Till Eternity

どこよりも遅く、どこよりも曖昧に・・・・

【お詫び 修正 加筆】ドラフトを振り返る 孤鴎編 ①

 また寝落ちですわ・・・・。しかも寝坊まで。今朝は普通より1時間早く出社しなければならなかったというのに・・・・。焦って着の身着のままジャージで出勤。なんとか遅刻は免れ肩で息しながら会社で着替えてる最中、そういえば更新日付変えたっけ、って思い出して、恐る恐るスマホを出して覗いてみたら、書きかけの内容がそのまま更新されてるじゃないですか、まさに血の気が失せましたわ・・・・。

スイマセンでした!以後気をつけます!

 一部加筆修正いたしましたので、もしこんなブログで宜しければ続きをお楽しみください・・・、トホ・・・・。

 

 ここのところ良い天気が続いていますね。大阪も朝から雲一つない高い青空で始まって気分が良いのですが、先日選挙がらみで書いたように大阪維新の会の議員のレベルの低さが府民の心を曇らせています。

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 恐らく氷山の一角ではないでしょうな。

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 これなんか完全な内ゲバ。こんな感じで、ほぼ週次のバッチ処理のように次から次へと出て来るかもしれません。これでええんか、大阪!

 

 それでは本日はロッテのドラフトということで、まずは1位の松川。いきなり高校生捕手の指名には驚きました。高卒ドラ1捕手というのは、なかなかモノにするのが難しい。そこのところはこの極北の当ブログにわざわざ訪れる物好きな皆さんは十分にご理解いただいているかと。近年では中村(広陵⇒広島〕、森(大阪桐蔭⇒西武)、山下(習志野⇒SB)ぐらしかいません。村上もすぐに内野手に転向しましたしね。

 この指名、ロッテはよっぽど松川に可能性を感じているのだと思います。個人的にずっと申し上げていますが、去年ほどではないですけど今年も野手は不作だと感じている。なので老婆心というか、あくまで野次馬の立場ですがちょっと心配にはなりますな。じゃあ松川はどんなバッターなのか、ってことで書かせていただきます。

 まず松川の最大の特徴Iは軸足にあります。いわゆるズラして打つタイプです。

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 いやその前に、そもそも軸足をズラすってどういうこと? っていう向きもあるでしょうから説明します。

 まず、軸足をズラすタイプの打者は結構いるのですが、ほぼ右打者に偏っていると言って良いでしょう。ではそれはなぜかというと、アマ野球界において、高校野球レベルでも対戦相手のほぼ75% が右投手だからです。大学でも全国大会になると6割弱ぐらいに落ちてくるとは思いますが、通常のリーグでは70%が右投手ではないでしようか。

 でっ、少し遡りますが中学ぐらいの段階で、スイングも奇麗で癖もない、身体能力も高いしサイズもある、なのにどうも実戦になると右投手が打てない、という打者が出てきます。右投げ左打ちを勧めるケースの半分近くがこのパターンです。残り半分は効き腕が強すぎるから変える、という感じでしょうか。

 右打者が右投手を苦手にする場合の最大の理由は、内側から入ってくる変化球の対応ができないケース、なかにはサイドハンドやアンダースローは端からからっきし、という子も。これは自分に向かってくる球がダメ、と言い換えても良いでしょう。

 良い投手のカープやスライダーは、ほとんど背中から入って来る。もしくは肩や腰目掛けて向かって来ますから、これを打てというのは確かに難しい。多くの打者は背中やお尻に体重が移ってしまって、場合によっては軸足の踵に体重が乗ってしまうケースさえあります。もちろん変化球はそのために投げる、とも言えます。つまり軸足の踵に体重が乗ったらもう打者はバットを振れません。トップを作って次に前の肩で壁を云々以前に、打席で棒立ちに近い状態になってしまう。つまりバッテリーの勝利というわけです。

 でっ、そういうケースに陥ることが多い選手に対して、後ろ足をズラしたらとうか、とアドバイスする指導者が結構います。最初は変化球の良い投手やサイドスローとの対戦限定でやってみれば、ってことなのです。じゃあそれをすると何がいいのか・・・・?  ます前足でステッブした直後に軸足を三塁ベンチ側に少しズラしてやる、するとその動作が打撃フオームのー連の流れの中に組み込まれることで、ボールに対して距離を置けるので、自分に向かってくる、つまりデッドボールという潜在的な恐怖が薄まり、何より気持ちが楽になる。次に何とか背中やお尻に重心が掛かるのを、ズラした後ろ足のつま先で受け止め、そこを軸に、途絶えそうになったスイングを流れの中で再開することもできる。すると自然に、何とか前の肩や腰が開くのを防ぐこともできている。

 実はこれだけではなく、芋づる式にいくつか副次的なメリットが生まれます。例えば後ろ足をズラす際、軸足が浮くので膝がスムーズに内側に入り、腰のキレやスイングスピードが上がる。またストレー ト待ちのところに ”変化球が来た” と判断できた場合、軸足をあえてゆっくりズラしてやることで間合いが作れて、肩口から入ってくるカーブや抜けたスライダーなどの失投を快打することが可能となる。また落差が大きいフオークであっても、咄嗟にズラす幅を大きくしてやれば自然と身体に傾きができて、スイングの軸も軌道を変えられるので、ワンバン直前のボールであっても、こちらから崩れてやることで芯で拾うことができる、などなど結構使える。実戦的な対応ができるようになるのです。なので一度味をしめると元には戻れないようなところもある。

 しかし、である。なんでもそうだが、スポーツというのは力テゴリーが上がるにつれて無駄な動きは削ぎ落さなければならない、という一般論、というか真理がある。野球でいえば、まさに軸足をズラす、そのーコマが無駄になって150キ口超の快速球にミートボイントが間に合わなかったり、手元で鋭く曲がる変化球を合わせられなかったり、というのは出てくる。また軸足をズラした分、アウトコースの低めにバットが届かなくなるというのもある。また前に出される呼び水にもなる。繰り返すようであるが上のレべルに行けば行くほどやっぱり苦しい。

 でっ、少し結論を急ぐと、松川はプロ入り後、後ろ脚をズラす癖を治せるのか、といえば恐らくそれは無理だろう。まぁしかし、なにぶん私は去年伊藤将司よりも中森をと散々言い続けた前科者なので、その言葉には大した説得力はない。来年春、奇麗にリフォームされた松川に出会うのかもしれない。ただ、今の私の頭の中にそのイメージはない・・・・。理由は上の画像は左投手の、それもアウトコースのストレートを打った時のものだから。つまり松川は対戦投手の左右、また球種に関わらず軸足をズラしてしる、そう思うからです。

 以降は次回に続きます。繰り返しになりますが、適当な状態で更新してスイマセンでした。