阪神佐藤、また打ちましたね。まだオープン戦なので、半信半疑なのですが、スイングスピードといい飛距離といい、真剣に日本人離れしてます。エグ過ぎ。
確かドラフト前に和製ベリンジャーと書いたかと思うのですが、かなり本家に近いものがあります。すでに関西のスポーツ新聞は佐藤輝一色! そんな中で打ったのだから立派。
二流以下でいいから左腕の肩口からのスライダーを、昨日の場所にぶち込んだら、その時こそ本物と認めましょうぞ。
それでは一昨日の続きです。
<本日のその時こそ>
想定内だが少し微妙
牧 秀悟(横浜DeNA 内野手)
打撃だけなら想定内の上の方なのですが、守備位置が・・・・。DeNAは助っ人がまるっと開幕に間に合わないことが確定したので、それで一塁を守っているのかもしれませんが、替わりにセカンドやっているのが田中あたりではねぇ。練習試合やオープン戦の序盤は牧にセカンドで場数を踏ませるべきでは? それをさせてもらえないってことは、既にセカンド失格ってことでしょうか? まぁ確かに前の動きがあかんし、守備範囲も狭いので早々に諦められたか。捕ったら強肩なのですがね。ゲッツーも結構それで獲れるけど、それでも駄目か。しかし、大学出て入団即一塁専って・・・・、そういう意味で想定内ながら微妙にしています。
でもバッティングは凄いですよ。ホームラン連発とかではなく、ここってところで打ちますから、ええ。
伊藤 将司(阪神 投手)
この人も微妙。通用しているのかそうでないのかが。あのスピードなので先発は無理にしても、左打者が続くイニングの中抑えでイケる、そう思うでしょ? でも最初の10球が高目に浮くので花火師の資質あり。ただ、左打者の胸元に飛び込む恐怖心が薄いというか鈍い、つまり度胸があるのでそこは買える。もちろん、これからそれを知る場合、その限りではない。
平内 龍太(巨人 投手)
前回も一昨日も内容悪すぎ・・・・。150キロの棒ダマの見本のようなストレートでしたね。打者の手元では130キロぐらいかな。さっそく堀内御大がフォームの欠点を指摘、
そりゃそうやろ。ってことで早くもフォーム修正か? ありゃまぁ・・・・。
ただドラフト直後にここで書きましたが、スライダー回転するフォークがあるのですよ。一昨日の5回無死から長谷川への6球目がそれ!
確かにスライダー回転しながら落ちてます。録画した方はリプレーをよく観て下さい! まず、握りがスプリットではないことはすぐに見て取れる。そして人指し指と中指の間を抜け、ボールが最初弱くシュート回転しているのですが、そのボールが裏返って、打者の手元に来て一転スライダー回転になって落ちていくのが判ると思います。それで長谷川が口を大きめに開けて、”あれっ、△#%*!” と呟きながら空振りしていくという・・・・。一種のホラー映像です。
ヨシボールのように親指と人差し指でガチ握りで抜くのではないのに、画面右にスライドしながら落ちてる。こんな球投げる奴、漫画の世界以外いませんから。真剣にスライドフォークって初めて観たわ、嬉しい♪
意図的にあれが投げられるのならば、そこから逆算して組み立てたらどうか?
これってあまり気付かれていないし、メディアも触れないけど凄い球なんだけどな。野球やったことのある人なら、あの球見たらびびると思うが。まぁ、たまたまで再現性がないのでスルーされているのかもしれませんけどね。良い縦スラじゃん、ぐらいに思われてるのだろうか、上でもスプリット扱いだし、もったいない。
それとこの投手、変わり者でメンタル強いそうです。一昨日も打たれた後、一人ホテルでウェートに励んでいたのではないでしょうか? そのあたりは亜細亜の血か? 同僚であり先輩でもある吉川との会話、特に北村を交えたのを聴いてみたい、金払ってもいい!
想定よりある意味悪い
佐藤 蓮(阪神 投手)
紅白戦を乗っ取った、というかぶっ潰したと思ったら、今度は大学生相手にまったくストライクが入らないという惨状・・・・。これでヤクルトとの練習試合で芽生えた自信も吹っ飛びましたわ。だから春はフォーム堅めで良いとあれほど・・・・。
古長 拓(オリックス 内野手)
そういえば紅白戦出てましたね、二軍の・・・・。結局観ちゃったけどさ。
彼は一応もうプロでなのではっきり言うと、一人だけ浮きまくっているので、バラエティーで若手芸人の中で甲子園目指してたっていうのを、プロのキャンプに叩き込んで根性試すような企画モノだとか、プロ野球選手が夢だった視聴者を応募して集めて、一番望みが薄そうだったのをわざわざ選んで、あなたの夢かなえてみせます的な感動応援番組、そういうのに近いかなって感じでしたわ。
ということでこれ、
まぁ、何と申し上げればいいのか判りませんが、上のスイングを眺めるにつけ編成副部長様が仰った「ヘッドの使い方が良い」 とか、サード専の起用のされ方を見ても担当スカウトが持ち上げた「熱いハートで内野全て守れる」 というのが、いかに欺瞞に満ちたものであったか判ろうというもの。
この一連の茶番や、背番号が3桁とはいえオリックスのユニフォーム姿の彼が、野球少年たちに果たしてどのように映っているのか、そしてどう思われるのか、NPBとしても問題視しなければいかんのと違うの?
子供たちに「プロ野球選手になるには、いろんな方法があるんだね?」 って少しでも思われたら、一体どう説明するつもりなのか・・・・?
「大人の事情だよ」 そう静かに答えるしかないんだけどな。
この一件って、令和の黒い霧事件だと思う。