Till Eternity

どこよりも遅く、どこよりも曖昧に・・・・

ソフト銀以上決定!

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 カナダに勝って銀メダル以上が決定! よかったよかった。明日からのアメリカは明らかに頭二つ抜けた相手。二連勝なんてありえない。胸を借りるつもりで色んなことを試して決勝に備えて下さい。

 棚浚え、虫干しの意味で控え選手にテーマを与えて、好きなように起用してみてはどうか。藤田一人では試合が成り立たないでしょうから、後藤にも登板機会を与えて、ストレートオンリー、アウトコースは封印を前提にマウンドに送り出して、打たれてみるのも良い経験になるのでは?

 改めて思うのですが、監督の宇津木麗華の指揮はここまで完璧でした。ベテランの上野、山田に対するシビアな采配は、チームに良い緊張をもたらしています。きっと宇津木妙子ならここまで非情な采配はできなかったでしょうから、まったく見事に尽きます。

 宇津木麗華の最終目標が、母国の代表チームの総監督だとするならば、今回はその一里塚。すでに水面下では億単位の契約金でオファーが来てると思います。メダルの色が金になれば、それは一気に倍以上に跳ね上がるでしょう。頑張ってください。嫌味抜きで応援しています。

 回りくどい表現でしたが、今回、日本代表が必ず金メダルを獲るという不可能に近いミッションには、彼女ぐらいの器の大きさが必要ということ。下手に日本人監督なら、この13年間の辛酸を共にした選手をどうしても重用してしまうでしょうからね。日本ソフトボール界にとって、五輪から見放されたブランクはホント地獄だったのです。それを踏まえたうえでも、上野の恋女房である峰の使い方なんて絶妙。試合後のインタビューでも伝わってきますが、上野が終始不機嫌なのも良いと思います。あらゆるチームから研究され尽くした上野と心中するようでは、メキシコ戦で負けていたでしょうから。選手に適度のストレスを与え続けるのも将の役割。繰り返すようですが、宇津木麗華の采配はここまで完璧です。

<本日の辛酸>

  兄妹金メダル成る、そしてメダルラッシュ

 今日は阿部兄妹同日金メダルという偉業達成の記念すべき一日となりました。今大会の最大のアイコンはかなり前から阿部兄妹でしたから、目論見通りというか、当初のシナリオと寸分の狂いもないダブル金メダルで、世間はコロナを追い越し躊躇せず五輪という宴の中に浸かっていくでしょう。むしろこれを醒めた眼で眺めろと言う方が酷。

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 因みに二人の金メダル獲得までの偉業をつぶさに中継してみせたのは、皮肉にもテレ朝。悪趣味なまでに五輪中止を言い張った、明日のワイドショーの反応が楽しみですね。玉川徹氏は何もなかったように掌を返すのだと思います。今さらながら、これまでの言葉や行為の重みと自らの矜持を噛み締めて欲しいものです。

www.j-cast.com

 まぁ、こんな投票結果に信憑性はないでしょうけどさ、

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 だいたい野党の重鎮ですらこうなのですから、同じこと言うのではないかと。ワイドショーのレベルなんてその程度のものなのでしょうよ、

www.sankei.com

 「反対なら応援するな、ではない」ってどういう意味? あってはならないものを応援するってこと・・・・? そもそも新規陽性者と感染者を並列に扱い、即入院患者のようなデマを煽り、オリンピックを亡きモノにしようと世論を誘導した輩を、オリンピアの皆さん、どうかしっかりと覚えておいてください!

 明日以降、我々も驚くぐらいのメダルラッシュになるのではないでしょうか。柔道も重量級以外は取りこぼさないのではないかと。男子サッカーも二連勝ですから、十分メダルが射程に入ったと思います。なでしこJAPANもまだまだ、決して諦めないで欲しいものです。侍JAPANには開会式のミスターの姿や心意気を、もっと強く重く受け止めて欲しい。まぁ、稲葉じゃ無理か・・・・。

 トヨタパナソニック 埋めがたい明暗

 今回の東京五輪2020開幕に際して個人的に注目したのが、明確にその接し方に差が出た二つの企業の動向です。二社ともこの国の戦後の高度経済成長を支えた超名門巨大企業。一つはパナソニック、もう一方はトヨタ

 パナソニックの選択はこう、

 

 一方のトヨタはこう、

www.jiji.com

 

 すでに頂点に上り詰めたアスリートの名声やイメージに頼ろうとする企業と、アスリートの祭典とは一区切りつけようとする企業。どちらの選択が正しいのかは現時点では判りません。因みに私はトヨタの車を選んだことは一度もありませんが、家電はほぼパナソニック一択。製品にも至って満足しています。それでも二つの企業がこれから描くであろう軌跡については、何となくですが判るような気がします。

 ちょうど一年前の、トヨタの社長の話が興味深く思い起こされます、

gendai.ismedia.jp

 私はトヨタの社長の言い分に、一方的に与するつもりはありません。”テレビ局は金を出しているスポンサー様の都合の良い放送だけをしろ” 、そんな風にも解釈可能だから。これはある意味暴論。それでもやっぱりこういう話が出ること自体に、地上波民放各社のビジネスモデルが限界を迎えていることを心底痛感するのです。

 視聴者の顔色を覗い寄り添っているフリはするけれど、御代はスポンサーから貰っている。でっ、どちらに対してもその時々で良い顔をして使い分ける。こういうビジネスモデルが令和の時代に通用するとは思えません。地上波民放各局はそろそろ電波オークションを認めるか、有料放送に切り替えるべき時が来ていると思うし、スポンサー各社は自分たちのCMが視聴者にほとんど観てもらえていない、という現実にそろそろ気付くべきではないでしょうか・・・・。これ以上はここではやめておきます。いつかしっかりと書きたいと思います。

 

 そんな中、開幕前にはまったく話題にすら登らなかったニューヒロインが、このオリンピックで誕生しそうな気配です。彼女が五輪に背を向けたトヨタの一社員であることを、オールドメディアはどのように受け止めるのでしょう?

 トヨタの社長からすれば、「一矢報いてやったぜ!」、そんな気持ちかもしれませんね。秋には彼女を企業の顔として大々的に売り出すのではないでしょうか。香川編集長との共演が今から楽しみです。彼女は紛うことなく社員、コスパは抜群です、ええ。その時、わざわざ大金を叩いてまでトップアスリートとの契約に漕ぎつけた某社は、何を思うのでしょうね。

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