Till Eternity

どこよりも遅く、どこよりも曖昧に・・・・

第106回 夏の甲子園 二日目

 大会二日目はある意味順当で、紹介したい選手も少なくて、つまりはあまり書くことがない。
 まず本命に挙げた大阪桐蔭。らしい勝ち方ですが何というか、記者泣かせなチームになりそうです。逸材はたくさんいるのに主役がいないと言えば判りやすいか。
 興南の今大会注目の左腕の前に、左を六人並べてみせた。しかも先頭から五番までずらっと左。別に田崎の決め球がチェンジアップ、というわけではないところが味噌。
 このスタメンを見て西谷さんの覚悟と自信を感じたし、府の決勝で東海大仰星が左腕を立てなかった意味も理解できた。つまり今年の面子は特に左腕を苦にしてはいないということかと。
 それと実は大きな声では言えないが、最近大阪界隈では「西谷さんって右打者を育てられなくなったみたい」 などと嘱かれ始めている。
 00年代はそれこそ、中村剛、平田、中田、浅村とこれでもかとばかりにプロに直接逸材を送り込んだ。ところが一転、10年代になると、田端、正髄、笠松、山田と怪しくなっていき、先の噂を立てられるまでに至った。
 一応、森、藤原、根尾は一位で送り出せたからね。右打者で唯一楽しみなのはこの記事で取り上げた二年前の三人ぐらいか。

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 しかしてその一人である海老根も苦しんでいるようだし、私がウォッチャー宣言した伊藤もまだまだ。松尾はファームで気を吐くが、捕手だけにもう少し時間がかかりそう。
 でっ、去年はわざわざ神奈川から獲って来た小川の育成には見事なまでに失敗。そして今年のラマル・・・・。その流れからの昨日のあのスタメンですから、背景については何をかいわんや。

 あえて小声で申し上げれば、”西谷さん、もう右打者を育てるのはリスク高いからやめたのかも?” ってな感じ。やっぱり確実な右投げ左打ち中心のチームに組み立て直すか、そんな決意がベンチから聞こえてくるような、大会序盤最も注目された二日目第一試合でした。畑で育てる作物を、果物から野菜に切り替えたイメージでしょうか、ええ。

 

 次に第二試合、明豊の初戦敗退は意外かもしれませんが、夏は案外ええとこなしで終わってます。なんでも ”チーム川崎” と選手も吹聴しているらしい。川崎監督はリーダー型の春型から抜け切れてないのだと思う。難しいんでしょうね、タイプを変えるのって。自分を変えることだし。蛇足ながら夏を奇跡的なメンバーで制した作新の小針さんもまた同様で、そこに嵌ったままではないでしょうか。
 

 二日目の注目選手としては、大阪桐蔭の境を挙げたい。楽しみにしていた方も多いはず。ですが、細かったですよね。多分ウェートはほぼやってないのでしょう。
 妄想するに、まだ投手に未練があるような・・・・。野手の身体にしてしまうと投手に戻るのは難しいらしいし。それと郷土の先輩でもある根尾の姿も見ている。簡単にはプ口志望届は出さないやろうな、そんな風に感じた次第です。仮にそうなら進路が気になりますね。


 後は京都国際の中崎かな。センバツで勝ってくれれば嬉しかったのに、って感じ。何事につけてそうですが、上手くは行きませんな、しみじみ。


 今日はここまでなのですが、せっかくなので「Number」 の最新号のご紹介。
 まず表紙、すっげぇーわ!

 先週滅多打ちを喰らった二人。実にタイムリーに裏目ってます。
 そしてこれ、

 死者はもちろん裁判沙汰が数珠繋ぎのように起きる、地獄の研志寮をほったらかしにしておいて、 球道即人道とかいう輩の話を金出してまで読みたいかね、しかし。立ち読みするわ。
 そして次に最下位監督に思い出話をじっくりとさせてからのキヨって、もうええやろっ!

 

 これもセンスない。この三人の企画、よく通ったよな?!

 

 渡辺さんと小倉さんの対談は読みたいな。松坂の悪口は力ットされてるだろうけど。 

 それと馬淵さんに価値観を超えて、って言われても・・・・、今更困るわ。

 

 少数を精鋭に鍛えるって相変わらずアホちゃうかこいつ。智辯和歌山自体が普通の高校ではなくて、入試対策一辺倒の予備校寄りに舵切るような学校法人だから、あんな変な野球部でいけただけやのに。むしろ前田さんの開き直りが立派やね。


 今日は以上です。

 

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