から、3%ぐらいにまで一気に上がったような気がします。

 というのも、96年5月下旬、FIFAから2002年W杯の日韓共催を切り出された当時の、矢面にあった招致委員会と後方支援にあたっていた電通、それぞれ実務のトップが、まさに昨日付で、JOCの1、2のポジに期せずして就いたからです。役者は揃った、そんな感じ。

 韓国は北が少しでも自分たちに振りむけば、すぐにでも32年の招致に向けて動き出せる手筈を整えているでしょうから、鄭夢準あたりがこの日本の動きを見たら、流れは来たと、与しやすくなったと、文大統領や次期大統領候補にアドバイスするかもしれません。ますます目が離せなくなってきました。 

 ラグビー新リーグもどうなる?!

 前回、サッカーとラグビーの国内の競技人口の圧倒的な差について書いたところで終わりにしました。片や500万人、こっちはたった10万人弱。規模としては1/50、まさにワンサイドというか勝負にならないノーサイド。これだけラグビーってマイナーなスポーツなのに、Jリーグの向こうを張って三部25チームに拘るのはどうなのか、ここまで書いたのかな。

 Jリーグが57チームで、その下部のJFLでも17チーム。併せて74チーム。競技人口から比すると、ラグビーの新リーグは2チームが限度ですが、それではさすがに体を成さないので、まずは6~8チームぐらいから始めるのが妥当かと思うのです。

 実際、こんな記事も出ています。 

www.sponichi.co.jp

 まぁこの記事自体は3部や25チームを否定するのではなく、その振り分け方に綾をつけているのですが・・・・。ならばあえてその構成や規模については一端黙るとして、替わりに一つお願いがある。新リーグは一応プロなのだから、TLとは別物としてその連続性を断って欲しい。つまりチームは皆ビジネスという一本の太い綱で繋がり直すことが前提。価値観を共有できなかったり、お財布の中身についても大きな差があってはなりません。うちは三部だから持ち出しは少なくて良いよね、とか、戦略とかそういうのも特に今はないし、焦らずマイペースでやろう、みたいなこと思ってたらプロではない。そもそも競争にならない・・・・。なんか書いていて改めて不安になって来た。本当にラグビーという競技のプロ化にあたって、あの案で大丈夫か?
 たとえば名指しで恐縮ですが、マツダさんと中国電力さん、共に広島で被っているけど企業の成り立ち上、そこから出るわけにはいかんよね。実力面だけで判断すれば、共に同じ三部でプレーすることになると思うのですが、この両チームの試合、地元の方も果たして観たいのだろうか? まぁ今でも毎年やっていて、チラッと覗いたことがあるのですが、観客席は企業対抗運動会以外の何物でもなかった。それと選手がグラウンドに出てきた次の瞬間、”ユニフォームの色、逆やろーっ!” そう叫んでいましたわ。

 メタリックなまでに鮮やかな赤いユニフォームを纏った中国電力のFWの爆走を、青いユニフォームを着せられたマツダの選手が指一本触れることなく見送ったのを見て、”そりゃタックル入れんわ” そう妙に納得したもんですって、冗談ですけどね。

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 25社、25社って悪しざまに言いますが、彼らがラグビー暗黒期を支えてくださったことは十二分に認めているのです。だから少しでも良い思いを経験していただいてから、身を引いてもらおうというのならその気持ちは汲む。でもそれって何年後? 目途なんて立たないでしょ。コロナもあるし、ズルズルこのままお付き合いいただく方が出費も嵩みご迷惑をおかけするのでは?
 チームが無くなれば、行き場を失う選手が出るという、協会としても切実な問題もあります。しかし、そこは半数が社員選手という煮え切らない現状が、一転して強みに変わるのです。つまり半数は社員なのですから職を失うことはない。ラグビーを続けたいという選手に対しては、トライアウトを実施して、できる限りの救済をする。などなどあらゆる手を打って、何んとか25社の顔を立てて、半分以下にスリム化する良い方策ってないもんでしょうか・・・・。まぁ、あるにはあるのですが、思いつく限り一つだけ・・・・、それは明日以降で。

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