Till Eternity

どこよりも遅く、どこよりも曖昧に・・・・

大会五日目 予想

 今日の阪神間の予報は終日雨。雨量は微妙。やろうと思えばできるだろう。もう後の無い高野連なので、最悪のコンディションでも強行するような気がします。切り札は阪神園芸。そして無人のスタンドもそれを後押しすることになるのでしょうか。選手にとっては少し割り切れないかも。

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 昨日の四試合は初めて無傷で乗り切りました。今後もこうありたいものです。今日も一試合目から大勝負が続きます。もったいぶっても仕方ない、勝つのは、大阪桐蔭、近江、二松、京都国際と予想。二試合目以外は勝負の綾次第でどちらにも転ぶでしょう。

 特に今大会優勝に挙げた二松ですが、初戦の西短にはいきなり苦しめられると見ています。西短は予選決勝でドラフト候補である左腕真颯館の松本を攻略して甲子園に出て来ただけに、秋山も決して侮れない。またエース大嶋も曲者。左肩は早く開くが右腕は遅れて来てタイミングが取りづらい上に、ストレートはベース盤上で強い。変化球もチェンジアップを中心に良い。二松の左は勝負を避けられるでしょうから、右打者がどう捉えるのかが鍵か。

 どんな強豪チームも初戦突破には陣痛が伴うもの。ここをしっかりと勝たずしてどうするのか。心強いのはこの夏の関東と九州の力関係。専大松戸が明豊に圧勝したように、レベルは関東勢に分があると見るのだが・・・・。とにかく二松には勝ってもらわないと困る。名電の二の舞だけは避けたいものだ。

 四試合目の京都国際は、終始泥臭い野球で点差以上に前橋育英を圧倒するのではないかと。雨や田んぼ状態のグラウンドも京都国際には追い風か。こういう相手には力で捻じ伏せるような剛腕投手が有効であるのだが、前橋育英に該当する投手はいない。しかし皆川の投打に渡る獅子奮迅の活躍があれば、その限りではない。

 一試合目は東西の両横綱の注目の対決である。だが、私は案外あっさり大阪桐蔭東海大菅生を寄り切るのではと見ている。理由は嫌な話になるのだが、西谷監督はまさに高野連にとって秘蔵っ子。今世紀に入って以降、低迷を続けていた盟主大阪を建て直し、節目でも見事連覇を成し遂げた立役者でもある。対する東海大菅生の監督若林氏は元プロ。しかも中日・・・・。いかにもこの組み合わせでは、要所でどんなジャッジが繰り出されるのか想像がつこうというもの。東海大菅生の敵は、きっと大阪桐蔭の選手だけではないだろう。

 ただ今年の大阪桐蔭には問題も多い。特に松浦、関戸の二人の逸材の育成に失敗した感は否めない。今大会はその采配以上に、西谷監督の育成手腕が問われることとなるだろう。このあたりについては大会中に書いておきたいと思う。

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 最後に今日の雨天強行があるかないかであるが、一試合目が大阪桐蔭、しかも東西というか、東京と大阪の直接対決。本部が大阪である高野連としては、西谷が無様な試合をしようものなら沽券に関わるわけで、良いグラウンド状態でやらせたいという秘蔵っ子に対する親心を発揮するのではと睨んでいる。五度目の順延あるかも。

 今日はあっさりこのあたりで。

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