Till Eternity

どこよりも遅く、どこよりも曖昧に・・・・

大会十日目 予想など

 今日で十日目、なんとかここまで漕ぎ着けました。まさに阪神園芸さまさまです。

 でっ、今日の予想の前に、昨日のおさらいなのですが、なんと二試合も落とした・・・・。盛岡大付勝利も驚きましたが、長崎商が専大松戸に勝つと予想できた方がいたとしたら、貴方は玄人です、参りました。

f:id:TailEnder:20210823021509p:plain

 では気を取り直してその他の試合の中から。まず昨日の最大の注目は明桜の風間球打でした。試合内容については新聞やスポーツサイトにお任せするとして、まず彼こそが昨日どころか今大会最大の目玉であったことは、週刊朝日増刊のカラーグラビアのトップを見ればお判りかいただけるかと。”野球の申し子、157キロ右腕” ですからね。甲子園最速の期待もかかっていました。広島やロッテが早くも1位を検討しているという話もあります。未来予想図として千賀あたりの名が挙がっているかもしれません。ただ左脚の使い方が全く違うので、そこは無理があるかと。投げ方が誰に似ているかといえば、阪神スアレスじゃないかな。だからどうなんやと言われればそれまですすが、ええ。

 日本人的な投げ方ではない、というのではない。スアレスはほぼ日本で育て上げられた投手ですからね。とはいうものの、外国人特有なものは残っていて、特に下半身、踏み出した左脚がつっかえ棒のようになるところなど。そこが風間の特徴とかぶるのです。回りくどかったかもしれませんが、つまり、下半身の使い方や体重移動がスムーズではなく重心が高い、しかし、別にそれが悪いわけではない、ということ。そして今後それが直るとも思えません。それと上半身の使い方については凄く上手いと思います。いじるところはないぐらいに。

f:id:TailEnder:20210823013528p:plain

 フォークは一応持ち球にあるようですが、あまり投げないのは、肘への負荷を配慮してのことなのでしょうか? プロ入り後、このタイプの投手はフォークは必須なので、そこに伸びしろと不安の両方を感じます。

 私がスカウトなら入札はしないなぁ。外れ1位もないかな。2位なら、っていうか、間違いなく1位で消えます。結局は好き嫌いになるのだと思う。個人的にいえば、迫力のある投球をする投手より、手元で伸びる球筋の投手が好きってことです。

 今年の高校生投手は総じて去年よりはレベルが高い。特に小園、達には魅力を感じます。前者からは将来性と即戦力に近い可能性が、後者からはシンプルに大器の魅力が、それぞれ伝わってくる。セリーグ上位チームを中心に前者に、パリーグ下位チームを中心に後者に札が集まるような気もします。言いそびれましたが、奈良予選の達は観ていません。選抜の面影もないほど悪かった、という話も耳にする。それでもあのサイズ、そしてここ数年のドラフトのキーワードでもある ”早生まれ” の条件を満たしている。ドラフト直前になって評価が急上昇するのではないだろうか。メジャー縛りがあればその限りではない。

 一方、本日の主役である風間は、ちょうど小園と達の間に位置するような感じか。森木も同様。風間は達寄りで、森木は小園寄り。

 ここまで注目されていた投手の場合、甲子園での投球がドラフトの評価を左右するわけではないので、昨日の内容はシグネチャみたいなもんだろう。どうか甲子園には出ないで、そう祈るスカウトもいるぐらいなのだから。

f:id:TailEnder:20210823024032p:plain

 さてさて本日の予想であるが、やっぱり大阪桐蔭でしょうね。近江も実力的には肉薄してきましたが、滋賀勢は大阪代表に勝てない、そんなイメージがあるのです。なんかこう主従関係のようなものさえ漂っている。関西第一代表と第六代表、みたいな。もともと福滋で代表を争っていたという経緯も関係しているのでしょう。福井が近畿の一部の様に感じるところや、滋賀の強化が近畿にあって一際遅れたのはここに起因しているといえる。

 しかしそろそろ殻を破って欲しいところなのですが。それに大阪桐蔭に罰が当たるタイミングでは、という気もするし・・・・。楽しみにしたいと思います。

 でっ、明日あたりから時間があれば、去年のドラフトの答え合わせ的なことを、反省会も含めてやってみようかと思います、ではでは・・・・。