大阪桐蔭敗れました。ちょっとあっけなかったかな・・・・。このあたりに西谷さんの限界を感じます。といっても、過去の実績について綾をつけているのではないのです。ぜひに高嶋元監督の甲子園勝利数(しょーもない記録)を抜いて欲しいと願う。でもそこじゃないのですよね、私が物足りなく感じてしまうところって。
やはり最終回、あっさり三人で終わったのはどうなのか? 誰が見たって実力は今大会のチームの中で頭一つ抜けていたわけですから、その意地を観たかった。王者としての、才能集団としての、そして三年生としての。もっと言えば名勝負が観たかったのですよ、こっちの身勝手な我儘でしかないのですが。
まぁ、選手たちは重圧の下でこの半年間大変だったと思う。今はお疲れ様としか言いようがないのですが・・・・。
実は去年の夏、「大阪桐蔭は再来年あたりから五年ぐらい駄目かも。」ってなことを書きました。
今年まではボーイズ、シニアの超スター軍団なのです。来年の面子も悪くはないのですが、前田以外は飛び抜けてはいない。甲子園に来るのも苦労しそうな気がします。
思ったようなリクルートができなくなったのか、それともしなくなったのか、恐らく後者と睨んでいます。理由は上の記事でも書きましたが、学校側が野球部を特別扱いしなくなったから。
今の校長の野球部に対する理解が足りないのと、西谷さんとは先代の校長ほど合わないというのもあるそうで、まぁどうなるかは判りませんが生暖かく見守りましょう! などと書いてるはなからこんな記事が、
西谷さんをヒール扱いする気はないのですが、大阪桐蔭が、特にあのリクルートが大人しくなることは、少なくとも高校球界にとっては良いことだとは思うのです。
先日、今年の夏のテーマは ”表” が「打倒大阪桐蔭」で、”裏” が「継投」だと書きました。でっ、昨日もその裏のテーマが命運を分けた気がします。
もうこれ以上大阪桐蔭については書きたくないのですが、今年は、前田、川原、別所の ”ローテーション” のチームでした。つまり「継投」のチームではないのです。だから昨日は頭から前田が正解だったと思う。
一方の下関国際の継投は完璧でした。それが勝因かと。
また高松商の継投も拙かった。エース渡辺の投入はもっと早くても良かったと思う。長尾さんには少し失望しています。
一方、仙台育英の須江さんの継投も見事。この勝利で優勝がぐっと近づいた、そう確信すると同時に、佐々木さんの復活の目は遠のいた、恐らく高嶋のその可能性の方が高いでしょう。