Till Eternity

どこよりも遅く、どこよりも曖昧に・・・・

第104回選手権大会 六日目

 昨日の甲子園はいろんな意味で無風でした。ようやく全試合当たりました、やれやれ。それに右中間スタンドインのホームランもあったようで、浜風も弱かったみたいです、ええ。

 このところ関東一の激戦区になりつつある埼玉を、ノーシードから一気に駆け上がった噂の聖望学園が見事な勝利。岡本監督も再び故郷に錦を飾りました。恐らく近いうちに正式に発表があると思うのですが、最後の甲子園になるのではないでしょうか。

 最後ぐらいマスクなしで采配をさせたいですな。

 聖望といえば鳥谷なのですが、昨日も甲子園に来ていたようですね。彼が人生を誤ったのは阪神なんかに入ったからだ、という見方が多いのですが、聖望に入学した段階で少なくとも将来大阪に来るのは決まっていたような気がします。早稲田でも野村さんだしね・・・・。ついてなかったっすな、ドンマイ。

 阪神を逆指名した時から、彼には巨人が一番似合うのにと思ったものです。ドームでは良くホームラン打ったしね。

 逆に二岡は阪神に欲しかったな。できれば由伸も。この二人は巨人を選んで失敗したクチでしょ。あれだけの実力を持ちながら、しかも打者有利のドームで、結局無冠で終えるだなんて未だに信じられません。才能の無駄遣い、そんな風にも感じます、しみじみ。

 そういえば今大会、こんな珍しい記録も、

www.chunichi.co.jp

 故伊藤監督の偉大さを思い知るのです。亡くなられて何年でしょうか? 氏の蒔いた種は今でもこうして甲子園で花を咲かせています。矢野の教育には失敗しましたけどね・・・・。

 昨日、東北福祉大OB四連勝目を飾った金沢監督。もう二十年以上ですか、個人的に応援させていただいております。今大会の ”推しバカ” です。

 90年代の終わりの頃、青森の高校野球の審判が無茶苦茶やってる、という噂が野球オタの間で話題になりましてね。当時は youtube もなかったし、わざわざ観に行きましたよ、ええ。

 そこで金沢監督を知ったわけですが、確かに酷かった。特に光星学院が決勝に上がったりしたら試合になりません、っていうか試合にする気はない、そんな感じ。ストライクゾーンの一貫性だけでなくアウトセーフの公平性すらあったもんじゃありません。光星学院が八戸だからなのか、留学生軍団だからなのか、金沢さんがマイノリティだからなのか、そのあたりは詳しくは知りませんが、当時の青森はそんな感じでした。おそらくそれらすべてが関係していたのでしょう。

 しかしやがて光星学院と金沢さんはそういったハンディキャップマッチをものともせず、県代表として勝ち上がり、そして根市たちを擁して勝利を重ねるまでになりました、むしろ甲子園で勝つ方が簡単だと言わんばかりに。

 金沢さんは選手を育てるのも上手い、特に大型選手をものにするのが。なのでこの大会ではもう一つぐらい勝つかもしれませんね。予選も観ましたが、猪俣は4年後が楽しみになるほど良くなりました。まぁお目当てだった佐藤は思ったほど伸びてはないのですが・・・・。とにかく明秀日立には期待しています!



 それでは取り急ぎ本日の予想、

 勝つのは仙台、高松、明徳、下関。三試合目は揉めるかも・・・・。