一月以上のお休みをいただきました。
理由? 暑くてやる気が起こらないのである。
生来クーラーは苦手なのでじっと暑さを我慢、ってそんなもんできるかーっ!
結局七月の頭からクーラー漬け。ところがクーラーの効いた部屋で寝ていても、貧乏性で電気代が気になるからなのか眠りが浅い。しかも朝起きたら喉が痛い、さらに何このダルさ、というぐらい疲れている。
じゃあ窓開けて熱帯夜の中で寝ろ、と言われそうだが、それでは寝付けない。もうどうしようもないのだ。
この一月、睡眠不足を補うべく、22時には寝るようになったが、それではブログなど書けますまい!
とはいうもののラグビーがアレで、しかも七人制までボロボロ、怒りに任せて書きたいことは山ほどあるが、こんなヘボの極みのような状態のを取り上げるのは悪趣味だろってことで、ちょっと我慢しています。
野球はと言えば、阪神が良い感じなので書く必要なし。しかしさすがに高校野球は違うだろと。しかも甲子園開場100年、なんだか結構盛り上がりそう。これを放っておくのは無理だろうということで久方ぶりの更新です。
今回は低反発バットで予選からやる初めての全国大会。投手の負担軽減以上に戦力均衡を意図してそれを導入しただけに初出場が5校で公立が12校出場。一定の効果は顕れたと見る。恐らく高野連はホクホクだろ。
ただ番狂わせはそんなになかったような。強豪校も順当に勝ち上がっています。
また競った展開、痺れるような試合が多かった。少し選手の消耗が心配・・・・。
では早速本題に入って大会の流れはどうかといえば、まず先に挙げた公立校や初出場校であるが、恐らく初戦を勝ち上がれるのは二つぐらいか。下手すりゃ全滅もありえる。ので、つまりは番付通り、いつもの顔ぶれで優勝を争う大会になりそうです。
今大会は06年型と見ています。
あの年は、東西南北で優勝候補が挙げられた珍しい大会でした。東から横浜、大阪桐蔭、八重山、駒苫だったかな。それぐらい強豪校が目白押しで、しかも蓋を開けると早実が制します。競馬で言えば最後の直線で大外から突如現れ一気に捲くった感じ。高校野球オタどころかライト層も歓喜の大会となった。
同様に今大会も優勝候補は片手では収まらない。東海大相模、大阪桐蔭、報徳、健大高崎、花咲、智弁和歌山、京都国際・・・・。そこに青森山田、広陵、中京、神村、関東一、興南がどこまで絡めるか、まぁ一言でいえば、06年同様、愉しめる大会になるような予感。
なので勝敗や優勝校を予想するよりも、なんの先入観もなく一試合一試合味わって欲しいですね。面白い試合が多いのではないでしょうか。愉しめるというのはそういうことです。
06年は一回戦でいきなりセンバツ王者の横浜が大阪桐蔭と対戦するという抽選の妙がありました。反則というか、やっちゃいかんだろ的な組合せ。今回それはありませんでした。
ただあえていえば、大阪桐蔭が初戦で当たる興南、そして勝っても次は明豊、さらには健大というのは、大会を追いかけるうえで大きなアクセントになるでしょう。そういえばあの年も横浜の次に早実だったので、大阪桐蔭はそれ以来の災難、もとい試練に遭うこととなる。
選手個々の能力という点では、平嶋、森、中野、境など間違いなくプロでもやれる選手を揃える才能集団だけに、彼らが初戦から煮え湯の中へと叩き込まれ、そこで組織というよりも選手個々がどんな反応、パフォーマンスを、そして成長を見せてくれるのかに注目するのは間違いなく大会序盤最大の醍醐味ではないだろうか。
逆に興南や明豊が大阪桐蔭を平らげた場合、あの時の早実同様一気に走る可能性も出てくるわけで、そこを見守るのも愉しみ方の一つである。今大会を06年型と申し上げたが、グリグリの優勝候補を追うよりも早実枠に該当するチームを探すのも一興であろう。
では今大会栄冠を手にするのはどこか結論を急ぐなら、実力的には東海大相模が抜けていると思われる。
なにより金本、福田は二年前の兵庫産の文字通りワン・ツーであったのだ。それをまさかの相模が、それも最終盤にかっさらった。その影響は想像以上で、神奈川の高校野球界の勢力図に少なからぬ変化を与えた。決勝の横浜と勝負を分けた差はまさにそこにあったわけで、あのリクルートの破壊力をオタクたちは三年後ではなく二年でまざまざと思い知るのであった。いやマジな話。
では東海大相模を優勝に挙げるかと言えばそうではない。問題は監督。予選決勝に進んだぐらいで泣くような監督に戴冠はない。
また元プロ野球選手がたいして苦労もせずに優勝監督の仲間入りというのもどうか。高野連とその前衛たる審判員が許しはしまい。そういうと既に中谷仁というパイオニアがいるだろと言われそうだが、彼が阪神時代に不遇というにはあまりにも理不尽な目に遭っていたことは関係者の間では有名であり、ゆえに赦されたと言えないか。
ちゃっかりいつの間にか早稲田の通信課程を卒業している原監督にはそういうインサイドストーリーはない。また土井校長のクロさにも高野連はうんざりしているご様子。なんだかんだで門馬さん、やっぱ評判が良かった。アマチュアスポーツの牙城というものの存在感を、原監督は身をもって味わう、そんな大会になるのではなかろうか。
では次にここはどうかと一校一校やっていると、さすがにこっちの身体がもたないので、そこは勘弁願います。
はっきりと本音を申し上げれば、今大会優勝する高校は甲子園に愛されるチームである、そうなることを願っている。百年ですからね、万物に魂宿ると言われる以上、聖地甲子園の意志というものが、深紅の優勝旗の行方にも働くのであろうと。
でっ、そこから逆算するにやはり大阪桐蔭、報徳、中京あたりが妥当か。他の強豪校とは格が違う。
同様に早実も投手力が気になるところではあるがあえて一票投じたい。特に和泉さんが過去に率いた南陽工業がまた出ているのもフラグとして記しておきます。
信念の漢、花巻東の佐々木監督にもそろそろ女神が微笑んでも良い頃かと思うのは私だけか。
それと甲子園の女神はカバ顔が好きというのもある。
そこから選ぶと関東一の米沢監督。最近カピバラを超えて結構カバっぽくなってきた。チームにも例年になく役者がそろった。だがどうもピークを去年の秋に迎えてしまったっぽい。ただし、予選終盤の坂井君の145㌔の棒球っぷりが改善されればワンチャンあるかもしれない。
おさらいすると
・試練を乗り越えるという前提で大阪桐蔭
・打線に厚みが加われば報徳
・エース中井が150㌔到達で中京
・予選に続いて馬鹿試合連発のうえに高野連のフルサポートで早実
・クローザー坂井の制球が神懸って関東―
今大会の行方を大雑把に言えばこんなもんとちゃうか、知らんけど。
なお ”Nextモリシ” として当ブログがかねてよりに注目している兜森さん率いる青森山田ですが、春に取り上げたあの佐藤洸史郎君がやってくれました。
優勝は難しいですが良いところまでいくんじゃないですか。そして兜森監督の一挙一党投足にも注目したい。専用カメラで試合中はワイプで抜いて欲しい、無理は承知で!(前の記事では散々兜碕監督と誤って表記していました、スイマセン!!)
なお恒例の試合の勝敗予想はやめにして、明日からは試合の結果というよりも注目選手の出来栄えや仕上がり具合を中心に書いて行こうと思います。
できれば毎日更新します。こうご期待!
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