Till Eternity

どこよりも遅く、どこよりも曖昧に・・・・

こないだ速報 22/ 2/10

 北京オリンピック、まったく観てないので何とも言えませんが、盛り上がってるんすかね・・・・。”感動” とか ”メダル ”だけではなくて、”失格” とか ”不可解” とか、ネガティブなワードがネット上では散見されるようです。冬の五輪は記録よりも ”判定” とか ”審査” の介在する競技というか演技が多いので致し方ないのかもしれません。スポーツ観戦というのはどんな競技であっても、結果いかんに関わらずフラストレーションを感じてしまうもの。できれば勝敗以外の要素でそれを溜め込みたくはないですね。実はここからこそが本番、そんな風にならないことを祈っています。

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 ”不可解” といえば、春のセンバツを巡ってもありましたな。

number.bunshun.jp

 こういう動きも出ているようです。

www.nikkansports.com

 この署名活動、スポニチではなく日刊が抜いているところがミソですかね。原因はいろいろとあるのですが、一番のそれは東海地区から二校しか選ばれない、というか、選ばれなくなった、ということでしょうか。

 15年以上前は三校選ばれていましたが、九州に取られた年があって、その翌年だったか神宮枠ができた関係でその一枠は召し上げられたまま戻ってはこなかった。以降、記念大会や神宮大会優勝以外は二枠のまま。

 この全国に割り振られた枠について綾をつけるとすれば、中国と四国で併せて五枠あるのに、なぜ東海で二枠なのか、というあたりか。もちろん割合で言えば、片や計九県で五枠、こっちは計四県で二枠・・・・。うーん難しいところですが、中国・四国には調整枠があるので、四国だけで三校選出というような年があるのですよ。となると不公平感が出てきます。人口的に言えば、愛知一県だけで四国の倍以上。そこに岐阜、三重、静岡が合わさるというのに二校って、やっぱおかしい。

 以上が枠の問題。でっ、今回静岡の聖隷クリストファー高校が選ばれなかったのは、秋の東海大会の決勝が日大三島との静岡勢の組合せとなったのも大きかった。一部ではその段階で嫌な胸騒ぎがしていたようです。というのは、すんなりその二校を選出してしまうと、愛知、岐阜、三重の三県から選ばれなくなってしまう。歴史的にいえばこれまでその前例はなかったと思う。つまりは地域性。これが決め手となって大垣日大が選ばれたのでしょう。だから戦力云々は後付けです。

 にも関わらず高野連はあれこれ聖隷クリストファー大垣日大の比較をしてみせて、もっともらしく選考理由を作文するから炎上するのです。ありゃあかんで。はっきりと地域性と謳った方が良かったと思う。

 現実的な解決策は、今回図らずも問題が表面化してしまったのを良いきっかけにして議論を重ねていただいて、中国・四国の枠を一つ減らして東海に持っていくのがベストでしょうね、ええ。

 がっ、そうは簡単にはいかない。ここで最大の問題が出て来る。それは毎日新聞

 主催新聞社としては、中日新聞が盤石の東海地方よりも四国のマーケットの方が重要、というのがある。どんなに東海地方の高校が春の甲子園を盛り上げても、肝心要の新聞の部数は伸びませんでは意味がない、というわけ。

 以上の理由で、恐らく東海二枠は据え置かれるのではないかと。静岡の方には残念ですが、今後も県内に魅力的なチームが二校出てしまうと、今回のような悲劇は繰り返されることになると思う。

 ただ、地域性については、なぜもっと21世紀枠を上手く活用しなかったのか、という疑問は残りますね。高野連は岐阜や三重あたりにそれらしいのを事前に見つけて用意しとけよと。選考理由を捏造するのは得意じゃん、ねぇ。

 個人的に申し上げるならば、毎日新聞高校野球における役割というのは終わったと思うんだよな。そのあたりは以前書きました、

tilleternity.hatenablog.jp

 オールドメディアがどんなに頑張っても、業績低迷の流れを押し返すのはもう無理。じり貧を受け入れるしかないんだから、売れるものは高く売れるうちに売って、その時に備えた方がええと思いますよ。

 ただ一点お詫びが。上の記事で書いた別府大分マラソンは今後も毎日新聞主催で続くようです。開催が終了したのは朝日新聞主催の福岡国際マラソンでした。関係者の皆さまには謹んでお詫び申し上げます。

www.betsudai.com

 

 次にプレミアリーグの国内放映権について、先月結局DAZNは獲得できなかったようだと書きましたが、W杯アジア最終予選ではその存在感を示せるようです。

www.nikkansports.com

 良かったですね、国内サッカー重視路線は決して間違っていないと思いますよ、ええ。この一試合で値上げの価値があったかも、知らんけど。

 そしてこの秋に控えたカタールW杯の放映権にも決着の日が、

www.sponichi.co.jp

 結局180億でなんとABEMAが落札だそうです。前回のロシアW杯が600億ですから、ついに来る時が来た感じ。今になってあれは300億だったなんて話が出ているようですが、ABEMAは恐らく映像の二次利用の必要がないので安くで叩けたのか・・・・? まぁ百歩譲って額面通りに受けとめれば、16年前のドイツ大会の水準まで一気に落ちた感じ、そこは否めません。これぞデフレ王国日本の真骨頂か。 

 そんで早速、日本はW杯の放映権料すら満足に払えなくなってるじゃん、まさに没落する日本の象徴だぜ、みたいに報道したオールドメディアがあるらしい。おいおいって感じ。決してそうではありません。もう一度整理しますが、前回のロシアW杯まではFIFAの懐に入る全放映権料のなんと 1/6 を我が日本が、何か知らんけど払わされていたというのにね。このあたりで書いたか、

tilleternity.hatenablog.jp

 改めてこの表をお示ししますが、

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 最もサッ力ー熱の高いヨーロッパの強豪国は、何か知らんけどお友達価格ともいえる程度の額で据え置かれているのです。特にイギリスは、この表に載ってないことでも判るように、宗主国だからなのかなんなのかそのあたりの事情は知りませんが、日本の1/5も払ってない。あの国にはクラウンジュエルなる独自の法律みたいなものがあって、たとえばイングランド代表のサッ力一の試合は、タダで全国民が観れる環境にしなきゃならない、そういうものらしい。それをFIFAが丸呑みしたってこと・・・・? 

 しかし、である。クラウンジュエルはあくまでイギリス国内のロー力ルルールであって、FIFAは 「価値に見合った放映権料を払え!」、そう主張すべきところなのに、何か知らんけどそれが罷り通ってやがる。もうこのあたりについて書くとなると、”何か知らんけど” を連発する以外ない。そもそもFIFAってそんなお人好しの集まりか・・・・?

 要は、各国の放映権料っていうのは、実は ”言い値” だったと。そして一番申し上げておきたいのは、W杯の放映権料を巡って、日本はFIFAにいいようにハブられていたってこと。放映権料の値付けに確たる根拠はなく、払うと言ってるところから取れるだけ毟り取れ、つまりはそういうこと。イギリスとかフランスやイタリア、スペインは、馬鹿高い放映権料を持ちかけるとキャンキャンやかましく吠えるから、とりあえずその分日本に吹っ掛けて回収しよう、ってところか。

 よくもまぁと思うが、なんでそれができたかといえば、上の記事でも書きましたが、JCというのができて、民放4社とNHKが組んでいるのですが、毎回W杯の放映権料の実質半分以上(一説には7割)はNHKが男前にも負担。当然その原資は受信料なり税金。だからそこから出せば誰も気付かんし文句も言わんやろ。日本人はアホやからそれでも有難がって夜中に試合を見よるわシメシメ、ほら丸く収まった、そんな感じ。

 でっ、一番腹立つのは、そのシナリオは当然のように電通が書いているってところ。まさに税金の無駄遣いあるところに電通在りですわ。

 普通我々サラリーマンは転勤で引っ越す際でも、必ず相見積もりを最低三社から取って、それで交渉して一番安いところと契約しろ、当然領収書は総務に提出っ、っていうのが常識。恐らく誰もが経験してます。そういう文化ですよね、普通は。

 なのにこの国のオールドメディア様ときたら、何百億もの金を出すというのに、世間の相場の確認すらしません。たとえばお隣の国に、「韓国さん、どれぐらい包んでいるんですか? いえいえ、できれば前々回のブラジルあたりで結構ですので教えてくださいませ」 ぐらいしろっ! なんでイタリアの6倍、ドイツの3倍も払うんだよ。理由を教えてくれやっ!

 結局は、電通FIFAの窓口になって全権を委任されて、「じゃあこれぐらいだから払って!」、みたいにして決まってしまう、それが前回のロシアまで。

 別に民放が払う分は良いと思いますよ。自分で稼いだ甲斐性で払うんだから、我々がギャーギャー文句言う話じゃない。でも半分以上をNHKが勝手に徴収した受信料やら国から下りて来た予算、つまり税金から払っているから頭に来るわけですわ。

 でっ、ようやく一昨年あたりからNHKの金の集め方や使い方がどうもおかしいぞ、って話が国会で出て、やっとこさメスが入って、それで渋々無駄遣いはやめます、って白旗揚げたのがこれ、

www.asahi.com

 それでも受信料の値下げは見送りって・・・・。その代わりに事業規模縮小は飲んだ。しかし粘って社員の待遇はそのままなので、どんだけ身内や既得権益に甘いかって話ですわ。民放でも早期退職が始まっているのにね。

news.tbs.co.jp

 そもそも民放も含めてテレビ局、オールドメディア様は許認可制で競争というものがありません。特にNHKの場合、営業というか、稼ぐという行為自体が存在しない。受信料は黙っててもチャリンチャリーンなので、コスト意識が芽生えるわけもなく、電通に良いカモにされ言い値の放映権料を黙って受け入れてW杯を放送していたというわけ。ようやく令和になってそれがなくなりそうですね、やれやれ。

 最後になりますが、不肖この私もNHKの受信料は一応払っていますので言わせていただきます。NHKさん、少しでも良い番組を作って下さいね、見ないけど。

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こないだ速報 22/ 2/ 8

 キャンプもあっという間に第2クール。それも今日ぐらいで終わりでしょうか、紅白戦や練習試合も始まります。スポーツ界の話題はもっぱら北京オリンピックに持っていかれて、その裏で細々とやってるって感じなのですが、そんな中、最も傑作だったのはこれかな・・・・。

www.chunichi.co.jp

 新監督として、まずは初日にビシッと全選手にこう訓示して、その流れから、

www.nikkansports.com

 そしてオチはこれ、

www.nikkansports.com

 選手は全員陰性・・・・。さすがは中日、緊張感持ってやってますな。そりゃ球界一黒い男が監督として帰って来たわけですから、宜なるかなと。浮かれてるのはあんただけだよ、って感じか?

 まぁ表向きは旧知の間柄である片岡から感染したってことになっているのかもしれませんが、立浪だけに、一体誰からもらって来たんやと、コアな野球フアンならそう思うでしようね、ええ。

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 次は阪神。矢野監督の退陣の波紋があっちこっちに飛び火。まずはピン、

www.sanspo.com

 キリはこのあたり、

www.sanspo.com

 広岡の言ってることが正論で、江本のは論外だとは思いませんが、まぁ、あの異例の辞意表明を良いように言う人なんかいませんわな。球児の必死のフォローが、かえってヤバさを際立ててました。ただこういう時だけOBぶる江本もどうかと。普段はヤクルトサイドで解説とかしてるのにね。

 もうあまり取り上げたくないのですが、阪神ファンとして言いたいのは、責任っていうのは、取らされるのではなくて、取るものですよと。去年のシーズンの終了から結構な時間が経ってから辞めると、しかもキャンプイン直前に言い出すなんて、いかにも不自然で、裏でいろんな暗躍があったように思われてしまいます。広岡や江本がどうこうではなくて、世間がそう判断します。

 先月の監督会議で ”サイン盗み” について改めて潔白を訴えたみたいだけど、そういうの、やらないほうがええから。だいたいサンズを後半二軍に叩き落としたことをどう説明するんかね・・・・。整合性が取れてないぞ。辞めるのなら、「選手はー切悪くない、ぜんぶ俺が墓場まで持っていく」、それぐらい言ってからにしてくれや!

 あの件について、100パーこっちが悪いんだけど、そもそもヤクルトも、なんというか、所詮こんなチームなのにさ。

www.dailyshincho.jp

 高津がどんな奴かは知らんけど、似たようなもんだろ。コンプライアンス軽視で経営努力皆無のあんな糞球団に言われ放題の上に、優勝まで浚われて・・・・。

 贔屓目抜きにして、どっちが常日頃から真剣に球界やファンのことを考えているかって言ったら明らかにこっちなのに、今じゃあの件ですっかりヒールですわ。方や堂々の日本一・・・・。

 返す返すもああいう変な動きを結果オーライで野放しにしてた矢野、それに井上、おまえらは万死に値する、今からでも遅くはない、すぐ辞めてくれっ!

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 何か気分が晴れるようなことはないもんかとあれこれ探しましたが、明るい話題はこれぐらいか、

www.tokyo-sports.co.jp

 よっしゃーっ♫   初打席で見事なもんやで! 練習から頑張ってるって、そうそうその通り。今年はサインをこっそり教えてもらわなくても大丈夫や。

 でっ、誰から打ったんやったっけ・・・・・?

www.daily.co.jp

 藤浪・・・・・・・、まずその口元を尖らせるのをやめるところからやり直さないか・・・・。

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Tigers, be Till Eternity

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 待望のキャンプイン! まさに球春到来って感じですが、一球団だけお通夜やってるのがありますわ・・・・。よーいどんでストーブリーグが始まった、というのは球界初でしょ。これは偉業、まったく新しい。
 矢野が辞めてくれるのは正直渡りに船ですが、それなら三か月前にそれ言ってよ。ギリ二か月前でもいいから。だってせっかくシーズンが改まったのに、今年もあの件を引き摺ることになってしまった。矢野がなんで辞めるかっていったら、あれしかないから。

www.zakzak.co.jp

 選手が今年一年、また去年の7月6日の例の出来事の続きから野球をやらなきゃならなくなる、それは勘弁してやって。しかもヤクルトはあの一件以降、チームにまとまりができて優勝争いを制する好材料になったそうで、まったくこっちにすりゃ立場ないで。
 実際サイン盗みを指摘した村上はあれで男を上げたそうじゃない、これではさすがに阪神とはいえファンが離れる。

cocokara-next.com

 上げた人がいれば当然下げた奴らも出て来るわけで・・・・。よっぽどの物好き以外は、落ちていくナイフには危なくて手なんて出さんでしょ。ファンが離れるっていうのはそういうこと。
 それに、ここに来て辞めるっていうのは、ああやっぱりやってたんだ、って改めてファンにそう思われるんじゃないかと、まぁやってるんですけどね。つまりはそれに駄目を押したのですよ。

 そもそもチームの一部の選手が組んで、首脳陣の目の届かないところであれをやるっていうのはありえません。やるのならチーム全体で、一試合につき数度、ここって場面でやるもんでしょ。もちろんここっていうのは首脳陣が決めて指示を出すんじゃない、監督なりHCなりが。なのに村上に指摘された挙句、逆ギレしてボケ、コラッ、って・・・・、ねえ?

iromame-beans.jp

 まったく恥ずかしい。去年で終わらせとけよって話を、最悪な形で蒸し返しやがった。

 前にも書きましたが、そもそもV逸の原因は間違いなくあれなんで。精神面だけではなく、戦力的なダメージもありました。特に近本が全然走らなくなっちゃったのは大きかったと思うぞ。なんで走らなくなったかって? そりゃサインを盗みに二塁を狙いに行きよるで、なんて思われるのは嫌でしょ。以降、ベンチの雰囲気も最悪みたいだし、今もそう。
 繰り返しますが、去年責任取って辞めてくれりゃ、選手も気分一新で今シーズンに入れたというのに。そもそもキャンプの前日に辞めるって言うなんて、前代未聞、普通ではありえません。世間様からも、よっぽどの事情がそうさせたという舞台裏を見透かされるので、それがあの一件である以上、サイン盗んだ責任を取らされました、って外に向かって言ったも同然。間違ったメッセージが流れていってる。責任というのは、取るもんであって、取らされるもんじゃない。さらに性質が悪いのは、それを言った人間が、監督なりHCとして今シーズン通してベンチに残るって、どう・・・・?

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 挙句そいつが教師然として、”辞める時に後悔を減らす努力を” とか、”見本となれる一日を積み重ねていきたい” とか言うわけ・・・・。そりゃ誰だってお説の通り、日々大切に野球に取り組まなきゃ、とは頭の中では判ってるんでしょうけど、今年でケツ割る奴に言われたくはないわな。

 余命一年を宣告された病人のいる家庭がまともな日々を過ごせますか、っていう話で、私もそういう経験があって、確かに帰り来ぬ一日の積み重ねではありましたが、決して充実したものではなかった。前向きになれるような要素はないですよ、一日として、その間。
 矢野にしてみれば、去年のシーズン終了と同時に辞めたら、サイン泥棒の汚名を着せられたままになる、それだけは避けたかったんでしょうね。でもそれを避けるようでは監督ではないのでは? サイン盗んだのが、百歩譲ってー部の選手の暴走だとしても、結局のところその責任は監督にあるとも思う。兵の責任は将にあり、兵の手柄は兵に、それが将たるものの最低限のマナーだと思うのだが。

 結局矢野監督はそれを受け止めることに耐えられず、時間差を作って逃げるわけで、そういうことをする方が ”見本になりたい”、なんて言っても、選手がついてくるとは思いません。
 阪神タイガースを愛する気持ちが少しでもあるのなら、去年のオフにきっぱりと、責任を取る、そう言って辞めて欲しかったですね。

 我々は阪神タイガースが好きなんです、阪神タイガースを愛しているんです。強かろうが弱かろうが、選手が間違いを犯そうが、世間の見本になろうが、そこに変わりはありません。亡き父がそうであったし、私がそうであるように、妻もそうだし娘もそうなるでしょう。これは阪神に限った話ではないのですが、ファンはそうやってチームと時間を重ねていくのです。その心は世代を超えて受け継がれていく。だからその名に傷がつくようなことが起きれば、時の将がその咎を受け止め責任を取り、チームを去るべきです。そうやってチームは守られるのだし、それこそが後世に渡って見本となる姿だったと語られるのではないだろうか?

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迎春 キャンプイン 謹賀新年

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 昨夜、無事阪神のドラフト振り返りを書き終え、一月中にシリーズを完結させることが出来ました。まさに今、一息ついております。

 とはいうものの、今日はキャンプ初日、ゆっくりなどできますまい! いやぁ、メデタイメデタイ♫

 というわけで、突然ですが野球オタにとっての正月とはいつでしょうか? 今風に言えば、この答えによってオタ感染度が判明します。つまるところ正月とはPCR検査なのかもしれませんね。

 開幕日を正月とする方は微陽性といったところか、つまりライトなオタである。

 普通に正月は正月だ、というオタは陰性、その看板は下ろした方が良さそうです。

 私のような野球という泥濘にどっぷりと浸かり「ECMO」とー心同体になっているような野球オタにとっての正月とは、間違いなく2月1日、即ち今日なのです。

 まぁ不謹慎な喩えはここまでにして、ここからのーか月は全球団のキャンプを楽しみたい。どうせオープン戦で容赦なく現実を突きつけられ、開幕と同時にフェードアウト、即ストーブリーグ突入というのもあり得るのだから。

 

 一応見どころを球団別にまとめることにします。

 まずヤクルトは去年新人王に押した山野木澤の二年目を追いたい。

 巨人はドラ2の山田と去年のキャンプで猛プッシュした秋広、そして指名後の会見で原に名前を間違われた平内あたり。

 広島は黒原松本の新人トリオ。

 中日はブライト鵜飼の右の大砲コンビ

 横浜は徳本三浦東京六大学出身の二人。

 オリックスは去年腐した高校生1、2位の山下

 ロツテは逆に伊藤将司より上と持ち上げた中森とまさかのドラ3廣畑

 楽天は言うまでもなく今年ー番の出物と評した松井

 SBは笹川正木の大砲デュオ。

 西武は新人王候補隅田と高校7年生佐藤の両左腕。

 日ハムは去年故障に泣いた五十幡

 最後に阪神であるが、やはり一応ファンでありますので全選手ということで、そこはご容赦願いたい。というわけで以上の選手たちを中心に、本日より始まるキャンプを追いかけて参ります。

 それでは新春を祝って、娘の想い出の姿で締めたいと思います!

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ドラフトを振り返る 最終回 悩虎編

 去年の10月からですか、遅々として進まなかったこのシリーズもめでたく最終回、本日は我が阪神タイガースです。

 総括でも繰り返すと思うのですが、今の阪神のスカウト、たいへん良いです、冗談抜きで。なんで急にこんなに良くなるのだろう・・・・? まったく謎である。

 なので、彼らが選んだ選手にどうこうというのはないんです。ただまぁそこは各球団平等に、極めてシニカルに書いて行こうかと思う。

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<本日の謎>

 森木の謎

 まず一位の森木はドラフト前に書きました。

tilleternity.hatenablog.jp

 良くてヤクルト梅野の上位互換。悪けりゃそのまま梅野を一回り大きくしただけって感じか。なので、夏の甲子園前に雑誌「ホームラン」の表紙を飾ったりして、いかにも今年一番の目玉みたいな扱われ方をしているのが不思議で仕方なかった。

 スリークォーターは別に悪いわけではないが、この手の投手で戦力になるタイプは腕が撓って長く見えるものなのですが、残念ながら森木にはそれがない。なので本当に一位入札があるのか注目していました。そして結局それはなく、外れ一位重複さえも・・・・。西純とまったく同じパターン。

 正直言うと、あの時も西純より及川を評価していたのですが、

tilleternity.hatenablog.jp

 森木はさすがに三位はないが、蓋を開けたら二位でも不思議ではないと踏んでいました。仮に阪神が入札してなければどうだったのか、広島あたりが拾ったのかなぁ・・・・? 

 私は直接一度も森木を観ていないので、こういう物言いはどうかと思うのだが、ここまでの軌跡、怪物中学生を経て現在に至る経緯、球速は中学時代に150㌔で高三で154㌔ などなどを傍から眺める限り、やはり伸び代を感じることができない。

 ただ、実際に森木の投球を何度か観たり取材した方ほど、逆に森木のプロ入り後の成長の余地を示唆している点には明るいものを感じる。実際堂々のー位指名なわけですし。本音で言うと阪神フアンとして、自分の勝手な思い込みが外れて欲しい、そして阪神のスカウトや「野球太郎」の評価こそが正しい、そう心から願っています。

 まぁぶっちゃけ、これ以上はここでとやかく言っても詮無い話。森木自身にマウンド上で証明してもらうしかない。とはいうものの、そう流してしまうとわざわざブログで取り上げた意味がない。なのでそのあたりをもう少し食いついておきます。

 まず、やはり彼の生命線であるストレート、プロ入り後本人が目指す、そう宣言した160㌔に手が届くのだろうか・・・・?

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 ここで少し遠回りして、十年ほど前、野球オタたちの胸を揺さぶったある発言をご紹介したい。それは、

プ口入団後、球速が落ちるのは当たり前

 これは当時の中日の中田編成部長の言葉。ソースが見つからないのが残念なのですが、続けてこうも言っている。

確かにハードな練習をすれば、多少速くなる投手もいます。でも、大半はプ口に入ってストレートの球速が落ちます。というか、落とすんです」。

 でっ、この発言のポイントは二つある。まず一つ目はその対象。どうやら高校生も含まれているということ。もちろんすべての高校生がというわけではない。スカウトが注目し、ドラフト候補に名前が上げられる、そんな投手はということだった。

 この発言を受け、私の周囲がかなりざわついたのを覚えている。私自身も、厚かましくも知り合いの野球関係者に直接この発言をぶつけてわざわざ真偽を訊ねた。特に高校生投手についても当てはまるのかと。

 シンプルにいえば答えは ”Yes” 。もちろんいろんな前提があっての話だが、概ね納得とのこと。それは少なからず私の中で衝撃だった。と同時に、我々野球オタにとってある種神話の域に達している ”江川選抜甲子園最強伝説” に現実味が帯びた、そう想起した。この件についてはいつか書こう。

 次にポイントの二つ目であるが、それはこの発言の重さ。なぜならスカウトを束ねる編成側が、そう言葉にしたからである。そこに尽きる。

 そもそも私が知っているスカウトたちは、そういう発言はしなかった。例えば暗黒時代の阪神のスカウトなどは、140㌔出るか出ないかの高校生を連れてきて、フォームが奇麗だから、とか、身体にバネがあるから、とか聞こえの良い方便を盾にして持ち上げたうえで、プロ入り後、三年もすれば常時145㌔以上投げられるようになるはず、太鼓判! そんな無責任なコメントばかりであった。つまり後はコーチが育てて伸ばすんだから知らん、そういうこと。

 確かにプロには科学的、また体系的に優れた指導法が存在する。何よりコーチは己の経験則に基づき、商売として生活を賭けて選手を指導するわけだから、アマチュア時代より高度な育成環境がそこにはあるはずだ。しかも、アマとの指導法とは、目指す方向性がそもそも違う、というのもある。つまり、プロではその長きにわたるシーズン、2月のキャンプから秋の合同練習まで、ほぼ一年間投け続けられる体力こそが求められているのであり、そのうえで各々の投球の再現性が大事、ということ。年に一ヵ月間、ベストの状態なら160㌔が投げられます、というのとは本質的に異なる。そのためのプロとしての指導ということ。

 やはり先の中田氏の発言は特別であった。育成する側のよくある言い訳ではなく、いみじくも選手を選び、送り、委ねるスカウトの口から出ただけに重いのである。

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 私は森木に160㌔も将来のMLBも望まない。まずはシーズンを通じて平均145㌔、先発として5イニング投げ切れる体力をつけることを願う。そう念じて彼の投球を改めて点検すると、やはりシュート回転するストレートに課題を感じる。さらにいえば、プロで通じそうな変化球が縦のスライダーしかないというのも心許ない・・・・。

 指名後、森木は腕の位置を上げ、ボールの回転軸を意識して、具体的に1時10分の角度で投げられるよう取り組んでいるとのこと。意識の高さが伺えるとともに、ドラフト前に期待されたー位入札に届かなかった背景についての分析にも怠りはない。本人の目指すところ、描く未来図にも間違いはないだろう。

 ただ、ここに来て腕の位置を変えるというのはどうか。色んなところへの影響は必至。それになぜ高校で腕を下げたのかという謎も依然残ったまま。初心に帰って中学時代のフォームに戻す、ということか? まぁ、本人も承知の上でとは思うが、ゼロから出直す覚悟が必要とされるだろう。そういう意味では二軍のキャンプ地である安芸は地元でもあり、自分のペースで取り組めるのではないだろうか。

 また森木で気になるのは精神面。中学時代から期待を背負い続けたストレスもあるのだろうが、自分を見つめ直すとして寮を出て自宅から通ってみたり、頭を修行僧のように剃り上げる姿には迷いと、どうもパフォーマンスが先行するタイプなのでは、という危うさを感じる。

 また、あれほどまでに彼と周囲が熱望した甲子園は一度も叶わなかったというのに、彼の引退後、特に戦力面で秀でているものがあるわけでもない後輩たちがあっさりとそれを成し遂けるあたりに、何か憑き物が落ちた、そんな感覚が野球部にあったのではと、そして四国の怪物が在籍した三年間、高知高校も張り詰め続けていたのだろうと察する次第である。

 いろいろと未回収のものはあるが、幼い頃から地元の熱い期待を背負い続け、藻掻きながらも森木はプロに辿り着いた。望み通りのドラフトー位で。しかも指名したのは高知とは浅からぬ縁のある阪神。運命を感じるではないか。鳴呼、この二月、一度でいいから安芸に行きたい! 虎フアンとして彼をウオッチするのは野球オタ冥利に尽きますわ。まったく楽しみである。

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 二位以下の皆さんの謎

 二位の鈴木は馬カだけならカープの一位黒原と遜色はない。迫力はこっちが上。ただあえて乱暴な言い回しをするが、変化球がスライダーしかないのだ。チェンジアップもあるにはあるが、今のままではプロ入り後投げることはないだろう。そこに順位の違いが出たか・・・・。

 果たしてフォークは投げられないのか投げたくないのか、鈴木の謎はそこだ。そのあたりはキャンプではっきりするだろう。こちらも楽しみ。ただこの二種類でも、及川が先発に回った後釜は務まると思う。中継ぎで頑張って欲しい。本人は先発志向かもしれないが、そこはしっかりと首脳陣が説得すべきだろう。

 三位の桐敷についてはここ、

tilleternity.hatenablog.jp

 ほぼ伝えておきたいことは書いた。なので、とにかくスライダーが本当に良くなったのか、そしてどう良くなったのか、幅なのか角度なのか、そこを見極めたい。桐敷の謎はそこ。2月の練習試合には出てくるだろう。しっかりキャンプで見届けたいと思う。

 スライダーのキレ如何ではー気に新人王候補にも成りえる、真剣にそう思う。今年の一軍キャンプのー番の楽しみである。

 4位の前川についてもここで書いた、

tilleternity.hatenablog.jp

 

 こちらもほぼ語り尽くした。

 後ろの膝というのは打者にとって重要なパーツである。ここの形が変な打者で大成したケースを私は知らない。何でも形は大切なのだ。たとえば身内でいえば北條である・・・・。

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 この右膝の向き、変だと感じませんか? スイングの後、前の左膝がショートあたりを向いているのに、なぜ後ろの右膝が一塁を向いているのか? 右打者は少しでも速くー塁に到達することを意識しているからだ、そういう見方もあるのだろう。しかし私の見立ては違う。上の写真の打球はいずれも投手より左。つまり引っ張り込んでいる。だからスイングの後もしばらくは、前の膝や腰の回転に引っ張られる形で後ろの膝もショートあたりを向いていないと。たとえば同い年の大山の場合、

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 両膝は揃って同じ方向を向いている。これが普通。では何故北條の両膝はスイングの後違う方向を向いているのか・・・・?

 答え、それは北條が後ろ脚を引き、そして右膝の回転、送りが甘いから。だからああも簡単にスイングの後一塁に向かって切り返せるのだ。こういうタイプの打者に飛距離は望めない。ショート、セカンド失格で、サードしかない北條に長打は必須だというのに、である。まぁフェニックスでライトにホームランという情報もあるので、少しは変わったかもしれないが、その後すぐに怪我・・・・。安芸で出直して欲しい。

 すっかり北條の話に変わってしまったが、言いたいことはー点。前川の後ろ脚の膝の向き、そこが謎なのである。しかし安芸ではその謎解きはしない。まだ卒業式前の高校生。夏頃に鳴尾浜で直接確認したいと思う。

 5位の岡留はサイドからのカ投型。ぎこちないテークバックから強い球を投け込む。タイプ的には桟原か? 2位の鈴木同様縦の変化球が欲しい。ツーシームで三振を取ってはいるが、どうにも東都のストライクゾーンはガバガバ。プロはあの球に手は出さない。

 岡留はフォークやシン力一は投げられるのだろうか、そこを謎としたい。東都のストライクゾーンとスピードガンが謎であることも申し添えておく。

 6位の豊田は高校時代に夏の甲子園を制したチームの4番、であるがその割に目立たなかったか。要所で怪我をするところもマイナスか。打撃は相変わらず左腰の開きが早く、投手としてはシメシメなのだが、この選手の真骨頂はここからで、後ろ脚に重心が残っているので粘れる。先に挙げた北條、そして江越はここで残せず前に突っ込んでしまう。 まぁもちろん豊田がプロの攻めの前に重心を後ろに残せるかといえば、春先はその限りではないだろう。

 変化球はそこそこ上手く打つようなので、150㌔近いストレートの反応も見てみたい。でっ、この選手の謎はグリップ。細いタイカップ式で左小指は掛けずに、そしてゴルフグリップ・・・・、まさに謎。これ、プ口でも続けるのだろうか? また北條の話になりますが、彼の高校時代も同じくゴルフグリップ。プロ入り後速攻でやめています。果たして豊田はどうする? 安芸でもこの謎が引き続き見られるのか注目! 同い年の小野寺よりはこっちが1軍ではやると思いますよ。

 7位の中川は桐敷と同じくお値打ち指名で書きました。とにかく勝負強い。ただキャッチャーだけに出場機会が・・・・。できれば外野やセカンドの適正も見てみたいのだが。

 また脚の速さはどうなのか? 夏はホームランを二本打ったが二塁打三塁打はなかった。つまり走る姿を観れなかった。文字通り謎はそこか。

 育成ー位の伊藤は変則気味のスリークォーター左腕。小さいテークバックでインステップ気味に踏み込み140㌔台を投げる。ただコントロールに難あり。

 因みに筒井の初荷。その配置は正しかったのか? 彼の活躍が筒井のスカウトへの異動の謎を解くだろう。単なるジョブローテーションではないと思いたい。

 総括

 ここ数年、阪神のスカウトの皆さんの質は本当に上がった、そう実感している。それは去年のドラフトでも同様。暗黒時代や岡田政権時を知る者として感慨深いものがある。是非とも引き続きよろしくお願いしたいものである。

 これまでの流れでいえば、持ち上げた後、必ず綾をつけるのだが、今回はそれをしない。今は優秀なスカウトたちの労を報いたい、ただそれだけだ。本当に一年お疲れさまでした。

 明日はキャンプ初日。正月である。今はやっかいだったシリーズを区切りまでにようやく片付け、まさに年越しの気分である。

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ドラフトを振り返る 志獅編 & 堕鷹編

 一月というのは野球オタにとってセンバツ出場校決定の知らせと共に終わるのですが、その一報が今年も届きました。

baseballking.jp

 二松が選ばれた模様。ちょっと複雑かな・・・・。あんな気の抜けた野球を決勝でやっておいて、去年の覇者東海大相模を出し抜いたか。試合はCSそっちのけで観てましたが、市原さん、8回の段階で勝利というかセンバツ当確を早とちりしたような采配でした。これを薬に本番ではきっちりと勝つ采配をお願いします! 無理だけど。

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 というわけで、今回は西武と楽天のドラフトをまとめて振り返ります。

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 両チームのファンの方には申し訳ない。正直言うと、この2チームが指名した選手、結構な数ドラフト前に書いてまして、ぜひ、このあたりを参照願います。

tilleternity.hatenablog.jp

 

tilleternity.hatenablog.jp

 

tilleternity.hatenablog.jp

 

 西武の隅田、佐藤、古賀、羽田、SBの風間、正木、木村あたり。がっ、それではさすがに芸がないので簡単に補足していきます。

<本日の無芸>

 西武指名選手補足

 まず隅田は文句なく今年の新人王候補一番手。二桁勝つのではないかと。元南海の吉田豊彦に似てると書きましたが、そもそも吉田豊彦を知っている人がいないか・・・・。とにかく回転の効いた球を投げます。小気味よいという言葉がぴったり。ちょっとフォームが高いので球も高めに浮きがちですが、それで空振りも獲れるので帳消し。飛翔率が高いのも御愛嬌。心配なのはチェンジアップの球数をどこまで抑えられるかだと思います。乞う御期待。

 佐藤は高校7年生と腐しました。フォームがバラバラなのが気になっていたのですが、やはりスカウトの評価は低かった。SBの和田を手本にしているようなのだが、物真似で終わっている。入団後もフォーム探しの旅は続くかも。

 古賀は結局3位まで残った。やはりサイズの無さが仇となったか。順位にとやかく言いたくはないが、國學院の福永より低いというのはどうなのか・・・・? 少し中大に綾をつけたい。

 ドラフト前に牧について書きたいみたいなことを仄めかしたのだが、言いたかったのは、あそこまでの選手を1位で送り出せないのは大学側に問題がある、ということ。右打者でホームラン20本、打率3割をクリアした新人なんて清原以来だろ。その前はとなると長嶋まで遡るのでは? 今後も当分は出ない。それほどの逸材。もし牧に大学時代に三塁を守らせていたら、守備への懸念は消えていたと思う。確かにずんぐりむっくりとした体形は見栄えこそ悪いが、三塁線の当たりを逆シングルで抑えて自慢の強肩で刺したりするシーンをスカウトにお見せできていれば、自ずと評価も変わったのではないか?

 翻って古賀であるが、去年終始四番や三番を打たせていたわけで、スカウトにしてみれば、別にそんな姿は見たくないだろ。春は結構打ったが4番だけにまぁそんなもんかで終わってしまったし、秋は一転不振になって逆に目立った。例えばトップを打たせて切り込み隊長として機能するところや、二番で押っ付けるところを見てもらっていれば順位も変わったのではないか・・・・。

 この大学、今年以降も野手だけ見れば森下を筆頭にあいつもこいつもとプロで通じる選手がかなりいるだけに、もう少しスカウトへのアピールを考えた采配をして欲しい。1位や2位でプロ入りする選手が続けば、高校球児や指導者の見る眼も変わってくる。自然と有力選手が集まる。つまり演出も重要! ドラフト前に、プロ志望を出さなかった高校生野手で注目しているのは浦和学院の松嶋一択だと書いたが、進路先は中大だった。大変不安である・・・・。

 4位の羽田は190cmオーバーの大器。しかし怪我持ちでもあり今年は慎重に、基礎体力をつけることに専念してください。

 5位の黒田も羽田同様に焦らず身体作りを、逆に6位の中山は邪魔な筋肉を落とすことから始めてください。

 SB指名選手補足

 一位の風間はフォームの硬さが好みではない、ってなことを書きました。真上から堂々と投げ下ろす姿は好感であるが、上体に頼った投げ方に不安を感じる。下半身の使い方がSBの育成手腕によってどう変わっていくのか注目したい。

 二位の正木は個人的にはブライトや鵜飼よりは上と見ていただけに、右の大砲狙いに徹した中日の見事なスルーに遭って少なからずショックを受けました。身体能力ではブライトに、小器用なところは鵜飼より確かに劣る。しかしメンタル面やタイミングの取り方はこちらの方が上、というかマシなんだけどな。

 期待される未来図には思い切って男石井の名を挙げたい。どんなに空振りを繰り返そうと、あの豪快な打撃フォームは貫いて欲しい。

 木村は選抜でこれはっ、と思わせるものがあっただけに夏のガックリ度が高く、思わず指名はあっても下位だろう、ってなことを書いた。春にピークを迎えてしまう投手にありがちなのだが、何かが足りないんだよな。一つ一つの球は良いが、少なくとも勝てる投手には見えなかった。こちらもプロ入り後の変化に期待。

 野村大竹については観ていませんので、特にコメントはございません、失礼いたしました。

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 西武指名総括 

 今回のドラフトの傾向は、ズバリ恵体。隅田と古賀以外は見上げる様な選手ばかり。中塚を育てられなかったことなどすっかり忘れているご様子。しかし、である。この球団、こと育成にかけては信じられないことを起こす。誰もが無理と思った選手を堂々と一人前に仕上げたかと思えば、重複指名の逸材を潰したり干したりで、どうにも所沢には球界では推し測れない空間が存在するようだ。

 そういう意味では羽田がどのような成長曲線を辿るのか注目している。MLBが涎を垂らすような剛腕に育つかもしれないし、地元が近いだけにいきなり寮から遁走とかいうのもあるかもしれない。

 隅田は二桁が堅いだけに、一気に首位争いに顔を出すのではないでしょうか。

 

SB指名総括 

 ドラフト云々の前に、監督が最終的に藤本で落ち着いたのにはびっくりした。生え抜きとはいえ南海の選手。SBの持つ独自の雰囲気、あのセリーグをも凌駕するようなスケールというか何というか、とにかくそういった佇まいが彼にはない。むしろ大阪球場の負のオーラを引き摺っているようにすら感じる。恐らく福岡のファンも心配しているのではないか。その不安がペナントに影響を与えなきゃ良いのだが。あの監督が指揮を執る限り、Aクラス入りは遠いと見る。

 そしてドラフトはといえば、前にも指摘したが案外というか、冷静に見渡すとこの十年程失敗を繰り返している。そしてその穴を、育成出身が埋め合わせている感じ。そこは確かに立派であるが、二軍三軍は下剋上を地で行くが如く乱世を極め、雰囲気は常に一触即発だという。定期的にお縄になるようなのが出るようだし、疲れ果ててギャンブルに癒しを求める選手も多いと聞く。そろそろあの質より量の育成乱獲システムにも限界が来ているようだ。今年はこれといった上がり目を感じない。

 なのに昨年のドラフトでは、敢えて時間のかかる選手ばかりを選んでいる。地元の即戦力NO.1左腕も華麗にスルー。現有戦力によっぽど自信も手応えもあるのだろう。お手並み拝見である。

 

 DAZN値上げ続報 

 最後に前回取り上げたDAZNプレミアシップ放映権ですが、どうやらダメだったっぽいな。ある筋からのものではっきりとした情報ではないのですが、すでに某動画配信サービスの名前も上がっている。しかも落札したのは韓国の企業のよう。残念ながらエンタメ業界は日本より上やで、トホホ。

 果たしてそこからお裾分けいただくのが、DAZNなのかそれ以外なのかは現時点では判りません。期限が今日あたりなので、DAZN側からなんの発表もないということは結果的に手放すということか? 落札してたら値上げ直後だけに、即発表でしょうから。果たしてドコモやauはあそこまでする必要があったのか? SBや楽天はどう出るのか? 携帯業界は韓国に翻弄されるかもしれませんな。

 ってことで、最悪のシナリオが濃厚。DAZNの値上げはプレミア放映権を工面するための苦肉の策ではなく、単に刈取りの時期が来たからってこと、それだけ。日本のスポーツマーケットが焼き畑農業にならないことを祈っています。

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こないだ速報 22/ 1/27

 昨日は暖かい一日でしたね。洗濯物や布団干しが捗った、そんな午後だったのではないでしょうか。

 さてさて世間を見渡せば、そんな風に洗ったり乾かしたり干したりするぐらいではどうにもならないような問題ばっかりのようです。

www.msn.com

 いいと思う♫ 参院選も立憲共産党で行きましょう!

 一方の与党も冴えません・・・・。

www.sankei.com

 公明が中国に忖度しているようですが、自民の中にもそういう輩がかなりいるわけで、どうにもあきまへんな。これでは間違ったメッセージが世界に向って流れていくぞ。岸田はどの面下げてG7に出席するのだろうか? 少なくとも国益は損なわれます!

 

 話変わって先週の金曜の昼過ぎ、仕事で難波を歩いていて、無料のPCR検査所の前を通ったのですが、若者を中心に長蛇の列・・・・。これは陽性者数一気に伸びるぞ、そう思いましたわ。そしたらこれ、

www.asahi.com

 下のは表は一日前の公式発表の数値。

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 一日二十万以上の方がPCR検査を受けている。そりゃ増えるって。ポイントは重症者の数が抑えられているところだと思うんだけどなぁ・・・・。

 もちろん新規陽性者数と重症者数に連関はありません。重症者数の分母はあくまでも日々積み重なった陽性者数の230万人。しかし、基本的な重症者の傾向は、検査時にはっきりとした自覚症状があり、つまりその時点ですでに酷くなっていたり、基礎疾患の持ち主のケースが多いという。なのであくまでも個人的な仮説ですが、PCR検査者が増えて新規陽性者数が毎日過去最多を更新しようとも、一定の割合でしか重症者数は増えてはいかないように思うのです。新規陽性者数を嬉々として報じることに、どれほどの意味があるのでしょうね? 引き続き新規陽性者と重症者の数値をチェックしていく所存です。

 

 一転スポーツ界に目を向けると、今一番の話題はこれか、

www.itmedia.co.jp

 遂に本性現しやがったなぁ、この腐れ外道めがっ!

 まぁ値上げの幅はともかくとして、近いうちに値上げはするとは思ってましたよ、ええ、入ってないけど。

 というのはこれ、

www.sportbusiness.com

 つまり、DAZNのコンテンツの柱の一つであるプレミアリーグの放映権の入札が先週国内で始まって、かなり高騰した、もしくは高騰している模様。背景はこれか、

insidersport.com

 総額27億$、契約期間六年で更新しました。五年後にサッカーW杯を控えるアメリカとしては、ほぼ言いなりで契約した感じでしょうか。年約500億ぐらい。

 去年の暮れのこの契約がプレミア側を強気にして相場を引き上げた、そんな感じ。そしてまさに今、日本で入札がされているその最中。そしてDAZNとしては、なんとかプレミアとの契約継続に目途が立った。しかしその額は目ん玉が飛び出て鼻血が出るほど。さすがに止血すべく今回の値上げに踏み切った、そんな風に推測します。恐らく年明けには下交渉が済んでいたのではないかと。

 まぁこれは天邪鬼の私としては、あくまでも最大限好意的に受けとめた場合。

 じゃぁ最悪のケースはといえば、プレミアとの交渉は宙に浮いたまま見切りで値上げに踏み切った。去年度あたりには既にシナリオが描かれていて、最初から今年のJリーグの開幕を狙い打ちにした、というもの。

 そもそもプレミアの日本国内での契約がアメリカの半分の規模で収まったとしても、今回の値上げ分は持っていかれるんじゃないかな? だからプレミアの放映権が重なったのはたまたまで、裏で別個でこの話が進んでいた、ってこと。だいたい去年の年間視聴数ベスト10の内訳は、日本代表最終予選が6、プレミアが3、Jリーグが1。日本代表の試合とJリーグ、つまりこの国のサッカーさえ独占的に抑えていればそうそう離反者は出ないという読み。

 DAZNの契約者数は現在170万人と言われている。そしてかなりの額の赤字が続いているとも。後50万人増えれば黒字化するのか、はたまたWOWOW並みに280万人ぐらい必要なのか、そのあたりの皮算用は私ごときには判りません。とりあえず今回大幅な値上げに踏み切った。当然相当の解約者数を見越してのことであろう。DAZNがどこまでプレミア放映権に拘るのかで、謎のヴェールに包まれていた今後の戦略が見えて来るかも。

 などど言ってる間に以下の報道がありました、

www.itmedia.co.jp

 「答えられない」ってところステキ♫ こういうの好き!

 しかしこれ、値上げ分はドコモが負担なのか、それとも当初からの長期契約提示でDAZNが価格を据え置いていたのか・・・・? どうも前者っぽいらしく、仮にそうなら、一般ユーザーがDAZNの値上げ分を間接的に払うことを意味するのだが・・・・。

 次にこれ、

news.kddi.com

 一度値上げの通知メールを先週バラ撒いて白旗上げたauが突貫工事でドコモに対抗。ここでもDAZN値上げの皺寄せが一般ユーザー様に向かうのではないのか? プラン内容が複雑すぎて私にはさっぱ判らんわ。

 でっ、個人的に一番楽しみなのは、プレミアの国内放映権がどうなるのか、ってところ。サブスクを巡って、どうやら二つのキャリアが踏ん張った。もし仮に私がソフトバンク楽天の立場ならば、お得プランで対抗するのではなくて、一気にプレミアの放映権を抑えにかかるな。昔のスポナビプラスが復活するみたいな感じで。

 DAZNからCL同様プレミアが抜けたら、キャリア二社が頑張ったところで魅力なしと判断され、海外のサッカーファンを中心に結構な退会者が出ると思う。もちろんその行先はプレミアを抑えたところ。水面下で例の二社による血みどろの闘いが繰り広げられているかも、特には知らんけど。

 因みにプレミアの放映権は一社の独占ではなく、最大三社までの分割契約が可能とのこと。結果は今日にも出るかもしれません。とりあえず楽しみに待つことにしますわ!

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