Till Eternity

どこよりも遅く、どこよりも曖昧に・・・・

コロナ大戦

<言いたいことはこんな感じ> 

 

世はコロナ大戦

 まさしく世はコロナ大戦、そういえるのかもしれない。
 もしそうであるなら果たして今、戦いはそのどのあたりになるのだろうか?
 第二次世界大戦に準えれば、始まってから四か月ぐらいなのでソ連国際連盟追放あたりか、それとも戦況はかなり先に進んでいて、ミッドウエー海戦に我々はいるのかもしれない。ついでに鳥羽伏見の戦い的にいうなら、徳川慶喜大坂城を逃げ出した頃・・・・。などなど想像は勝手にできるわけですが、戦争とは常に出口が見えないもの、こればっかりは私ごときに判りようもありません。
 しかし、である。世の中にはいつの時代にも目利きというのがいるもので、まるで未来を見てきたかのごとく先々を読んで動き、戦争だろうと何だろうと終わってみれば大儲けしているような方もいるようです。ロスチャイルドとかロックフェラーなどはきっとそれにあたるのでしょう。
 私のような凡人に申し上げられるのは、治療薬やワクチンができない限りはこの先は全く見通せないということだけ。そういう意味ではたった三日で終わった鳥羽伏見の戦いは、短すぎて引き合いに出すべきではなかったかもしれませんが、ワクチンは間違いなく錦の御旗になるので、これを掲げることができたなら、戦いは一気に収束に向かうと思います。
 コロナとの戦いを戦争扱いするのはどうかという声もきっとあるでしょう。ただ既に25万近くの方がお亡くなりになり、感染者は330万に上り、仮に彼らを従軍者だとするならば、ちょっとした規模の戦争であると言えなくもありません。何といっても世界規模で起こっていますし、もし数字の表れにくいアフリカや中東あたりの感染者や死亡者の数がはっきり見え始めたなら、被害が一気に二倍、三倍に跳ね上がるような最悪の事態を迎える可能性すらあるように感じます。
 コロナとの戦いが戦争であるかはいったん置いておくとして、人類を試すような大きな惨事であることは間違いないでしょう。
 人類を試すというのは少し挑発的ですが、このトーンを続けることにして申し上げるならば、今起こっている事象はある種の報いのように思えてなりません。何に対するのかと問われれば、思い当たる切り口がたくさんあり過ぎてとても一つには絞り切れず、そのいくつかをご紹介して回る気にもなれないのですが、あえてぼやかして言うなら驕りでしょうか。我々の態度がでかくなればなるほど、相対的に小さくなるものがありまして、まぁ、それが地球というわけです。開けてはいけないパンドラの箱の中身も、ここまで世界がグローバル化していなければ、一気に広がることはなかったことでしょうに。まったくもって今回ばかりは、立て直す暇を与えてもらえなかったのですから・・・・。

この機に乗じてイメージアップ?

 一方で、検査者や感染者、死亡者の数を競い合うことで戦争でもしているような気になっている国もあります。なんでもそれが減れば、ご自慢の検査キットや防疫ノウハウが方々から引っ張りだこになり国の格が上がるのだそうでして・・・・、果たしてどのように上がったのでしょうか?
 また早めに事態が収まったからと、感染に歯止めのかからない国に不良品のマスクを売りつけるようなまねをしたり、恩着せがましく上から目線で援助を申し出たりする国もあります。マッチポンプ火事場泥棒という意味を彼らに教えてあげて下さい。
 たまたま感染者が少なかったことをいいことにして、わざわざ遠方の他国(G7の一角)に手を差し伸べるという体で支援を行っている最中に、肝心要の足元でパンデミックを引き起こした国もあります。まずは自分の庭先を奇麗にしましょう。”愛はまず手近なところから始まります”という聖なる母の言葉を不肖私から捧げたいと思います。
 そろいも揃って、どうしてこんな恥や身の程を知らないマネをするのでしょうか。彼らに共通して言えるのは、”友””名聞”に恵まれないことです。残念に思うと同時に、一人の人間としていうならば、彼らの気持ちは痛いほどよくわかります。ただ国としてなら論外。そして恐ろしいことに、我々はこの三つの国に囲まれているのです。

 皮肉はこのあたりにしておくとして、あらためて世間を見渡せば、コロナとの戦いについていろんな方がその思いの丈を、いろんなところで語り綴っておられます。あらゆる角度から戦況を語ろうとするその様は、まさに百花繚乱で目にも鮮やかではございますが、結局透けて見えるのは自らのバックボーンと、漏れ聞こえてくるのはポジショントークのような気も致します。私なんぞ、心が汚れているものですから、こういうのをニヤニヤしながら傍から眺め、これこそが戦争やないかいな、などと読み込んで愉しんでいます。
 考えてみればポジショントークは一種の場所取り、つまり陣取り合戦なので、まさに戦争といって差し支えはございません。自らの主張を、信条に則って存分に戦わせて下さいませ。

コロナの勝者は米中どっち?

 それではこれからご紹介する方々の中に、果たして真の目利きがいるのかどうか、ご一緒に眺めて参りましょう。
 お題はあくまでもシンプルに、このコロナとの戦いに勝者や敗者がいるのか、この一点です。

 □ 武漢発「ウイルスとの戦争」、勝者は中国という皮肉(3/13)近藤 大介
 はっきりと戦争と言い切るこの方のポジションはというと、中国の経済紙「経済観察報」や韓国誌「月刊中央」に時事コラムやら連載コラムを書いておられますので、どんなバックボーンをお持ちかも含めて分かるかと思います。評論家であり週刊現代副編集長でもあった方ですね。 
 ちなみにこの方は金正恩重病の衝撃のスクープ?で真っ向勝負に出ております。

□ 金正恩は「植物状態」に…? 関係者らが明かした「重病説」(4/24)近藤 大介

 同じように金正恩重体説を一足先に報じたCNNは、中国から金を握らされ情報を託されたとの憶測があり、近藤氏の記事のニュースソースも中国関係者であることから、誤報かどうかはさておき、この情報を広く世間に流す意図の背景には同じ狙いがあるのかもしれません。

 中国が勝者だという方をもう一人、

□ WHOに噛み付いたトランプ大統領 勝者は中国 (4/16)木村 正人
 この方は元産経新聞のロンドン支局長だそうですが、社会部出身だけに国際感覚はイマイチのような・・・・。

 さらにもう一人、

□ 中国・習近平がトランプを打ち負かす…コロナ後の世界(5/4)真壁 昭夫
 元銀行員のこの方は親中で嫌韓という珍しいポジションをとっておられますが、法政大学教授という現在の肩書がその謎を解くカギのような気がします。

 次に、いやいや勝者はアメリカだという方々の言い分はこちら、

□ 「世界最多の新型コロナ感染者数」それでもアメリカの覇権が続く理由(4/1)河東哲夫
 この方は元外交官。東欧畑を歩んだロシア的な世界観満載で、タイトルに反して記事の内容も三分の一がロシアネタという・・・・。ただ、アメリカに軍配を上げる根拠として経済指標を上げるあたりは慧眼か。

 次は2本続けてどうぞ、
□ 米中「コロナ情報戦」は米国の圧勝か、中国共産党が今後迎える危機(4/7)北野幸伯

□ 新型コロナ情報戦で国民の66%を「嫌中」にしたトランプの大勝利(5/1)北野幸伯
 この方はソビエト時代も含めて30年近くロシアに住んでいた異色の経歴の持ち主ですが、記者でも外交官でもなく、これまで組織らしいところには所属したことのない、いわば素浪人。それだけに肝の据わった凄みを感じます。ただアメリカの勝利というのは主に国内の情報戦に限った話のようです。

 というわけで、果たして勝者がどっちで、それぞれのポジションがどこにあるのかご確認いただけましたでしょうか。
 自らの立場とは、利害の反する他者がいて初めて確立するものだと私は思っています。ゆえに先に申し上げた通り、ポジショントークは陣取り合戦になりがちです。逆に言えば、周囲との遣り取りや貸し借りこそが、それを徐々に明確にしてくれるといえるかもしれません。仮にその途中で、貸し借りを清算できなければ、場合によっては自らの領分にはないことを持ち出さなければならない。つまり結果として嘘をつくこともある、ということです。多分に周りにそれを強いられることもあるでしょう。しかし、我々にそれをとやかくいう筋合いはありません。受け止める側が見分けられれば良いのですから。

主張は世に問うてこそなんぼ

  彼らが主張を通じて伝えてくれた情報や立場について、私からこれ以上申し上げることはございません。答え合わせは時間がやってくれるでしょう。私が興味を持っているのは彼らの主張の真偽ではなく、そのベクトルにこそあります。それが外に向かっているのか、それとも内に向かっているのか、ということに尽きるのです。
 主張とは基本的に外に向かうべきものと私は考えます。つまり世に問うとういうことです。しかし、残念ながらそうでない主張も世の中にはたくさんあります。たとえば、新聞とはそこに掲載されている記事が記者や委託された人間によって書かれている以上、主張の集合体であるといえます。にもかかわらず、まるで身内向けの回報でしかないような新聞がいくつもあります。お馴染みの宗教系や共産系のそれらだけを指していうのではありません。全国紙といわれるものさえも読者を減らす中で、鉄板と思しき購読層を繋ぎとめるために、その方たち向けの耳にやさしい偏った甘言だけで紙面を構成する、そんな傾向が見受けられます。おそらく新聞を読む人は今後も間違いなくどんどん減っていくので、彼らの主張が世に問われることはもうないでしょう。
 しかし、ネットは違います。利用する人はこれからもますます増え、使いこなしていく層も厚くなっていきます。しかも無料でアクセスできるサイトが基本のため、多くの情報を手軽で瞬時に、居ながらにして、そして何より公平に手に入れることが可能です。それはより多面的なものの見方や考え方を知りたいと願う我々の欲求を充分に満たすものです。ぜひ我こそはという方は、そこで自らの主張を繰り広げ、幅広く世に問うて欲しいと思います。ただ一点だけ申し上げるならば、彼らの存在が、傀儡子の操る情報戦の駒にならないことを祈るばかりです。

 

 ところでおまえの主張はどうなんだ、とのお言葉もあるかと存じますので、控えめながら申し上げます。
 アメリカに一票入れたいたいと思っています。希望的な側面を添えて申し上げました。
 簡単にその根拠をご披露するなら、中国にとって彼らが喉から手が出るほど欲している”友””名聞”は、これからの十年でも手に入れることはできない、そう思うからです。細かい話は次の機会にでもゆっくりとお伝えいたします。
 これからの十年、我々はいかに中国に対して、間違っていることを間違っていると言えるか、それを問われる月日になると思います。当たり前のことを当たり前に言えないもどかしさの伴う十年になりそうです。
 私も少しずつですが世に問いかけていきたい、そう思っています。
 最後になりますが、ロシアだけではなく中国にも、聖なる母の言葉、”愛はまず手近なところから始まります”を捧げたいと思います。彼らが何をさしおいても、まず愛さなければならない人たちは、間違いなく彼らの国の中にこそいるはずだからです。

 

今日のおまけ(剛力無双にご用心)

 主張や情報、ニュースは”世に問う”べきものでなければならない、このことを旨とする私ですが、一体これは外を向いているのか、それとも内に向いているものなのか、よくわからない、つまり誰に向けられたものでもない行先不明の宙ぶらりんの情報というものがたまにあります。観測気球なのかなと思ったりすることもありますが、何を観測しているのかも見えてこないので本当に謎です。
 具体的にはこれらがそうです。
□ 破局でも「強メンタル」の剛力彩芽 2020年は大ブレイクの予感 (1/16)記名なし

□ 剛力彩芽が人気再燃 オスカーお家騒動で「残りものに福」となる?  (4/18) 宝泉 薫

 ご安心ください、剛力彩芽が大ブレイクすることも人気が再燃することも、恐らくはないでしょう。
 剛力彩芽に対する世間のニーズが今も昔もどこにもなかったことは、既に過去の壮大な実験で証明されたはず。それでも今、あえてこれである。
 これでもかっこれでもかっ、そんな声が本当に聞こえてきそうです。千本ノックを受けさせられた球児の頃のトラウマが甦りました。
 元恋人への当てつけならば、なにも「AERA」がわざわざ本人の代わりにそれをしてやる必要はないでしょうに。もちろんこれが記事になりえたのは、大手のオスカー所属のタレントにだからこそできる所業だと理解はしていますが、まったくもって常軌を逸しているといえます。
 我々はこれまでも多くのごり押しを見てきました。例えば、風間俊介が「朝ドラ」に抜擢されたり、とろサーモンの「M-1」やハリウッドザコシショウの「R-1」獲得などがジャニーズや吉本のそれであることは間違いないわけですが、我々はそれらを一種の慰労なのだろうと諦め受け流してきました。その後の彼らが平常運転に戻ったことを踏まえると、それは彼らがきっと我々の見えないところではあるが頑張った、その報われ方として必要だったのだと。そしてそれは私の嫌う内向きではあるが、事務所の後輩などへの励ましとしても機能するのだろうと。
 ではこのケースにもそういった身内へのメッセージが込められているのだろうか?いいやそれはない!なぜなら、彼女でなければこんなにも無計画で無限にチャンスが与えられ続けることなどありえない、誰もがすでにそう悟っているからです。
 なぜもって剛力なのか?「AERA」がオスカーに対して借りがあるのは間違いないとして、同様にオスカーも剛力に何かを握られているのかもしれません。
 というわけで、私は個人的に、この「AERA」の剛力彩芽の記事は結局のところ広告なのだろうと解釈いたしました。 

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  訂正しておきました♪