なんともいえない決勝の組み合わせになりました。
日大三と沖縄尚学の勝ち上がりを予想できた方がいたら名乗り出てください。大阪で美味しい焼肉ごちそうします、ええ。
でっ、やっぱり県岐阜商だと思うのですよ、この夏の主役は。残念というか、なかなかこちらの思い通りにはなりませんな。
横山君にもう一試合、舞台が欲しかった・・・・。つまり決勝で見たかったということですわ。

今年に限らずの話、もし夏の甲子園優勝後、高野連がそれを許したとして、祝賀パレードを決行し、沿道に絶対ー万人以上集まると言い切れるのは県岐阜商だと思いましたね。
JR岐阜駅から高校もしくは忠節橋まで、というルート。これが一番底堅い気がします。
次に可能性があるのは、習志野優勝でJR津田沼駅から、もしくは熊本工業が悲願の初優勝で県庁通りを、それぞれ高校までって感じでしょうか。
松商学園ならJR松本駅から東にまっすぐ、松山商の場合は県庁前から大街道をゆっくり上がっていくイメージか・・・・。
だけど正直、松山商で一万は、もうキツいか。済美が今世紀に入ってからの実績に目覚ましいものがあるので、県民にとってプレミアム感があまりありませんものね。
他にもこの高校が優勝してパレードしたら一万人というケースがあればご教示願います。内容によっては大阪で焼肉を(以下略

今年の県岐阜商の甲子園での戦いを観ていたら、直接おめでとうと、ありがとうと気持ちを伝えたいと願う岐阜の人々がたくさんいると思います。それはベスト4であっても変わりません。
県岐阜商、ほんとうに健闘おめでとう!

ごちゃごちゃ言いましたが、ようするに岐阜でパレードが見たかった、そういうこと。
横浜を破ったあたりから、あるかも優勝パレード、などとふつふつと想像を膨らませていたのです。この自分の甘さが許せませんね、今となっては。
今までこのブログでは、県岐阜商を取り上げることは滅多にありませんでした。というのは、鍛治舎さんが監督でしたからね。なるべく避けていた、そういう部分はあった。
しかし去年の秋退陣され、しかもユニフォームも伝統のある白に戻して一気にフェースターン! やはり岐阜は県岐阜商が強くなければいけませんな。そしてさっそくこの結果。文句なしでしょ。
変なユニフォームに変えたところの鍛治舎さん、そのイメージですが、枚方ボーイズ時代から全国大会で何度も優勝する割には、上で活躍できた選手があまりいない、というのがあります。秀学館以降も、高校野球で花を咲かせるような選手育成は上手い、という典型的な指導者のひとり、って感じ。
同じようなタイプに馬淵さんや高嶋さん、前田さん木内さんがいます。こういうタイプの監督さん、私はあまり好きにはなれません。
鍛治舎さんがどんな方なのか詳しく知りたい方は、パナソニック労組にお間い合わせしてみてください。

でっ、今回の県岐阜商の躍進を鍛治舎さんのおかげ、みたいなことを言う人が結構いるのですよね。
もし県岐阜商が、大会前のスポーツ新聞各紙の戦力分析でAの方が多ければ、そういう見方も判ります。でもそうじゃない。戦前の評価は正直低かった。この夏一気に成長したチーム、それが今年の県岐阜商だと思います。
投手も二年ばっかりだし、捕手の小鎗はコンバートしてわずか五ヶ月。それが証拠ではないかと。
まぁ藤井監督ご自身も、鍛治舎さんを持ち上げるような発言をされておられます。
そこは藤井さんが市立岐阜商出身だからだと思います。
外様が伝統校の監督をするのは大変。処世術として同校OBの鍛治舎さんをリスペクトすることで、自分の身を護るのだと。だから藤井さんの言葉をそのまんま受け取るべきではない。
繰り返しますが誰が何と言おうが、この夏四強を遂げた県岐阜商は藤井さんのチーム。彼の育成力と采配を讃えてあげてくださいね。

なんでこんなに拘泥するのかといえば、マジな話、けっこうあるのです、監督が変わったとたん結果が出るというのは。
たとえばこの夏明徳を破った高知中央がまさにそのケースですね。県岐阜商に敗れた横浜の村田監督も、就任翌年にはチームを立て直し甲子園に出ています。
06年に広島公立校で久方ぶりにベスト16に勝ち上がった高陽東の松岡監督も二年目。古くは76年の崇徳が、前年の秋に就任した久保監督の手腕(パフオーマンス込み)で、その半年後に春を制しています。
これらの快挙には、ある共通した背景があって、それは前任がパワハラ野郎だった、ということです。
いえいえ鍛治舎さんもそうだと言っているのではありませんよ。ですが、圧の高い監督ではあったと。その重しがとれたからこそ、このたびの県岐阜商四強進出がある、私はそう思います。
前任が築いてくれた土台を引き継いだことには間違いない。ですが、じゃあその方が監督で結果が出たかと言えば別の話、ということです。
だいたい、チームに手応えを感じていたなら、それを手放すわけがない。
監督というものはわかっていますから、チームの可能性を。
たとえば、今年の日大三の決勝進出をわれわれは意外に思いますが、当人である監督も同じ思いかと言えば、絶対に違う。自信があったと思います。このチームに。そもそも東海大菅生を寄せ付けず甲子園に来ているわけです。チームの力量、監督が一番理解しているのです。
その昔、ある新設の私立校への監督就任が決まっていた公立高校の指導者がいまして、契約で新チームから、となっていました。なので八月になったら口を空けて待ってますねと。
ところが土壇場でもう一年待ってください、お願いします、そう泣きついてきたそうです。でっ、理由を問えば、次の代の選手たちに可能性があるので、もう一年あちらに留まりたい、ということだった、ええ。木内さんですけどね。
つまり、手放しません!
去年は去年、今年は今年、しっかりと線引きしていただきたいものです。

来週「Number」 が発売されます。夏の甲子園詳細だそうです。
大会後に特集が組まれるのは果たしていつ以来でしょうか? 文藝春秋、結構大きな賭けだったと思われます。大会自体がショボかったら目も当てられませんから。
でも県岐阜商の頑張りでネタはかなり増えたと思います。横山君についてもっと知りたい、そう思う方は多いでしょうから。
まだ高校三年生であるとはいえ、彼のこれまでの人生というのは、 諦めないことと挑戦することで覆い尽くされていたと思います。
十八年・・・・。
半世紀以上生きてきたわれわれからしても、 決して短い年月ではない。彼のプレーや言葉のーつーつが令和の今を漫然と過ごす私にとって、胸に染み入る、まさにそんな晩夏の夜なり。
次号の「Number 1126号」の表紙、思い切って横山君でお願いしたいところです。

本日は以上です。
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