いやぁ、びっくりしましたね。WBCを地上波では視れないのだそうで。まさかの「NETFLIX」独占・・・・。
今回の騒動で一番立場を失ったのはキー局でしょうか。ただでさえ新聞や雑誌などと一緒にオールドメディアとして括られがちななか、うちらだけは違うと一生懸命でしたから。
これまで散々昼のワイドショーで大谷やドジャースの試合を取り上げ、”大谷ハラスメント” だなんて言われた挙句のこの仕打ち。落胆は大きいだろうな。ならばそれを逆手にとってこの際、大谷やMLBはなかったことにするというのはどうでしょうか。彼らには報道しない自由がありますから。

でっここからは、WBCの放送がどうなるのか、といったあたりについて妄想全開で語ってみます。
結論から言えば、テレビ中継はあると個人的にはみています。
理由としては、あまりにも今回の反響が大きいので、おそらく国会でも話題になるだろうなと。もしそうくれば、不人気総理が国民のために人肌脱ぐというシナリオは、自らの支持率回復へダイレクトに結びつく妙案であり、自民党としても美味しいのではないでしょうか。ここから年末までのどこかで、サプライズがあるかもしれませんよ。

たかだか野球の試合に、と思われがちですが、たとえばイギリスではクラウンジュエルという制度があって、政府が指定した大会について無料放送が義務付けられています。つまり国民に対して、ユニバーサル・アクセス権が整備され担保されているのです。日本でもやりましょうよ、そうなるのではないかと。

でもこれでは「NETFLIX」社が怒るでしょうね。当然です。
ならば私ならこう言います。
「NETFLIX」さん、おっとこ前にも150億も払ったそうですが、大谷が出ないとか、日本が予選で敗退した場合について、どのように考えておられます?
リスクマネジメント、大丈夫ですか・・・・?
保険を掛けましょうよ!
そしてこう続けます。
放映権料は半分持ちますよ。お守りだと思って受け取ってください。
と。
そんなに簡単に「NETFLIX」を説得できるのか? 相手は独占配信をぶち上げているんだから、この決意堅いぞっ!
確かにそうです。それでも脈はあります。まずはこの新聞社のメッセージをどう読みましょう。
記事を流し読むかぎりにおいて、WBCの国内興行権を持つ俺に一言の断りもなくと、お怒りモードに取れます。
でも、おかしくない・・・・?
そもそも前回、23年の大会では読売グループの一員であるところの日テレは一試合も放送していません。テレ朝とTBSが折半して30億といわれた放映権を払い、日本代表の試合を半分づつ放送しています。
なぜ、日本国内における主催者のーつである読売新聞は、グループ内の日テレに声掛けをするなり便宜を図らなかったのでしょうか?
答えは簡単。
日テレは目の前に山積するリスクと高騰する放映権料、そして大谷の侍Japan の躍進を天秤に掛けて、放送するに値しない、そう結論付けたのです。
では読売新聞の立場はどのようなものであったか?
おそらく東京ドームに客さえ入ればそれで良かった、そんな感じでしょ。だから放送については日テレの判断に任せ、それを尊重した。事実、日テレは今回も放映権取得に向けてはまったく動いていません。動いたのはテレ朝とTBSだけ。
つまり読売新聞の先の声明は、あくまでも世間に対するメッセージなのです。遺憾であると。
こちとら日本代表の試合の入場料収入にしか興味はない。しかしそれがバレてしまうと、「NETFLIX」が独占放映権を得ることとなったのを黙って見過ごしたのか、まさかおまえも共犯やないやろな、などとこちらに火の粉が飛んでこないとも限りません。そういう誹りを受けないように先手を打ってメッセージを出したというわけです。
WBCにおける侍Japan のリスクというのは、われわれが思う以上に高いし重い。
まわりは大谷で世界一、しか見えていません。前回だって薄氷の上を渡りきった末の栄光であることを、世間はあまりにも忘れている。
おそらく「NETFLIX」もそこについては、契約後の今も慎重に検討し、プランBやC、Dについて考えを巡らせているものと思われます。
そもそも、大谷が出場する確率ですら半々でしょ。ドジャースの選手ですから。エンジェルスのようにはいきませんよ。それはベッツやフリーマンや、ヤンキースのジャッジやコールとて同様です。
翻って日本代表が勝ち上がる確率はどうか。準々決勝でも五割。準決勝は二割。決勝は一割。優勝は5%ぐらいだと私は思っています。
もし八強にも残れなかった場合、視聴者は最後までWBCと付き合ってくれるでしょうか? 日本敗退と同時に、月額利用料金を払い戻せとは言い出さないでしょうが、即退会はあるでしょうね。

では、日本人が視てもくれない試合に義理堅くCMを流し続けるスポンサーというのも果たしてあるのか? 大谷に惚れ込んでいる企業は多いそうですが、億単位で用意してくれるような太い客は十数社でしょ。つまり「NETFLIX」は150億の大半を契約者から回収する、というサブスクの基本線に変わりはないと思う。ならば保険はますます必要になるのではないか。
落としどころとして、WBCの日本国内の独占放送を、「NETFLIX」の名分を立てたうえで名誉ある形で譲歩いただく、というシナリオがいるでしょうね。私的にはこの数日だけで、「NETFLIX」はその存在感を十分世間に対して示すことはできた、とは思っていますけども。
日本の視聴者を敵に回すよりも、高騰した放映権料を折半してくれるパートナーを引きずり出し保険を掛けることに成功し、日本の政府にも貸しができるとすれば、今回のWBCを巡るトライは百点満点です。
では仮に、それで「NETFLIX」がその案を飲んだとして、誰がどの財布、勘定から、150億と言われる放映権料の半分を出すのでしょうか。まぁ政府には一応機密費があります。首相判断でそれを出す。支持率が上がれば安いものかもしれません。

次に放映権はどこに与えられるのか? 当然ですがNHK以外考えられません。おそらく与党と国営放送の間では、内々に握っている金はある。今回はそれでなんとかしろ、そんな感じではないか。
妄想は以上ですが、このシナリオだと三方良しになりませんかね?
まず「NETFLIX」はサブスクの一番手であると世間に認められ、さらに今回の大型契約での保険を得る。
NHKもこれで当然株を上げます。ただし「NETFLIX」への配慮は手厚くなければなりません。WBCの放送は主戦場である地上波ではなく、BSとなるべきでしょう。そうすることで実は旨味も出る。受信料徴収のなかでも喫緊の課題である、BS契約のただ乗り対策に繋がるのです。つまりこれを機に、地上波放送の契約しか交わしてくれない視聴者に対して、BS契約も必要ですよと挺入れができる。
当座は大した額にはならないかもしれませんが、受信料収入は間違いなく増える。一回契約すれば基本解約できない仕組みですから、長い目で見ればNHKとしても悪い話ではない。
次に電通。今まさに「NETFLIX」のためスポンサー集めに奔走していると思います。一転それがテレビ中継ありとなれば、そっちが良かったとひと揉めしそうな気がします。しかしNHKが放送するなら広告は入りませんし、スポンサーだけではなくキー局も文句は言わないでしょ。
東京ドームのバックネット裏に巨大なサイネージを設けて、そこで企業名やら商品名をこれでもかと試合中に映し出せば、BSとはいえNHK経由でお茶の間にも行き渡り、その視認効果は「NETFLIX」単独よりも間違いなく上がる。スポンサーも納得ではないか。
もちろんTVでWBCを視れるわれわれ野球ファンは大満足。あっ、それと電通が自民党お抱えの代理店であることも忘れてはなりませんね。
最後になりますが、第6回WBCに対する私のスタンスですが、たぶん視ないと思います。なんかケチがついたしね。それとやっぱり阪神の選手が主体になると思うのですよ。輝にしても森下にしても、日の丸を背負うのにはまだ技量不足。空回りする二人の姿が今から見えるようです。

まぁそういうわけで、話半分ですが、来年のWBCをテレビでは視れないとするのは早いように思うのですが、はたしてどうでしょうか・・・・・。
本日は以上です。
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