Till Eternity

どこよりも遅く、どこよりも曖昧に・・・・

阪神連覇へのヤマ!?

 明日からのオリックスとの三連戦、阪神にとって前半のヤマ場になるかもしれません。次のSB戦こそが、もしくはこの六連戦を称して勝負所だと思われる方もきっと多いでしょう。通ぶるわけではありませんが、一応、阪神のプロファンを自認している立場として申し上げるなら、オリックス戦の方がその比重は高いと感じます。

 お互い連勝中でありながらも、向こうは手負い、こっちは不振で共にベストメンバーを組めないところも一緒。しかしあちらは日本シリーズの屈辱を晴らす千歳一隅のチャンスなだけに士気は昂まっていることでしょう。

 言うまでもなく、ここで負け越せばSBと対等に戦えるわけがない、というのもあります。この三連戦、注目したいと思っています。

 

 阪神で気になるのは前川がキーマンになっているところでしょうか。少し嫌な胸騒ぎがしています。デジャヴではないですが、この感覚には覚えがある。高山、北條が台頭した時、そして糸原がスタメンに固定された頃もそうでした。

 当極北のブログを読み込んでおられる方なら、私が糸原や北條をJokerと呼んでいたことを覚えておられると思います。因みに高山ですが、四年前の段階で残念ながら既にそう呼ぶのにも値しないレベルでした。

tilleternity.hatenablog.jp

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 Jokerの定義とは、それに該当する選手が活躍するようでは、優勝を争えるよなチームではない、ということです。

 でっ、前川なのですが、彼については高校の頃からスイングの際の両膝の向きが怪しい、そう書いてきました。

tilleternity.hatenablog.jp

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 簡単に彼の打撃面をおさらいすると、前の膝がロックするので後ろの膝が回らずスイングは上半身だけのものとなり恐らくインコース胸元膝元へ食い込むスライダー、カット、そして145㌔以上のストレートはまともに打てないであろう、というもの。

 じゃぁなぜ最近結果が出ているのかといえば、ひとえに対戦チームの分析不足ではないか。

 インコースで起こすまでは良いのですが、最後に外へ抜いたり落として勝負に出て、前川はそこへはしっかり対応できるため痛打される。もしくは死角となるインコースへの制球が甘くなり真ん中に入って打ち返される、この2パターンのみです。

 因みに前川の最大の長所は、ちょっとやそっとでは前には出されない、という点でしょうか。

 首脳陣や評論家たちはキャンプだとか試合前の打撃練習はバッティングケージの後ろから眺めるばかりなので、大きく踏み込んでも重心が後ろに残っている前川の特徴を過剰に評価している傾向があるのではないか、つまり後ろ姿しか観ていないのです。

 なかには、あれはツイスト打法だと宣う下柳のような無責任な輩もいる。くどいようですが阪神のプロファンとして申し上げるなら、ツイストではなく、前の膝がロックして突っ張って、大きく踏み込む動きを堰き止めるので、結果として後ろに残っているだけ。落ちる球に粘り腰でついていけるのもそのためです。

 私が他球団の先乗りスコアラーなら、前川にはインコースへ三球ストレートを続けてもコースさえ間違わなければOK。特にスコアリングポジションに走者を置いた場面などの勝負どころでは、無駄球は逆に不要。そう報告するでしょう。

 

 高山と北條の二人はブレイクを果たした年、共にほぼレギュラーに固定され100安打以上を打ち、シーズンを通じて活躍しました。高山に至っては新人王にまで輝いた。しかし二人には阪神時代を通じて一貫して欠点がありました。

 高山には前川同様インコースのストレートがからっきし打てなかったし、北條はアウトコースの球にまったくは手が出ませんでした。それゆえ翌年からは完全に対策され結果はご存じの通り。そういう選手をたくさん観てきた立場からすれば、前川がヒットを打つ度によくもアウトコースへ半速球なんかを投げてくるよな、と思えてしまう。

 高山も外のボールは球種を問わず見事に流し打っていたし、逆に北條は内に入ってくる球だけは滅法強かった、データを取られて攻略されるまでの二人のその姿と、自然前川を重ねているのです。

 MLBも新戦力に対するスカウティングには三ヵ月かかると言われており、それは今年の今永を観れば判るかと。

 前川のここのところの活躍ぶりには、相手球団の隙、もしくはタイムラグを感じざるをえませんね。出たとこ勝負の感もある交流戦ならではの光景ともいえる。そういえば去年もこの時期、良く打っていたような気もします。

 じゃぁ前川がまったくダメなのかと言えば、そうではありません。まだ高卒三年目ですから、伸びしろも期待できる。結果が伴っている今だからこそ、しっかりと欠点も意識させる必要があると思うのです。

 ここではっきりと申し上げておきたいのは、首脳陣や指導者は、選手の能力をしっかりと見極めるべきである、この一点に尽きます。それは ”選手を見切る”、と置き換えても良い。

 たとえば上で挙げた糸原、上手く伝わらないかもしれませんが、今、私は物凄く彼のことを評価しています。しかしそれはあくまで代打の切り札やスーパーサブとしての位置づけでのもの。ゆえに入団から一昨年までに都合672試合、2,629打席、年平均で110試合、440打席以上も与えたことが不満なのです。結果として他の選手の芽を摘んだようにさえ思う。

 パラフレーズするなら、糸原は現在のポジションに落ち着きファンもチームも絶対に欠かせない戦力だとして認めるまでに至った。ならばらこそあれだけの経験値が必要だったのかと思えてしまう。つまりあそこまで糸原にチャンスを与えたということは、時の首脳陣は彼をセカンドでレギュラーに固定できる踏んでいたのではないのか・・・・? そこへの検証や反証は絶対に必要でなはいでしょうか。もっと早く糸原に対し、将来の立ち位置を明確してやっていれば、彼はセカンドの守備よりも長打力を磨く、つまり俊敏性よりもパワーを付ける方向へ路線変更できていたのかもしれない。

 ”君は鈴木大地(ロッテ→楽天)よりも松山(広島)を目指せ”、そう言ってやった方が、本人のためになったのではないかと・・・・。

 

 果たして前川をこれからレフトで固定できるのか、現首脳陣はそこに対する答えを持ち合わせているのでしょうか? 五割と少しを行ったり来たりの現状ですから、その日暮らしは仕方ないと思う。がっ反面、その試合にスタンドへ駆けつけた観衆やテレビにくぎ付けとなったファンの熱い思いと、チーム力のあくなき向上の双方をしっかりと右と左のそれぞれの手で携えて天秤に掛け測ろうとする、そういった冷静さを持ち合わせてもらいたいのです。

 もう一度繰り返します。

 ”果たして前川をこれからレフトで固定できるのか?”

 それに対する答えが、

 ”本人次第だ!

 というものであれば、確かにその通りではあるがいかにも淋しい。首脳陣たるもの選手本人の未来像をあらかじめ二種類は用意しておくべきだと思うから。

 私は前川の今の下半身の使い方なら一発は出ないと見ます。そしてあの守備範囲と肩、そして走力は変わりようがないとも。ではどうする? 私が指導者ならまずは踏み出す右膝のロックをやめさせる。その手段としてはアウトステップを試みるよう促すだろう。インコースに対して距離も取れるので、甘めの球ならしっかりとライトへ長打ができるようになるかもしれないと。

 更には一塁へのコンバートも薦めます。そして

 ”今のままなら上手く行っても現在の糸原のポジまでではないか? しかし課題を克服できれば福浦(ロッテ)のようになれるかもしれないよ”

 そう申し添えるでしょう。

 打てなくなってから、なっ、やっぱあかんやろ、ではなく好調だからこそ今のうちに言っておくのです。

 

 ここからは個人的な思いですが、ノイジー、大山という開幕からスイングのたびに首を捻ったり下を向く二人が二軍に落ちているうちに、井上をもうー度上げて使ってもらいたい、そう願っています。四十試合で二割の本塁打三本なら井上でも可能な数字だからです。

 私は井上を上手く行けば細川(DeNA→中日)の上位互換になるなりえるとすら思っている。もちろん中谷(元阪神、SB)にも及ばない可能性もあるのですが・・・・。

 いずれにしても前川と井上の二人、ここからの二年間が勝負だと思われます。

 見守りましょう!

 

 最後にこんな記事がありましたので紹介して終わりにしたいと思います。

www.news-postseven.com

 元審判の橘高さん、阪神にとって本当に迷惑な存在でした・・・・。

 元阪神の選手の彼が審判になったのは、職業選択の自由は保証されるべきでしょうからガタガタ言いません、ええ。

 がっ、何故彼がセリーグの審判に拘ったのか、そうすることでやりにくい人が出る、ということを考えなかったのか、そのあたりについては語ろうともせず、また審判になるにあたって、面接だけだったという元所属球団の推薦制度が廃止となり、NPBアンパイアスクール受講が義務化され、そこで優秀な成績を収めない限り採用されなくなった、つまりは元プロ野球選手に対して、事実上その門戸が閉ざされた背景に何があるのか、そこに言及できないのなら、都合の良い話を右から左に並べ、それがあたかも舞台裏であるかの如く伝えるインタビュー記事には安易に応じないで欲しいですね。

 しかも第五話まであるんだって、いい加減にしろ!

 

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