というわけで、去年のドラフトの検証、ストップウォッチ編です。
何をしたかというと、2位以降の指名が、一つ前で指名したチームから何秒掛かったのか、早い話それだけ。ウエーバーなので、競合指名は出来ない。つまり既に名前の挙がった選手以外から指名しなければならない、当たり前な話ですが。
仮にというか、目の前で出し抜かれた場合、戦略をその場で組み立て直すことになります。それが起こってしまった場合、どれぐらいの時間を要するのか、いや、逆に言えば、指名までの時間を調べて、そこから戦略変更を余儀なくされたチームの指名を洗い出せないか、それがしたいのですわ。
きっと各チーム、あらゆる状況を想定しシミュレーションをしていることでしょう。プランBもCもDも必ずあるはず。大きなお世話でしょうが、そこを見てみたい。しょうもないと言えばそれまでですが、どこもやってないので試験的にやってみます。
1.金村 尚真(富士大 ⇒ 北海道日ハム)
まずはこの投手が起点となります。
13番目だけに、最も一位に近い投手。巨人が外れ一位に指名予定だった、そう水野は語ってますな。今後はストレートの出力をどれだけ上げられるのか。そしてその時、精密機械のようと言われるコントロールにどれだけ影響が出るのか、そこが、いやそこだけがポイント。二軍にいれば無双するかもしれませんね。
2.村松 開人(明大 ⇒ 中日)
0:46
このタイムをどう見るか。ベンチマークがないので判らないですが、まぁ素直に中日は最初から村松で行く予定だったと受け止めました。そして驚いた、私はこの選手はノーマークでしたから。というのは右膝の怪我がね・・・・。去年の春に半月板の手術をしてます。
秋には復活し、怪我は万全とばかりに6盗塁。しかしその内容はあまり良くはない。脚のアピールのために数を稼いだ、私の眼にはそう映った。
竜は今季、ショートを土田、セカンド周平、サード石川で行くとみている。がっ、石川の復帰には慎重を期したいので、復帰までの繋ぎもあって彼を指名したのか・・・・? それにしてはこの順位、高過ぎるな。最下位の竜の補強ポイントは腐るほどあるというのに。
村松はタイプ的には、元ヤクルトの岩本を小さくして、長打力をなくして、脚を速くした感じ。打撃フォームはそっくり。なので、高めも低めもリストだけで捌こうするようなところがある。そこが長所でもあり、怪我のリスクにもなる。
仮に紅白戦やオープン戦で光っても、じっくり追っかけねばならない選手です。
3.友杉 篤輝(天理大 ⇒ ロッテ)
0:45
友杉がここで来たか、そう感じました。
右のショート。このタイムからも、恐らくロッテは最初から2位友杉を準備していたのでしょう。よっぽど口ッテは惚れ込んだと思われます。
近年、右打者を貴重と捉える風潮がある。しかしそれは長距離砲限定。ポジでいえばレフト、ライト、後は外人との兼ね合いであるがサードとファースト。それ以外なら個人的には素直に左の方が良いと思う。特に脚のある選手は。
盗塁は勿論だが、打ち取った、という凡ゴ口が内野安打になるというケースは、敵からすればボディーブローというか、試合の流れの中で堪える。内野安打はある意味もっとも攻撃的で、大袈裟に言えば破壊力のあるプレーだとすら私は思う。左打ちを並べる意図はそこだと。右だとそのための後半歩及ばないのだから・・・・。
友杉は田中と並んで指名されると以前書いたが、田中が村松に化けた。ニ人とも春の段階で要チェックの内野手である。
まぁこんな感じで書いていきます。続きは明日以降で。