Till Eternity

どこよりも遅く、どこよりも曖昧に・・・・

あの素晴らしい大会をもう一度 !

 去年行われたラグビーワールドカップの経済効果が、6,464億円で史上最高だったそうです。

www.jiji.com

 あえて申し上げるなら、今になって思えばってことなのですが、もうちょっと儲かる余地があったかと。っていうのは、もう少し大きな箱で試合やってくれよ、というのがあったのですよ。必死になってチケット争奪戦に加わっていた身としては、正直、そう愚痴りたくなるのです。少なくとも大阪が花園だけっていうのもどうにも納得がいきません。マッチメイクもイマイチだったし。

 恐らく開催決定直後、大会運営としてはここまでの盛り上がりを想定しきれず、あくまでも手堅くことを運ぼうとしていたので、いざ本番となって結果として生まれた熱狂との間に結構大きなギャップができてしまった。嬉しい悲鳴なのですが、贅沢な話、やっぱり少し不満かな。

 それと、大分に良いゲームが偏りすぎたのでは、っていうのも・・・・。まぁ、日本の躍進なんて不透明だったし、8強以降の集客にも自信がなかった。だから開催に協力的な自治体、企業を早い段階で優先させた。つまり、あのケースは御手洗さんがグループを挙げて集客も含めて責任持つと言ってくれているのだから大分で任せろ、ってな感じで森元が話をつけたと見ました。

 東芝も集客面では先手先手を打ち、日本大会成功に向けて奔走してくれたと聞きました。そもそも、御手洗さんをラグビーに引き込んだのが確か東芝時代の西室さんでしたからね。でもこれが結果的に功を奏しました。なぜなら、日本大会が決定して以降、東芝キヤノンがタッグを組んで日本大会を牽引してくれている感があったのですが、その道半ばで東芝があんなことになるとは。結構やばいと血の気が引きましたわ・・・・。何事も計画的に、早めに取り組みましょう、というのはこの国の誰もが幼い頃に夏休みの宿題で学ぶことであり、ある種の気質みたいなものなのですが、早過ぎると先が読めないというリスクがあるので、まさかここで裏目に出るとはと肝を冷やしたのです。まぁ大成功に終わりましたので、事なきを得ましたが。

 これはありえない想定ですが、ラグビーの面白みや旨味を世間が知った今の状態で、もし、数年後に日本でもう一回ワールドカップをやるなんてことになったら、コロナ禍とはいえ企業も自治体も我も我もと手を上げると思います。世の中何が起こるかわかりません。良い方に振れることもあるので、ギリギリまで引っ張っても良かったのかもしれませんね。そしたらもう少し大きな箱でって、もうええか。

 色んなスポンサーにラグビーとの縁が、この大会を通じてできたと思うのですが、その中でもぜひ、三菱グループさんにはこれからの日本ラグビーを支えていただきたい、お願いします!

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<今日の夢想>

 

赤字?黒字?花園は?

 よっぽど協会も潤ったかと思ってたら、こんな記事があるのです。

www.nikkei.com

 その一方でこんな記事もありました。

www.nikkei.com

 なんかよう判りませんな・・・・。余剰金は協会には入らんってことなのか? こういうのを強化費に充てないでどうするんかと思うのですよ。充てたところでそれを非難する人はこの国に一人としていないと思うが、どうにも髭森と清宮のツートップは心もとない。メディア映えがするだけに、とんでもないことをしでかしそうで怖いのですわ。

 日本のラグビーを15年遅らせた最大の戦犯は、例のプリンスだと私は見ているのですが、彼もテレビなんかでは無茶苦茶映えました。玉木なんかがもみ手でそれを持ち上げるから嘘しか伝わってこないという・・・・。それと同じ匂いを感じる。

 特に平尾の茶坊主だった藪木なんかが広報部長にちゃっかり収まって現体制に入り込み、大会中も試合の前とか後とか、関係者通路なんかでスマホ片手に画面を見切ること見切ること。そのたびにイラッときて、チャンネルをJ spoから地上波へ、地上波からJ spoへと切り替えるのですが、”国際映像だから一緒やんけ、チッ”! そう舌打ちしたのはきっと私だけではないはず。いかん、なんとかせねば・・・・。取敢えず、私にできることがあるとすれば、この超マイナーなブログで叩くことぐらいか、無念。 

 現体制にちゃっかり収まったのは、藪木ばかりではありませんでした。

www.sanspo.com

 時計の針が、逆に進んでいる・・・・。これで同志社の木偶の坊がわんさかU19とかU22の選考合宿に参加してレベルを落とし、同志社に進学する高校生が優先的に高校日本代表に選ばれるんでしょうね、ええ。「やっぱり奈良やな」ですっかりおなじみになったボクシング連盟元会長山根氏と同じことしますから、まぁ、見ていておくんなはれ。

 そもそもこの方、日本代表がスコットランドに100点取られた時の監督ですぜぇ。まだまだ記憶に新しい15年ほど前の話。こんな風に気を抜いていたら、すぐに元に戻るっちゅうねん。ホンマやで、しかし。

 気を抜くといえば、萩本会長のお膝元でこんな記事、

www.sponichi.co.jp

 もう、追い風を生かす気があるのかどうかを疑いたくなるこの度の結果に、思わず絶句ですわ・・・・。”One Team”を掲げれば何とかなると思ったら大間違いってこと。

 記事の中にはこんな不思議なコメントがあります、「指定管理を日本協会が取って、もっと使えるようになると思っていた」だって。どういうこと・・・・? 就任早々の萩本氏には関係ない話かもしれませんが、これは関西協会の中尾晃大学委員長が吐いたものでして、ちなみにこの方も勿論同志社OBっていうか元監督。当事者意識ゼロ。京都の人間に大阪のことは関係ないってか。百歩譲って、最初から日本協会マターだったってことなの?

 そういえば紙面には ”清宮氏が中心になり、指定管理の専門業者をブレーンにして戦った” ってあるけどこれってホンマか? しかも、肝心な ”お膝元の近鉄が当初メンバーから離脱” してたって・・・・。清宮とは昵懇である谷口は何をしていたのでしょうか? 彼女の口癖、それは「花園で育った」でしたよね! お父様も近鉄の選手でお母様は近鉄ラグビー部の寮母。彼女が今回の件に絡まなかったとは思いづらいが、結果的には近鉄は逃げましたよと。彼女と近鉄の距離は間違いなく近いのですが、だからといって上手くいくとは限りませんからね。むしろ近鉄は彼女のことを知り過ぎているがゆえにってことも考えられますが、そこはなんともわかりません。ただ一つ言えることは、今回ラグビーとしては日本協会の副会長まで出張った案件だったが、蓋を開けたらサッカーの四部、つまりJリーグでもないJFLに負けたってこと・・・・。まさに屈辱以外の何ものでもありません。もうちょっと痛切に責任を感じてください。

 

夢の北半球選手権開催!

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 先ほどありえないと前置きして次回のワールドカップ日本開催の可能性に触れましたが、数年後はないですが15年後ならば十分あると思います。そしてそれを決めるのは早ければ5、6年後ぐらいにあるかもしれません。気の早い話ですが、そんなに遠い未来というわけではないのです。

 でっ、ここからはあくまでも個人的妄想で突っ走るのですが、恐らく東京五輪は無いと踏んでいます。来年の今頃、コロナ禍についてはその感染はギリギリ何とか終息しているのでしょうが、肝心な選手が出揃わない。つまり、各国や各地域の代表選手、チームを選考するための大会やその開催期間を設けることが、時間的に難しいだろうなと思うのです。

 国際的世論は恐らく ”仕方がない、これも選手ファーストだから” という風潮で覆い尽くされるのでしょうね。まぁ、国際オリンピック委員会総会での投票日の前日に福島の水産物輸入の全面禁止を発表し妨害の限りを尽くした韓国はきっと喜びを爆発させるのでしょう、願いが通じたと、領事館前で。今からその様がありありと目に浮かぶようです。

 結局、日本は32年かその次の開催権を得ることで落ち着くと思うのですよ。でも、それなりに同情もされるのだろうなと。そこで、これを上手い具合に利用して、代わりになるような大会を開催するというのは如何でしょうか。

 陸上や水泳はオリンピックと隔年で世界大会があるので需要なし。サッカーもヨーロッパ選手権コパ・アメリカが同様にあるので必要なし。じゃぁラグビーはどうかといえば、そういったワールドカップと隔年になるような大会がないわけです。なので、ぜひともこの機会にやれんもんかと、日本で、それを。

 来年の今では無理というのは確かにある。がっ、幸い去年のノウハウが日本には残っているし、規模も小さくなるわけだからやろうと思えば可能ではないか?

 じゃあ、どういう括りでやるのかというと、ズバリ北半球です。南半球には強豪国がゴロゴロあるので、それをすることでワールドカップの価値がいささかも損なわれることはない、そう断言しても良い。しかも6Nを見れば、ヨーロッパの代表チームに対するラグビーファンの支持は相変わらず盤石。さらに、ロシアは真剣に強化を図り新リーグを立ちあげた。アメリカにニーズがあるとは思えないが、一応プロリーグは既にある。当然、ワールドラグビーの狙い目、次なる市場はアメリカであることは間違いない。北半球に限れば、上手くいけば何かの拍子に8強に残る可能性はあるので、少しは話題になるかもしれません。

 今さら予選はできないので、第一回ワールドカップと同じで、基本、ランキングと推薦で集めましょう。付加価値としては、たとえばプール戦で勝ち点6以上を獲得すればそこで敗退であっても、次回フランス大会の出場権を得るというのもありかと。つまり、ワールドカップ予選を兼ねることにしましょう。そうすれば、あのヨーロッパや北米予選の、なんだか地方のグラウンドみたいなとこで、まったくお客さんもいない中でやるよりも、ずっと選手のモチベーションが湧くのでは。

 じゃあ具体的にどの国がとなると、6Nにアメリカ、カナダは順当。当然去年出場したジョージア、ロシアも必須。ヨーロッパからは本来去年出てもおかしくなかったスペイン、ルーマニアポルトガルにドイツ、もしくはオランダあたりを加えましょう。これで14。アジアからは主催国である日本に香港で計16か国。プールは4チームが4組に分かれましょう。いかがでしょうか。

 それなりのレベルの戦いになるでしょうし、医療面でもどの国もしっかりとしているので問題はないと思うのですけどね。

 そんな安普請な、と言われるかもしれませんが、失ったものは何かで取り返しましょう! それに、去年の大会を受けて、結構味な真似をしてくれたようなのですよ、組織委員会様が。素晴らしい! 協会も少しは見習えよ、花園の件、どこでしくじったかきちんとドキュメントに起こしてください!

www.nikkei.com

 ”準備の過程で起きた問題や衝突、そこから学んだことを率直に記録している” そうです。つまり、今後この手の国際的な大会を開催するための貴重な教訓や危機的事例などが列挙されており、非常に示唆に富むものだとか。解散した組織委員の方々を集め直す必要はないかもしれませんよ。

 報告書の趣旨としてはこうまで記事は語ります、「本大会運営から得たノウハウの本質的な部分を抽象化し、それを蓄積して、今後の類似した大会に活(い)かしていく取り組みが必要と考える」まさに見事の一語。記事をまとめたこっちの谷口は相変わらず優秀です、頼りになるーっ!

 

おまけ:昨日の阪神

 阪神昨日も負けませんでした、ヤッター!

 今日からは最下位争いというよりも、NPB12球団のベタとベタ2を競う三連戦となります。つまりこの2チームは、ともにオリックス以下というわけです。もう一試合でええぞ、今日負けたほうが三連敗で構わん、三試合もするな見苦しい!

 まったく開幕からインケツ状態が三節続いたのですが、そんな中で、燦然と輝いたシーンを選りすぐりましたので、奇特な皆さんとご一緒に拝みたいと思います。

 

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