結局のところ、我々は何もできませんでした。まるで対岸の火事のように、ただ傍観しているだけで・・・・。
現実問題として、我々に果たして彼らを受け入れる覚悟はあるのか? それをできない限りにおいては、香港市場の受け皿なんかにも絶対なれません!ムシが良すぎっ!
はよっ、メッセージをはよっ! って、出すわけないわな・・・・。
これではいかにも弱い。”表現” とかウニャウニャ言わず、もっとはっきりせいや。
なんかこう、7月に入ってまだ更新二度目なのですが、判っていたこととはいえ、こうもはっきり香港が国際的に見捨てられてしまうのを目の当たりにすると、なんというか、無力感に苛まれてしまって。こうして嘆くだけで何にもできんし・・・・。
この気持ちの落ち込みにダメを押したのがこれ。
中共がどこまで金出したんやろ? マーケットは正直なだけに、裏切られたというか、何だかある意味これが一番堪えましたわ。
<本日のお題>
もういい加減にせぇよ、中国!
中国は香港への一連の対応を通じて人権よりも国家の主権が重視される、そんな国のあり方や枠組みを、改めて世界に問おうとしているのだと思います。いや、世になんて問うてはいないな。あれを成立させたことで、満を持して一方的に宣言してみせたのでしょう。
中国が国連などのあらゆる国際的な機関で自国の権益を守るため、汚い手を使って奔走し地均しに余念がないのはまさにこの時のための布石なのです。彼らの遣り口としていえば、いつものようにこう言って回ったのでしょう。まずは国民よりも、それを統治し導く我々こそが尊重されなければならないのです、そしてその後に、必ず国民や人権も尊重される、そんな社会を築くのです、と。
これって鄧小平が唱えた先富論のトリックに似ています。先に豊かになれる者たちを富ませ、落伍した者たちを助ける。これで中国は今日まで突っ走った。言葉自体は美しい、ごもっとも。これが出たのが80年代半ば。あれから四十年経とうとしています。
言うまでもなく、中国には大富豪がわんさか生まれました。しかし、である。果たして彼らが落伍した者を助けていますか? 富を公平に分配しようとしていますか?
先富論がいかに欺瞞に満ち溢れたものであるか、今の中国を見れば判ると思います。つまり、人権よりもまずは国家の主権が重視される、そんな枠組みの世の中を許せば、それは人の命や人生を軽んじ続ける国ができあがるということなのです。
人を人とも思わない彼らの振る舞いのバリエーションは、ピンはゲノム編集からキリは臓器売買まで、まさに人権無視の総合商社。なので、彼らは日常的にありとあらゆるレベルでそれを行い、疑うことも恐れることもしない。そしてそれがふとした弾みで露見し、我々は不意を突かれ震撼するのです。でもそんなこと意にも介しません、元々そんな玉じゃないのです。これからも彼らはガンガンやるでしょう。
どうですか、この男のこの顔、この表情、この笑顔・・・・。底知れぬ不気味さを湛えています。それは左薬指の指輪も含めて。「ナニガワルイノデスカ? ワタシハヨノナカノタメニヤッテイルノデース」。まったく始末に負えん。軟禁されてるとか行方不明とか言われていますが、絶対に党内の大富豪に囲われ、間違いなく今もやってます!
嘘か本当か知らんが、こういうのもあります。
こういうのをどんどん報道しないと、やればできるじゃないか毎日新聞! あっ、輸入元がアメリカだからか。
中国包囲網、足並みはそろうのか?
じゃあ、彼らをどうすりゃええんやっちゅう話なのですが、
アメリカは国連人権理事会を脱退しているので声明に加わることができないのですが、一応、アメリカも含めて28の国がまとまったと。しかしその一方で、
おいおいって感じですな。53か国ですから。中東はほとんど中国支持ですし、アフリカも言わずもがな。
「香港国家安全維持法」が国連で審問の対象になるのかは知りませんが、もし多数決であれが罷り通るものなのかどうかを決めるのだとすれば、ほぼダブルスコアで向こうが勝つという塩梅・・・・。
アメリカが国連人権理事会を脱退したり、国際的な枠組みから手を引くのには、自分の思い通りにならないからという我儘な部分もありますが、”アホ臭っ!” っていうのが根底にあるのですよ。トランプがそれをするので大人げない偏屈さばかりが強調されがちですが、決してルールメーカーになれないからとかそういうのだけではなく、どう考えてもオカシイでしょっていう手合いのものが、国際的な場でスイスイとお墨付きをもらえるようになる昨今の風潮に、もううんざりなのです。なぁ、グレタちゃんよ。
アメリカ国内の対立の構図にも似たようなところがあるので、単純に ”狼藉三昧の裸の王様” と ”抑圧されるか弱きマイノリティー” というステレオタイプのものではないことにも注意が必要。まぁ、11月の大統領選挙でシロクロつけてくれますから、そこでお任せしますわ。
でっ、中国包囲網についての課題は、まずG7の一角イタリアがそこに加わっていないこと。中国側でもないですが、これはアカン。個人的に思うのですが、イタリアはイギリスがTPPに入って機能したのを見届けてからで良いので、EUを抜けてこっちに入った方が良いのでは? 元々モノを作れる国なのに自国の通貨を捨てる、なんていうあり得ない選択をしてしまったのですから・・・・。もう一つ、どちらにも加わろうとしないで日和見を決め込むアッホな国がありますが、早く中国側に行った方がええ。そして二度と帰ってくんなっ!
イタリアと並んでもう一つ気味の悪い存在、それがドイツです。
まぁ、尺の長い話なのでと悠長に構えてしまいそうですが、結構大きなニュースです。アメリカと揉めている原因の一つですし。つまり、これを決めたということは、ロシアからの天然ガスにべったり依存することを意味するわけです。一応ですが、今回はこっち側の一つに収まってはくれましたが、ロシアという変数を平気で飲み込んで見せるこの国は、いつどうなるか判らんということです。何事もそう簡単には行きませんな。
でっ、今のところ一番深刻に香港の件を受けとめているのがオーストラリアになるのでしょうね。この二十年間中国で食ってた国ですから。それだけに、コロナや香港の件でアメリカ側に付いたことで結構な嫌がらせを受けています。ってことでこう出ましたよと。
更にはこれ、
オーストラリアとインド、この二つの国の中国に対する動きには注目です。経済的には両国とも中国に依存していますから。ただ、インドは輸入でその度合いが高いと。なので、それほど弱みは握られてはいません。ただし、この前起こった国境沿いの紛争はプロレス。中国とはあくまでもパートナーとして、上手く付き合おうとしているようにも感じる。RCEP交渉撤退は、アメリカを配慮しバランスを取っただけで、決して反中というわけでもない。香港の件でもイタリア、ロシア、韓国同様日和見。
でっ、インドは次にどう動くのかと思ったらオーストラリアに近づいた。この対中国の動きが本物なのか、しばらくこの二国から目が離せません。
昨日の阪神
昨日も阪神負けませんでした、ヤッター!
そういえば、先週の金曜からずっと負けていませんね。敗北を知りたいっ!
ボーアの調子も上向きですし、何よりJoker糸原がスタメンから外れ、真っ黒坂本が二軍落ち、クラッシャー守屋は怪我で抹消、更にはコネ中田の先発も雨で流れたときたもんだ。やっぱり悪いことはできません。お天道様はお見通し、こりゃこのまま行けるで阪神、極太のタニマチ筋の怨嗟を乗り越え連勝街道まっしぐらだっ! と言いたいところですが、何ですか、日曜の試合途中の上本懲罰交替で糸原ゴリ押し連続試合出場達成のされ方・・・・。 ”糸原の連続試合出場は、矢野阪神の良心なんやーっ!” そんな叫び声が聴こえてきました。あんなことしたのでは、せっかく巡ってきた運も踵を返して来た道を戻って行きますわ。
何度も言いますが、糸原は弱いチームでしか機能しません! 糸原を使いたくなるということは、つまりチームは弱いままで良いということになるのです。
重要なので繰り返しますよ、糸原の連続試合出場が続く限り、阪神の連勝は決して続かないのです。今後チームは勝ったり負けたりを繰り返し、借金5~15の間を行ったり来たりするナチュラルに弱いチームであり続けるのでしょう。せっかく当分本拠地甲子園に居座れるというのに、ホント残念ですね。
まずは意味のない聖域糸原の連続試合出場を断つことから初めてください、っていうか、そもそも糸原を連続試合出場に値する選手だと思ってしまうその感覚こそがホラーですわ。
インケツ矢野阪神の迷走はまだまだ続く、To be continued!