Till Eternity

どこよりも遅く、どこよりも曖昧に・・・・

森下ウォッチャー回想記 最終回

 ついにNPBが開幕します。森下がスタメンでプロデビュー。しかも虎のユニフォームで・・・・。感慨深いものがありますね。

 こいつはやる、東海大相模時代から足掛け五年に渡ってそう言い続けてきましたが、失笑を買うことも多々ありました。特に大学二年、三年次には東都で二割も打てない選手が、と言われたものです。よくBB/Kが1以下の選手はプロでは通用しないとも・・・・。

 ネットスカウトの評価も一貫して低く、去年の今頃で15番手。雑誌「野球小僧」のドラフト直前のランキングも18位。良くて二位前半って感じだったように思います。

 それが今では ”あんなに選球眼が良いとは” とか ”空振りが少ない” とか、”打席に内容がある!” とまで言われる始末。きっとこういう方々は、今日から始まる半年にも及ぶペナントレースの中で、森下が糞ボールを無様に空振りを繰り返す度に、ほらみろだからK/BBが、と掌を返すのでしょうね、ええわかります。

 大学時代の成績から振り回すだけの粗っぽい選手、そう思われがちでしたが、オープン戦と言えどプロの投手相手にあれだけの好成績を残すことができた、その謎を解く鍵、それは ”大学野球補正” にあります。

 細かいことはそのうちゆっくり書きたいと思います。今、改めて森下を眺めながら感じるのは、打席で投手との勝負に集中できている、ということ。つまり大学時代は投手以外のいろんなものとも戦っていたというわけです、ええ。

 本人は新人王を目指すと高らかに宣言したわけですから、狙ってもらいましょうぞ!

 そこで娘の思い出の一枚で全力アシスト!

 

 さてさて数分後には試合が、って、おいおいもう始まりましたわ、あっ一回表が終わった、はやっ・・・・。

 わが阪神タイガースの2023年が始まったようです。三時間後にどうなっているかは判りませんが、目先の結果に一喜一憂せず、腰を据えて彼らの挑戦を見守りたいと思います!