Till Eternity

どこよりも遅く、どこよりも曖昧に・・・・

この秋、怪物はいるか!?

 三週間ぶりの更新、お久しぶりです。

 上期末はやはり忙しかったですね。この半年の反省やら、下期の方針に目標やら、ああ面倒くさい。逆に10月に入れば、その頭に毎年あるもろもろの会議がすべてWeb開催になった関係で、東京に出張せずによくなって楽になりました。懇親会という名の酒席もなくなったしメデタシメデタシ。少しはドラフトについて書けそうです、まぁ話半分、期待せずお待ちください。

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<本日の面倒>

 ネットのメインストリーム化がドラフトに影響?

 新政権が発足しますね。岸田さんがどんな人かは知らんので何とも言えませんが、また毎年国のトップが替わるようなことにならなければ良いのですが、少し心配です。

 今回の総裁選を観ていて感じたのは、もうオールドメディアには世相を汲み取ることが難しくなった、ということなのです。

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 しかもよっぽど後ろめたかったのか、十日ほどで上の記事はリンク切れ・・・・。

 

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 正直、ネット界隈では ”日本端子” 以降、河野失速を予見していたので、周回遅れの感は否めません。もちろんネット上には偏ったアンケート結果も散見されます、

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 こういうのは切り捨てて、上手く使いこなせばネットの方が頼りになるように感じます。そう思う方も多いのでは? もうネットがメインストリームと言えるかもしれませんね。

 ただその反面、何んと申しましょうか、ネットも公共性が帯び始めたというか、本来の持ち味に翳りが表れ始めたような記事もチラホラ、

news.yahoo.co.jp

 この記事いわく、「総裁選各候補のTwitterアカウントのツイートに”いいね!”をしているアカウントのプロフィール文を形態素解析することで、どのような層に支持されているかを可視化してみた」そうなのですが、野田聖子候補のその形態解析結果というのがこれ、

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 なんか変じゃね? 野田氏についてTwitter上で最も話題になっていたのは、やっぱりというか、終始アレでしかなかったのだが・・・・?

 

www.dailyshincho.jp

 

 これに対する野田候補の反応がこれ、

 

www.sankei.com

 信じるのは構わんけどさ・・・・。嘘を信じてどうすんねん、というか騙されてる。なんかこういう展開、最近多いよね。

bunshun.jp

 夫や婚約者を盲目的に信じるのは構いませんが、立場を弁えてもらいたいものです。政治家を引退するとか、皇室とはスパッと縁を切るとかして、そのうえで愛を貫いていただければ立派なのですが、中途半端に繋がったまま相手に対する想いを吠えるからシラケる。はっきり申し上げますが、野田氏の旦那さまも小室さんもかなりのスジ悪。世間はそれを見破ってるからブーイングしか出ないのですよ・・・・。

 でっ、先の野田候補の形態解析の記事に戻るのですが、”旦那” の二文字抜きで何が解析できるのでしょうね。ネットなんだからもっと切れ味鋭くありのままを解析すりゃいいのにと。結局、ネットもメインストリーム化するにつれて、お行儀良くなって、誰も求めていないのにあれこれ勝手に忖度した結果、見えて来るはずのものが見えなくなってしまっているという。これではオールドメディの二の舞だと思うのです。

 でっ、本題に入るのですが、実はそれが目前に迫ったドラフトにも影響しているのですわ。

 ネットのドラフト記事に忖度は必要か?

 というのは、この記事を読んでちょっとどうかなって感じたのですよ。

number.bunshun.jp

 この方は20年近く前から ”流しの捕手” をやって、なんだかんだでアマチュア野球界とは昵懇の関係になってしまっているので仕方ない面もあるのですが、なんというか全体的に提灯記事になってしまって、これでは選手の実力は見えて来ない。読んでいただければ感じると思うのですが、記事で取り上げた選手はみんな凄い、ってことになって持ち上げてばっかり・・・・。凄い選手であることはみんな判っているって。ただドラフトを目前に控えて、そこでは指名や順位という形ではっきりNPBから優劣が突き付けられるので、その前に手掛かりを求めて安倍さんの記事を読むというのに、これでは何の参考にもならない。野球ファン、特にオタク的な方は観戦歴も豊富だし自分の観る眼に少なからず自信を持っていて、ドラフト候補選手に対しても一家言ある。しかも贔屓の球団の未来図にも関わって来るからこそ、安部さんの記事に対する需要が高まるというのに、上の記事の内容では台無しです。

 15年ぐらい前でしょうか、一度神宮のネット裏だったと思うのですが直接安倍さんとお話しする機会があって、私もご存じの通り野次馬なので、厚かましくも二試合ほど隣の席で観戦させていただきました。やはり話す内容は的を射るものが多くて大変参考になったし、結構毒を吐くこともあったのですよ。ところが記事になるとあれ・・・・。

 そこで思うのですが、きっと上のコラムも安倍さんご自身はきっと本意ではないのだろうなと。つまり色々とダメ出しにあいながらああなったのだろうなと。別に本家の「Number」誌に載るのじゃないんだから、そこまで気を配る必要はないと思うのです。とはいうもののああいう形でしか公開されない以上、これも一種のネットのメインストリーム化の余波ではないかと。 

 最近の世間の傾向として、 ”評論” というものがそこから埋没しつつあるのではないかとつくづく感じます。大家はもちろん、気鋭の論客と言われる方の著作も、世に出ることがすっかり減ってきているのです。その裏で、人気小説、映画やドラマ、出演タレントの「ファンブック」はよく売れるているのだとか。まぁ「ファンブック」の中には、いわゆる写真集も入っているのでしょうから、そもそも「評論本」と出版数や売り上げの比較をするのは詮無い話。しかし前者には、対象をひたすら絶賛するラブレター紛いの文章を寄せ集めた程度のものも多い。そこから期せずして世の中の流れを垣間見てしまうように感じるなぁ、トホホ・・・・。

 それはメインストリーム化しつつあるネットにあっても、如実に表れて来ているのではないかと。つまり絶賛系の記事のほうが、斜に構えた批評系の記事よりもずっと読まれる。しかもSNSでも拡散される。結果、残念ながら「ファンブック」ばりの大甘の記事のほうが、客観(主観?)分析記事よりもPVを取りやすいのでしょうな。その代償としてネット上にも忖度が跋扈するようになった。安倍さんの論評の切れ味が鈍くなるのもむべなるかなと。

 怪物は君だ!

 でっ、ようやく本題に入るのですが、今年のドラフトはどうなんだというわけですが、今年は素直に ”欲しい” 、そう思える選手がいます! 因みに去年はいませんでした。じゃぁ誰かと言えば、この選手です。


www.youtube.com

 何でも今のところそんなに評価は高くないのだとか。野球太郎でも総合7位だったっけかな。しかも今年の目玉は高校Big3で小園、風間、森木で決まりだそうです。

 風間、森木よりは全然こっちが上なんですけどね。いやぁ、今年のドラフトが、そして来年のファームの試合が楽しみだわ。

 というわけで、次回は達を中心に今年の候補選手を辛口に紹介しながら、去年ここで扱った選手について答え合わせをしたいと思います。乞うご期待!