今日のテーマ
王の帰還
五年ぶりだそうです。もう何も言いますまい。
一分でも一秒でも長く、三人で暮らせる日々が続くことを、心より祈っています。
オールドメディアに矜持はあるか
王全璋弁護士についてのこの国における報道は、残念ながら大変限られたものになったようです。ネットで調べただけですので、大したことは言えないのですが、毎日新聞、産経新聞、東京新聞の三紙についてはそのWeb版にて確認できました。
しかし、最大手といえる読売新聞、朝日新聞、日経新聞については未確認のままです。G/W期間中に直接紙面でその有無を確認したかったのですが、残念ながら図書館はコロナで休館が続いており、未だ確認できておりません。
10年以上前になりますが、この三紙が業界再編ということで手を組んだことを、なんとなく思い起こしていました。
”新s”っていうのもありましたね・・・・、すぐにポシャリましたが、一体なんだったのでしょうかねあれは。
NHKの報道でも確認はとれておりません。民放は見ないので何とも・・・・。でもANNは頑張ってくれたようです。
わざわざ取り上げるほど大した出来事ではないと言われれば・・・・、ですが果たしてそうなのでしょうか?この三人の闘いを直視せずして、アフターコロナにおける中国と向かい合うことなどできはしない、そう思えてなりません。香港における闘いについても同様ですし、台湾も言わずもがな、決して他人ごとではないのです。
繰り返しますが、一分でも一秒でも長く、三人で暮らせる日々が続くことを、この日本から心よりお祈り申し上げます。
今日のおまけ(コロナ対策満足度 最下位日本の謎を解け)
昨日ご紹介した新型コロナに関するこの記事、
・・・・最下位とのこと。感染者数も死者数もけっこう抑え込んでいるように思うのですが、この国の人々の求めているレベルはかなり高いところにあるようです。
それとこの調査結果は欧米に比べてどうとかではなくて、国内一択の絶対評価。思い起こせば経済対策が一律10万に決まるまで、いろいろとゴタゴタがありました。その影響なども関係しているのでしょうね。なんせ最初は肉券とか魚券と言ってましたし。
ただ、報じているのは”ロンドン時事”・・・・。時事通信の海外部門に大した力はないので、恐らくイギリスのどこかの調査会社に委託して海外のものでまとめてあるのを借りてきたのでしょう。そして国内は時事通信が得意の手法で調査したと思われます。言うまでもなく、時事通信社はNHKのお金の入った、いわば別動隊。その信憑性を鵜呑みにはしないほうが良さそうです。
そういえばNHKのBS国際報道でわざわざ取り上げていました。元北京総局であり元ソウル支局長の池畑キャスターが嬉しそうに難しい表情を浮かべながら紹介していましたっけ。
ただこの結果、今までに何度も見てきた風景のようにも感じます。我々日本人というのは、自身をとりまくものについては常に厳しめに、そして過少に評価するきらいがあるからです。そしてそれは自分に対しても例外ではありません。
たとえばこれ。
日本の若者は傾向として、自己肯定感が低いのだそうです。内閣府の調査によると、欧米の若者は80%以上、韓国の若者の70%以上が自己を肯定的にとらえているのに対し、日本の若者は半分にも満たないわずか40%台・・・・。
”自分を肯定的には捉えられない” → ”自分の周囲についても同様” → ”自分の国についても同様” → ”そんな国に住む自分を肯定的には・・・・、一種の負のスパイラルというやつでしょうか。一度陥るとそう簡単には元には戻らないような気がします。
仮に上記の二つの調査結果が正しいとして、私は日本人として申し上げますが、この国の人々のメンタリティ、すなわち我々のメンタリティを実をいえば気に入っています。つまりそれに対しては肯定感があるのです。
だいたい自国や自己に対する肯定感が高く、それで溢れかえった世の中ってどうなのでしょう。さぞ息苦しいことでしょうよ。高いところへいけばいくほど見晴らしは良く、気分も上がるのでしょうが、酸素は薄くなる。そういうことです。
たとえば、二つ目の調査結果の自己肯定感について申し上げるなら、欧米の若者も韓国の若者も、ギンギンになって”俺最高!”とは思っていないでしょう。
「俺ってやるなぁ」と思うこともあれば、心底自分が嫌になることもある。その間を行ったり来たりしながら振り返った時、七転び八起きが言わんとするところや、少し乱暴ですが相撲の星勘定で言えば、8勝7敗なら”まぁ良いか”ってことになるのでしょうし、9勝6敗なら”最高”、という感じではないのか・・・・。逆に言えば7勝8敗なら”まだまだ”となる。
8勝7敗と7勝8敗は天と地の差なのか、それとも紙一重なのかも本人の捉え方次第だと思います。仮に負け越したとしても、7回受け取った懸賞金を召し上げられるわけではないのだから。つまり、勝ち越してはいないので胸は張れないが、七度も良い目に逢ったじゃないかと。日本人の若者はこの7勝8敗の”まだまだ”を選ぶ傾向にある、そう勝手に思っています。それに人生は何も勝負事ばかりではないのだし。
日本には明日が、そして未来や夢が見れないと言われて久しいのは事実です。だけど、私は好きですね、この日本人の不思議なメンタリティが。
それに、ようやく海の向こうからはこんな風にも言ってもらえるようになったようです。
なお、一つ目の記事の調査結果ですが、総合指数で中国が最高だったそうです。この調査自体が相撲的に言えば八百長なのかもしれません。
私たちの決して一筋縄では行かない自己肯定感を絶妙に表現した曲です。