エディー JAPAN 第二章、本日開演です。
スタメンを見るに若返りを意識していることが伝わってきます。24歳以下が五人、しかも一列、二列、三列、HB、バックスリーにそれぞれ一人づつを配するという、実に素晴らしい。
しかし今回の面子、藤島大はさぞかし喜んでいることでしょうね、どうでもええけど。それと、この三十年間、一貫して高校代表の逸材たちをコレクターの如く掻き集め続けている某伝統校の出身者が一人しか選ばれていない、しかもリザーブ。今回もなんだかなぁ、って感じ。
CAPの総数は数えていませんが、リーチを除けば80ぐらいでしょうか。以前エディーは世界と闘うためには15人で最低でも500は必要、みたいなことを言ってたものです。この時期というのはつまり、三年後に向けてCAPという名の経験を積み重ねる、そのための代表戦という位置づけなのでしょう。
因みに今回のイングランドの代表メンバーの総CAP数は余裕で500を超えるようです。
あえて言えば、今日の試合は負けること、勝てっこないことが前提の試合だと思われます。
19年のW杯前ですら、Tier1とのテストマッチは一勝もしていません。16年のウェールズとの善戦や、17年のフランス戦での引分けが光明であり希望でした。共に敵地でしたので余計にそう感じたものです。
今回もそうですが、国内での試合はウインドウマンスの序盤に組まれるため内容が伴わないことが多いのです。
果たして今日、国立にイングランドを迎えてどこまで闘えるのか。勝敗以上にグラウンドでの選手の佇まいに興味があります。普段できていることは必ずプレーにして表現する。慌ててボールが手につかなかったり、拙嵯のプレーでペナルティを受けるような、ましてイエローやレッドは絶対にあってはなりません。
どこまでもクリーンに、自分たちの何が彼等に対して通じるのか、そしてこのメンバーのどこがダメなのか、それを探り出し体感する80分間にして欲しい。
仮に大敗しても見所は多い。”トライを与えるまでにどれだけ手数を掛けさすか ”、”セットプレーを何本キープできるか ”、”勝てる局面がどれだけあるか ”、”どの位置でターンオーバーを喰らうのか ”、”ハンドリングエラーの数は ”、”ペナルティの内訳は ”、そしてなんと言っても ”空中戦の数とその勝敗は ”・・・・。
80分ではいかにも短い、三時間ぐらい試合して欲しいわ! 自分たちの世界における立ち位置を、選手だけではなく関係者も含めて、ありのまま受け入れられるのなら百点差になっても構わないぐらいです。
恐らくエディーはこの試合で、日本ラグビーの抱えるダメな部分が浮き彫りになることを意図しているのではないか?
勝ってくれ、そう意気込んで国立へ出張る方には申し訳ありませんが、そこが問われる試合ではありません。
エディーはこの国のラグビーを変えたいのです! 私はその心意気を支持したいと思います。
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