あけましておめでとうございます!

毎年、二月一日は野球人にとって、そして野球オタクどもにとってもお正月。
今年も一年よろしくお願い申し上げます。

さてさて、おめでたくもドラフト振り返りの大トリはわがタイガースである。
本当は大つごもりである昨夜中に書き上げる予定でした、ええ・・・・。
なのに寝ちゃいました。寒かったしね。しゃーない。
というわけで今、キャンプ観ながら書いています。

なんで阪神のドラフトが勝ち組やねん、阪神ごときがよ!? という向きもあることでしょうよ。
この記事を読んでいただいて、スッキリというわけにはいかんでしょうが、まぁ正直に去年の阪神のドラフトについて感じるところを書くので、ご納得いただければ幸いです。
まずはドラフト直前のこの記事の一覧表、
事前にお伝えしておきたかった選手には、評価に ”※” を付けました。世間でいわれているよりもええで、もしくはあかんのとちゃう、そういうシグナルとしてつけさせてもらった。
その前者にあたる選手が、伊原であり徳山であり木下であり、浅利であり吉納であった。でっ、そのうちの二選手をわが阪神が指名。個人的には観ていて気分も上がったし、勢いええやん、となったわけです。こりゃ勝ち組やと。
そして何よりも今朝丸を二位で指名できた! これも大きい。
できれば表をもう一度眺めていただきたいのですが、今朝丸はランクとして8番目で、 トップの柴田は打者評価なので、高校生投手としてはNO.1とみていました。
とくれば、この上位指名の三人だけでも流れとして立派な勝ち組なのだと。
ご理解いただけましたでしょうか。

ここからは今朝丸の可能性について思いつくまま書いてみたい。
控えめに普通にしていても広島の森下レベルに、上手く育てばマエケンの域に達する、そう見込んでいます。
理由は腕の振り。しなやかで無理のない天性のものを感じる。
下半身の使い方は甘いけど、今はそれでいい。もちろんそこは伸びしろにカウントしている。
投球後、三塁側に流れるのもマエケンの高校時代を彷彿とさせる。シュートやチェンジアップのキレが増すタイプの投手の特徴でもある。久しくいなかった大型の柔タイプの逸材と見る。
では実際のところ、今朝丸をスカウト達はどのように評価していたのか・・・・?
今朝丸の指名がニ位の後半、全体で二十二番目の指名であったという事実が、それを差し示しているとは思う。私としては意外というのが正直なところだが。しかしてそれが現実。
これもドラフト前に見どころとして書いたが、去年の候補者の傾向として外れ一位から三位あたりまでの大・社の即戦力の投手の層が厚いと指摘した。
結果として二度目の入札以降、神戸国際の村上と福大大濠の柴田と三人の高校生野手、ヤマハの宮崎を除くと実に十人、大・社の投手の指名が続いたことでも伺えるのではないか。
下位、中位のチームが即戦力の投手を補強するのは当たり前。そこに嵌る選手がいるのならなおのことである。
蓋を開けるとドラフト前に一位が確実視されていた、相模の藤田と報徳の今朝丸がセ・パ二位の両チームの指名まで待つこととなった。比較的投手事情に余裕のあるニチームに、この二人の高校生が入団したことは大変良かったのではないか。二人とも運が強そうだ。めでたしめでたしで収めよう。
とはいうものの前回の「ドラフトお遍路」でも書きましたが、この私、20年のドラフトで中森を見誤ったばかり。21年のドラフトでも小園について高評価をしていた。これも見込み違いの公算が大きい。共に近畿の右腕。嫌な予感がする。
ならば、中森、小園が伸びてこない背景に何があるのかを考えてみよう。もしこの二人に共通するものがあったとして、それが今朝丸に当てはまらないか、そう検証してみるのはきっと意義があるのではないか。
あらためて甲子園での中森、小園の投球を眺めてみる。あえて物足りなかった部分を探すと130㌔台の変化球がなかった、というのはある。当時はそれほど気にしていなかったのだが。
実際、曲がり幅も、そしてキレも十分な120㌔半ばの変化球があったので、球速さえ上がれば特に問題はないだろうと先送り事項にしていた。
あれから中森は四年、小園は三年経った、いまだにスライダーの球速は上がってこないし、むしろキレがなくなったようにさえ映る・・・・。
そもそも高校時代の映像というのはタネ明かしをするなら、バッタバッタと三振を奪っているものばかりなのでキレ味が鋭く見えていた、ということなのだろう。
そうやって思い出補正などを外してその周辺まで見渡していくと、金足時代の吉田のスライダーも球威不足だったし、創志時代の西純に至っては抜群のキレだったけれど、やはり130㌔半ばというわけではなかった。それ故なのかプロ入り後、彼はその切り札を封印している。今一つ殻を破れないところも先の二人と同様。なんだか今朝丸について不安を煽るようで恐縮であるが、彼のスライダーもやはり120㌔台なのだ。
いきなり結論を申し上げるのもなんだか、今朝丸がプロでのし上がるためのパスポート、それは即ち130㌔台の変化球を身につけること、となるのだろう。もっとはっきりといえば、タイプ的にスプリットになるのではないか、そんな風に睨んでいる。
ほぼストレートと同じフォームでそれを投げられるようになれば、案外早く出てくるであろう。
必ず阪神のエースになる投手、才木以来の逸材だと思っています。

伊原については上の記事で書いた通り。文章としては短いですが、言いたいことは書けたと思っています。一位だから先発とか言わずに、中抑えでお願いします。
少し補足すると、ほぼ元ヤクルトの藤井と相似形。テイクバックでの腕の畳み方、手首を内側に折るのも同じ。身体の使い方も同じように見えますね。実に上手く使っているので、背の低い左投手は真似るべきではないでしょうか。
三位の木下はストレートがスライダー回転する曲者。こちらは広島の島内とほぼ同じタイプです。ただ島内がチェンジアップを切り札にしている点は違っていて、木下はスライダーとフォークが決め球になると思う。
島内同様、150㌔が出ても軽く合わされるという面はある。二人ともフォームに癖がなく球の出所が見やすいという欠点があるからなのか。制球さえ整えばこちらも中継ぎでどんどん使うべきだと思います。
三位ですが指名できたことはラッキーであった。ただ、一つ前のSBが木下ではなく、同じタイプの安徳を指名している。共に九州出身ですが、木下はずっと福岡なだけに、それでも安徳選んだのは興味深い。まぁじっくり二人を追いかけたいと思います。
四位の町田は阪神スカウト陣の真価が問われる指名となります。ニ年キャンプに帯同していたわけですから、どんな捕手か、そして打者であるかも他球団よりは理解していたはず。
そして四位という順位も、世間の相場よりもかなり上。しかしそこは自信があるからこその四位指名と思いた。
インサイドワークや性格、捕手としての適性は判りませんが、打撃は予め前の腰を開いてから懐深く右中間を中心に長いのが打てそうなので楽しみです。
五位の佐野については正直指名の意図がよく判りませんでした。ドラフト前、評判が聞こえてくることは無く、育成指名が妥当という声も。
また去年、山田、百崎と右のショートを指名している。三人とも180cmには余裕で足りず、強打よりも堅実な守備が売りで、しかも盗塁がバンバン期待できるタイプでもない。ここまで丸被りの佐野が必要だったのか、というのはありますね。
果たしてここからどんなアピールをしてくれるのか、楽しみにしたい。
彼の指名を持って、阪神ドラフトの評価が落ちた気がするというと酷か・・・・。
去年同様、岡田のおっさんが下位指名に絡んでないことを祈るばかりである。

最後になるが、私が今年の新戦力の中で期待というか、いろんな面で興味があるのはコンスエグラである。確か16歳でメッツに七千万だったかで契約したという。プロスペクトにも選ばれている。
ぱっと見であるのだが、あのフィルダーに似ている。
ガタイの厚みはまったく違うが、ちょっと首を斜めに傾けて構える姿と、ヒッチの有無はあるがバットがスッと出てくるところが似ている。
宜野座だけではなく、うるまの情報や映像もチェックしたいと思う。

というわけで年が明けた。CS、BSの各チャンネルをはしごし、十二球団すべてのチームのキャンプを眺められることに、改めて驚かされている。
四半世紀前は阪神のみであっただけに実に感慨深い。
需要がなければこうはならないわけであるが、各球団の努力にも敬意を払いたい。
球春到来、プロ野球のお正月をお祝いするとともに、日本野球界の発展を改めて祈りたいと思う。
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