先日花園へ行ってきました。理由や結果は置いておくとして、まずラグビーの話題と言えばこれでしょ。
「生まれ変わってもラグビーはしません!」(堀江談)
この言葉の意味は重いですね、ええ。
まぁ何と申しましょうか、悔いなくラグビー人生を終えた、やり切ったからこその言葉だと思う反面、一人では背負いきれないものまで、堀江は面倒見ていたのでしょうね・・・・。
W杯直後だったか、この記事の中で、
こんなことを書きました。
”今回の代表メンバーは皆 ~ ラグビーという競技を世間に知らしめなければ、その使命感のために闘っている。世界で勝つだけではダメ、勝ち続けなければならない、その決意には悲壮感が滲む ”
” 彼らが背負う使命や志が重すぎて、引き継ごうという若手が現れなかった、それがこの四年間の総括で良いと思う ”
高校生は仕方ないまでも、大学ラガーマンたちを観るにつけ、堀江の意志や思いを汲もうという気概の感じられる選手など観たことないですね。崇高過ぎて関わりたくもない、押しつけがましいものには興味がない、そんな感じ。そりゃ日本代表は弱くなるわけですわ、あらゆるカテゴリーで。もうええけどさ。
でっ、話は変わって花園なんですが、抜け抜けとJ3のFC大阪が第1グラウンドを公式戦で使っている割には、実際のところ綺麗に整備されていました。芝の長さ以外は特に何も感じなかった。案外サッカーとの併用は大丈夫なのかもしれませんね。
ただ、四年前の指定管理者を巡る契約の件、一体あれはなんだったのでしょうか?
表面的には、日本ラグビー協会副会長である清宮氏とその取り巻きの電通とヒトコムが組んだ「ワンチーム花園」が、FC大阪に惨敗し大恥をかいたという構図。まぁ当時は取り返しのつかないことになったな、と思いつつもいかにもって感じで諦めました。どうせFC大阪の後ろには維新がいるのでしょうしねと。
ただし、彼らが指定管理者に決まってからやっていることは明らかに詐欺です。一ラグビーオタクとして看過できるレベルではありません。
Jリーグ参入にあたって拠点とする競技場の収容人数の条件は、J3 ⇒ 五千人以上、J2 ⇒ 一万人以上、J1 ⇒ 一万五千人以上。そこを頭に入れていただき、FC大阪の花園を巡る一連の動きを表にまとめましたので、話半分で眺めてみてください。
まとめると五年前にFC大阪はJFLからJリーグ参入を目指し、まずはJ3ライセンスの条件である、五千人以上収容できる競技場確保のために花園第2グラウンドの整備改修を申し出た。
・5,000席以上の観客席を新たに設ける
・電光掲示板や照明も新設する
・21年12月完成を目指し、それらは市に寄付する
以上の内容の協定を東大阪市との間で結んだ。
これを餌にして、四年前にラグビー日本協会を蹴落として花園ラグビー場の指定管理者に選ばれるのですが、その後の五年間、彼らがどう動いたかは上の表にまとめた通りです。
現在のFC大阪の立ち位置は、J3の5~8位あたりをウロウロ。J1は無理にしても近いうちにJ2に上がるチャンスは巡って来るでしょう。
もともとそのあたりを目標に置いていたのではないのか・・・・?
つまり今更、花園第2グラウンドの整備をするなんて思えないのです。そんな金があるのなら、チームの強化費に充てるでしょうから。
これってやるやる詐欺でしょ。きっと維新が後ろについているので、東大阪市は手も足も出ないのでしょうね。
維新は大阪東部の票起こしを、FC大阪は花園第1グラウンドを騙し盗る、それぞれの狙いはJリーグ参入の熱量を煽ることで重なるため結託して東大阪市民を誑かした、そういうことではないでしょうか。
まぁ、騙される方もどうかと思いますがね。
だとはいうものの、ラグビー日本協会の誹りは免れません。”ワンチーム花園” から近鉄には早々と離脱され、結局は清宮や電通、ヒトコムという東京からやって来た面子だけで、指定管理者の公募に応じてしまった。そういうのって、大阪のおばちゃんやおっさんはたちは警戒するし嫌います。結果として都合の良い仇役を演じ、維新やFC大阪を一枚岩にさせた。つまり連中の詐欺の片棒担いでしまっているのです。
一つ気になるのは、ラグビー関西協会が何をしてたのかってこと。そこが見えてきません。自分たちのお庭の話なのに、まったくの他人事のようでした。因みに当時の関西協会の大学委員長だったのが中尾氏。今期から同志社の総監督に就任されています。何だかワクワクしますね♪
最後に上で紹介した地元紙「週刊ひがしおおさか」の記事の結びを紹介して終わりにしたいと思いますが、この記事書いた奴らはFC大阪の本性を判っているのでしょうか。もともと堺市や柏原市などに粉掛けた挙句に東大阪に落下傘したような輩だというのに。そもそもいつまでたってもFC東大阪と名乗らない段階で気づけよな!
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