Till Eternity

どこよりも遅く、どこよりも曖昧に・・・・

日本ラグビーの憂鬱 Ⅸ

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 ラグビー7人制、言葉もございません・・・・。戦犯に上げられている羽野や藤田、そして主将の松井、みんな良い選手なんですけどね。個人的には羽野が本調子じゃない時点で諦めていたので、ここでは取り上げずにいたのですが、その予想に違わず二試合とも結果だけではなく、内容込みでファンの心を砕くには十分過ぎました。まだ可能性が消えたわけではないので、明日は悔いのない試合をお願いします。

<本日の予想に違わず>

 健体を求めることの難しさ

 しっかし、何んとかならんのかキックオフ・・・・。工夫無さ過ぎ! 高さがないので15人制も含めて課題なのに、一体いつになったら修正されるのか? コロナもあってか、経験値を高めることができなかったようですね。今こうして書いているだけでも虚しい。15人制はこの轍を踏まないよう、協会はしっかり強豪チームと試合を組めるようにマッチメイクに万全を期して欲しいものです。

 三人の名を挙げたので、少し続きを書くと、彼等に共通するのが180cmを優に超える恵体大型WTB選手だということ。世界の流れで言うとこのポジには190cmを超えるサイズのある選手が求められてきています。となると、日本の代表としてはそこまで行かなくても良いので、185ぐらいは欲しいかな、となる。空中戦もあるし。

 そういう観点で言えば、この三人には是非桜のジャージも来て欲しいところ。ところがご存じのように上手くは行かないのですよ・・・・。怪我が多いとか、ディフェンスが弱いとか、スタミナや強さ、キープ力がないとかでね。三人については、もちろん7人制を優先させたというのもあるのでしょうが、やっぱりそれらのどこかに当て嵌まるから15人制代表の選から漏れる。じゃぁTLを見渡して、彼らに替わる選手はいるかといえば答えはNO。もうお手上げ・・・・・。

 でっ、一ヵ月ほど前ですか、未来の代表選手を探すために、大学二年あたりまでを対象に合同トライアウトをすればいいのに、ってな話を書きました。じゃぁそこでサイズはあるが埋もれてしまっている選手を探すのかよ、と言われればそうではない。もちろんその下心が全くないわけではありませんが、それよりもサイズは抜きにして、速くて器用な選手を探すべきではないかと。

 最近のNPBスカウトの傾向

 話が少し、というかだいぶ逸れるのですが、確か四年程前だったか久しぶりに高校野球の予選を観に近くの球場に行ったことがあって、そこで顔見知りのスカウトがいたので声を掛けて、誰を狙っているの? ってなことを厚かましくも訊いてみたら、速攻である投手の名前が返って来て、そして「今年はこの地区は彼だけだよ」と断言・・・・。私は思わず絶句して、次の言葉が出なかったことがありました。理由はその投手の身長。165cmぐらい。正直はぐらかされたかな、とさえ思った。

 それでも、”彼だけ” って凄いな、と思いながら秋を迎え、結局、そのスカウトのチームではないですが、彼は下位で指名されたのです。

 ここ数年、ドラフト1位の顔ぶれを見ていても、以前の様に大型選手のオンパレードというのではなくなりつつあります。例えば去年で言えば、栗林も伊藤も渡部も鈴木も170cm台。早川も本当は177、8でしょ。一昨年でいえば宮城、小深田、佐藤、河野なんかはみんな175もないぐらい。決して小型化している、というのではなくて、サイズに目を奪われることなく、良い選手を獲ろうとしているのです。

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  翻ってラグビーはどうでしょうか? 確かに海外と伍して戦うには大型選手は必要ですが、180cm越えとなると男性全人口の僅か5%ほど。そこに運動神経に優れた選手がいても、すでに他のスポーツに持っていかれているのがオチ。それよりも、170~175cmの層の厚いところに、速くて器用な選手がいないかを求めた方が良いように思うのですよね。

 上の話の様に、プロ野球のスカウトはサイズ重視と言われ続けた投手ですら、そこに拘らず探し始めているぐらいなのだから。

 まぁ以上が、予選トーナメント落ち濃厚という現実から逃避するために、なんだかんだと無理くり膨らませて一つの話にまとめてみた、といった感じ。ですが正直がっかりは消えない。さすがに今日の結果は堪えましたわ。気持ちを振り絞って言えば、先の三人には明日、未来に繋がるプレーを期待します。じゃぁ未来はなにかといえば、もう一度、ワールドカップを目指す彼らの姿を観てみたい、ということです。

 日本ソフトボール界運命の一日 

 もう何も言いますまい。アメリカの強さ、ご理解いただけたかと。

 後は手を合わせ皆さんと一緒に祈るだけでございます。

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